庭の草刈りは誰にとっても労力のかかる作業です。その負担を軽減してくれるのが、「電動草刈り機」です。
音もエンジン式ほど大きくありませんし、価格もそれほど高くありません。そこで今回は電源草刈り機の相場や購入場所についてご紹介します。
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////電動草刈り機とは
手作業で草刈りをするとなると、腰をかがめた状態で長時間の作業が必要です。しかし、電動草刈り機を使えば、そのような労力から解放されます。
電動草刈りの仕組み
電動草刈り機の特徴は、シャフトと呼ばれる長い棒の先についた円形のカッターを回転させて草を刈るという形状にあります。
立ったままの姿勢で地表近くで草刈りができる仕組みになっています。
基本的な形や草刈りをする仕組みは同じですが、使用する素材の違いによっていろんな種類の電動草刈り機があります。
まず電源コードにより外部から電力を供給するのか、それともバッテリー式でコードがないのかといった点で異なります。
さらにシャフトの先端にある刃も、金属製か樹脂製かといった違いもあります。
電動草刈りの使い方
電動草刈り機の使い方について簡単に説明します。
電動草刈り機はシャフトの先の円形カッターが回転している状態で、本体を動かして草を刈るようになっています。
刃の回転方向に本体を横に動かすので、両手でシャフトを押さえて腰を使うのがポイントです。
円形の刃は左回転をしているので、電源草刈り機は右から左に移動させて刈るのが基本です。逆に左から右に動かすと「キックバック」という刃の跳ね返りが発生するので危険です。
電動草刈りの使用上の注意点
電動草刈り機はキックバックのほかにも、注意すべき点がいくつかあります。
まず草刈り機の刃は必ず、地面から少し浮かせた状態を保ちます。重さで刃が下がり地面に触れると、石などと接触して刃やモーターを傷めることになります。
また柔らかい雑草の場合には、刃の回転速度を上げるようにします。回転数が足りないと草が刃に絡んでしまうからです。
コード式とバッテリー式のどちらが良い?
電動草刈り機はコード式とバッテリー式のふたつのタイプがあります。それぞれメリットとデメリットがあるので、一概にはどちらが良いとは言えません。
たとえばコード式の場合にはバッテリー式のように電力供給の時間に制限がないのが特徴です。そのかわり、コードの長さ以上の場所へ移動することはできません。
またコードが絡んだり、場合によっては回転する刃に当たってコードが切れる危険性もあります。
バッテリー式は場所を問わずに使用できるのが特徴ですが、駆動時間に制限があることと、毎回充電をしなければならない点に注意が必要です。
ハンドルのタイプを選ぶ
電動草刈り機には大きくわけて、Uハンドルタイプとループハンドルタイプ、2グリップタイプの3種類があります。
それぞれ使い勝手が違うので、どれを選べばよいのかは草刈りをする場所によって異なります。
Uハンドルは両手でしっかりとシャフトを固定できるタイプです。本体を横方向に水平移動させて使用します。
広範囲の雑草を刈るのに適しています。
ループハンドルはシャフトにループ状のハンドルとグリップがついているのが特徴です。
両手でそれぞれを掴むことで、細かな動作ができるようになっています。傾斜地や障害物が多い場所に適しています。
2グリップはハンドルがなく、ふたつのグリップがシャフトについています。このグリップを握ることで、細かな動作ができるのが特徴です。
////電動草刈りの価格相場は?
それでは、電動草刈り機の価格相場について説明します。参考にしているのは、価格.comです。
コード式電動草刈り機の相場価格
コード式の電動草刈り機はだいたい、1万円弱から3万円弱が相場です。
安い製品は回転刃がナイロンコードになっています。ナイロンコードとはその名のとおり、ナイロン製のヒモが回転して草を刈り取るものです。
金属製よりも安全ですし、障害物に当たっても刃こぼれがありません。そのかわりに金属製の刃よりも切れ味は落ちる点は否めません。
1万5千円くらいから、金属の刃が数枚取り付けてあるロータリー式や細かな金属刃がついている「チップソー」が出ています。
バッテリー式電動草刈り機の相場価格
バッテリー式の電動草刈り機は5千円台から8万円近くまで、実に幅広い価格帯で販売されています。
1万8千円くらいから、刃の形状がチップソーのものを購入できます。
一方で刃の形状がナイロンコードのものは、2万7千円くらいのものまであります。
電動草刈りの購入場所
電動草刈り機はどのようにして購入すればよいのでしょうか。
まず実物を見るのであれば、ホームセンターに行けば購入できます。品揃えはホームセンターによっても違うので、場所によっては取り扱い数は少ないかもしれません。
ホームセンターの通販サイトでは品揃えが豊富なところもあります。
次に家電量販店の通販サイトでも購入できます。実店舗で置いてあるところは少ないでしょう。しかし通販であれば、ある程度の品揃えがあります。
ほかにも価格.comなどの通販サイトで購入できるので、近場にホームセンターがない人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
もちろん実機を見ることができませんし、店員さんに質問することもできません。気になる製品があれば、複数の通販サイトで口コミを見て参考にするとよいでしょう。
電動草刈り機を購入するにあたっての注意点
電動草刈り機は価格帯が広いので、どれを購入すればよいのか迷うかもしれません。そこで、購入するにあたり注意すべき点をご紹介します。
ナイロンコードは小石に注意
比較的安価で購入できるナイロンコードの電動草刈り機ですが、地面すれすれで草刈りをすると小石を飛ばすという意見を聞きます。
人に当たるのももちろん危険ですが、駐車している車に小石がぶつかり傷をつけることもあるようです。
金属製のカットソーも小石をはじきますが、それほど飛ぶことはないようです。
そのため、ナイロンコードの電動草刈り機を購入する場合には、高めの位置で刈るとよいかもしれません。
電源コード式は断線に注意
基本的に電動草刈り機は高額なものほど作りがしっかりとしています。
草刈りの能力はさほど変わらないからと安いものを購入すると、耐久性という点で問題が生じるかもしれません。
コード式の電動草刈り機の場合、そのコードの断線が問題になるようです。
庭の隅々まで本体を動かすので、電源コードに負担がかかるのが原因です。とくに本体とコードが擦れる部分が断線しやすいので注意しましょう。
あらかじめ保護テープを貼っておくなどの処置をしておくとよいかもしれません。
また購入を検討している製品の電源コードが二重絶縁になっているかを確認しておくとよいでしょう。
もちろん断線しても、自分で修理はできます。ショートしないように、新しいコードを半田付けして防水テープを巻けば処置できます。
パワーが小さいものはモーターの焼き付けに注意
充電式の電動草刈り機はバッテリー電圧の異なるものが販売されています。電圧が大きくなるほどパワーがあり、長時間の作業が可能です。
ただし重量も重くなるので、特に女性は軽いものを検討することになるでしょう。その際に注意が必要なのは、パワーの大きさです。
電圧が小さいとパワーも小さくなり、密集しているような雑草を刈るのに手間がかかるかもしれません。
しかし面倒だからと一気に刈ろうとすると、モーターに負荷がかかって焼け付いてしまいます。モーターが焼けてしまうと刃が回転せずに使用できなくなるので注意しましょう。
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まとめ
電動草刈り機は普段買い物をするような店舗では、なかなか取り扱っていません。通販サイトであれば、ホームセンターや家電量販店などいろんなサイトで販売しています。
相場価格も1万円程度から数万円まで幅広いので、気になる製品は口コミなどを参考にチェックしてみてはいかがでしょうか。
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