庭の外構にもいろいろありますが、アスファルト舗装でおしゃれにアレンジすることもできます。
水はけが良く施工も簡単というメリットがあるので、デザインを楽しむこともできるでしょう。そこで庭のアスファルト舗装について詳しく解説します。
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アスファルト舗装とは
まずはアスファルト舗装の特徴をご紹介します。
アスファルトとコンクリートの違い
コンクリートはセメントと水、砂や砂利を混ぜて固めたものです。
一方でアスファルトはガソリンや軽油などを作る時に残る残留物と砂利を混ぜたものとなります。
コンクリートは白っぽくアスファルトは黒っぽいという見た目の違いもあります。素材が柔らかいので、静音性が高いという特徴を持ちます。
庭をアスファルト舗装にするメリット
庭をアスファルト舗装することのメリットは何でしょうか。
雑草が生えない
庭をアスファルト舗装しておけば、雑草が生えることがありません。
またコンクリートのように目地を入れる必要がないので、一面をアスファルトにすることで雑草が生える隙間もないのが特徴です。
ただしコンクリートよりも耐久性が低いため、劣化によりひび割れすることがあります。
そのまま放置すればひび割れしたところから雑草が生えるので注意しましょう。
水はけが良い
庭をアスファルト舗装すれば水はけが良くなることもメリットとなります。
土のままでは、雨が降ったあとに庭に出ると靴が汚れてしまいます。ガーデニングをしている場合など気になることでしょう。
アスファルトであれば雨が降ったあとも靴が汚れることはありません。
ただしアスファルトはコンクリートと異なり、表面に多少の凹凸があります。乾くまでは水たまりができる点に注意しましょう。
コンクリートよりも柔らかい
小さな子どもが庭で走り回るような場合には、コンクリートよりもアスファルト舗装のほうが向いています。
アスファルトはコンクリートよりも柔らかいので、足やひざ関節への負担は少なくなります。
工事の手間がかからない
アスファルトの施工はコンクリートよりも手間がかかりません。費用も安いので、コスト面でも大きなメリットがあります。
施工してからの乾きも時間がかからないので、すぐに庭に出ることができるでしょう。
ただし施工したばかりのアスファルトは臭いが気になる点には注意が必要です。
庭をアスファルト舗装にするデメリット
庭をアスファルト舗装にするデメリットも把握しておきましょう。
耐久性が低い
アスファルト舗装はコンクリートよりも耐久性が低いのが難点です。
耐熱性も低く、劣化によりひび割れすることもあります。そのため、長く使用するのであればメンテナンスが必要です。
たとえば子どもの成長に合わせて庭をデザインし直すような場合には、メンテナンスの負担はさほどかからないでしょう。
駐車スペースには不向き
アスファルト舗装は耐久性が低いため、車を出入りさせると劣化が早まります。
庭に駐車スペースも設けるのであれば、砂利にするかコンクリート敷きが向いているかもしれません。
一方でひび割れしても補修が簡単という利点があります。
夏場は熱くなる
夏場は直射日光を受けると路面温度が高くなります。
そのため、庭をフェンスで囲っているような場合には庭全体が暑くなるのが難点です。
オープン外構にして風通しを良くすることで、少しは和らげることができるでしょう。
////庭をアスファルト舗装でおしゃれにする方法
それでは庭をアスファルト舗装しておしゃれにアレンジする方法をいくつかご紹介します。
道路から庭への出入り口にアスファルトを
オープン外構で道路から庭への出入り口を一面にアスファルトにするとおしゃれです。
庭全面ではなく道路に面する部分を一部アスファルトにしておいて、庭は土にしておきます。そのコントラストがデザイン的にもおしゃれに見えます。
あるいは土のかわりに砂利にするのもよいでしょう。
また車を置くこともできるので、駐車スペースとしても活用できる実用性があります。
石畳とアスファルトを併用
庭にアスファルト舗装を施し、小道として石畳を敷けばおしゃれな雰囲気に仕上がります。
フェンスを竹垣にして植栽も施せば、和風モダンな感じになるでしょう。シンプルながらも黒いアスファルトと敷石のコントラストが映えます。
アスファルトと人工芝を併用
庭を一面にアスファルトにせず、人工芝と併用するのもよいでしょう。
アスファルトは夏場の熱が気になりますが、人工芝を敷くことで軽減できます。
またアスファルトの黒いと人工芝の緑のコントラストもおしゃれです。
あるいは色のついた「カラーアスファルト」を使用しても、緑との色の組み合わせを楽しめます。
建物側には人工芝か砂利を敷くことで、夏場の暑さ対策にもなります。
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////庭をDIYでアスファルト舗装する方法
庭のアスファルト舗装を自分で行う手順を説明します。
そもそもなぜ庭にアスファルトを?
庭はもともと土の状態ですが、そのままでは雨が降ったあとに出ると靴が汚れてしまいます。小さな子どもが遊ぶ時にも汚れますし、なんらかの施工が必要になります。
砂利を敷いてもよいのですが、歩き回るのであれば平面となるアスファルトが適しています。
特に小さな子どもが走り回る場合は、コンクリートよりも柔らかく砂利よりも平らで走りやすいアスファルトが向いています。
アスファルト材を購入する
庭のアスファルト舗装ができるDIY用のアスファルト材というものが販売されています。
ネット通販で簡単に購入できるので、まずは入手しておきましょう。
ただし通販などで購入できるアスファルト材は、あくまでも緊急の補修用です。そのため庭の全面に使用せず、一部で使用する程度にしておきましょう。
広範囲で施工するのであれば、外構業者に頼むのがおすすめです。
雑草を抜いておく
最初にアスファルトを敷く部分の雑草を抜いておきましょう。表面をならして平らにしておきます。
アスファルトを敷いて水をまき固める
次にアスファルトをまいて均一にならしておきます。平らになったら表面に水をまいていきます。
水をまき終えたら板を置いて、上から踏んで固めていきます。
均一に固めたらそのまま放置し、晴れていれば数時間で乾いて完成です。
庭のアスファルト舗装に関するFAQ
庭をアスファルト舗装しておしゃれにする場合の疑問点にいくつかお答えします。
雨が降ったあとの水たまりが気になる
通常のアスファルトは雨水が乾くまで水たまりができます。
気になるようなら、「透水性舗装」をすると雨水が染み込んで水たまりができません。
アスファルト舗装は駐車場に不向き?
庭の一部を駐車スペースにする場合、アスファルトはコンクリートよりも耐久性が低い点が気になります。
ただしひび割れが生じた場合の補修が簡単にできるメリットはあります。
また施工費用も安いので、一概にコンクリートのほうが良いとも言い切れません。
アスファルト舗装は黒だけ?
アスファルト舗装と言えば黒というイメージですが、「カラーアスファルト」というものがあります。
庭の雰囲気を明るくおしゃれにするために、カラーアスファルトを検討してもよいでしょう。
まとめ:庭をアスファルト舗装でおしゃれに
庭をアスファルト舗装でおしゃれにアレンジする利点はいろいろとあります。
施工そのものが簡単で費用が安く、カラーバリエーションもあるので明るい雰囲気に仕上げることもできます。
コンクリートと比べると耐久性が気になりますが、補修は自分で簡単にできるのでメンテナンスは楽です。
アスファルトを使っていろんなアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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