少ない費用で庭の雰囲気をおしゃれに変えられる「砂利敷き」ですが、「全部砂利にしたら失敗した…」というケースもあることをご存じですか?
手軽で便利な砂利にも得意・不得意な分野があるため、しっかり理解したうえで活用しないと後から撤去する事態になってしまうことも…
そこで本記事では、以下の3つのポイントについてくわしく解説していきます。
- 庭を全部砂利にして後悔した「3つの失敗例」
- 砂利敷きならではのメリットや魅力
- 施工前に気をつけたい砂利敷きのデメリット
記事を読めば、あなたの庭に砂利敷きが本当におすすめかどうか、はっきり理解できるようになります。
庭や駐車場を「コンクリート舗装か砂利敷きか」で迷っている方は、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね!
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////庭を全部砂利にして後悔した「3つの失敗例」

はじめに、庭の全面に砂利を敷いて失敗する、よくあるパターンを3つご紹介していきます。
①殺風景になってしまった
庭全体に砂利を敷いたら、思ったより殺風景な雰囲気になってしまったパターンです。
駐車場との境目も区別しにくく、庭なのか駐車場なのかわからなくなってしまうことも。
「シンプルすぎてつまらない…」と感じる方は、アプローチを別の外構素材にするだけでも印象が変わっておすすめです。
②雨で流れてしまった
敷地のぎりぎりまで砂利を敷いてしまったため、雨で道路や排水溝に流れてしまうパターンです。
流れてしまった砂利を元に戻すには手作業が必要ですし、かなりの重労働になってしまうでしょう。
敷地の端だけは舗装するなど、雨で流されない対策をおすすめします。
③自転車や車椅子が通りにくい
砂利の上は自転車や車椅子、ベビーカーなどが通りにくく、毎日の移動に苦労するパターンです。
特にデイサービスなどで定期的に外に出る高齢者がいる家庭では、かなりの負担になってしまいます。
砂利は小さなタイヤとの相性が悪いため、通路だけ舗装するなどの対策が必要です。
////庭を砂利敷きにする「3つのメリット」

庭に砂利を敷いてよかった!と思える、3つのメリットをご紹介していきます。
施工が安くて早い
庭に砂利を敷く大きなメリットは、少ない予算と短い時間で施工できることです。
ホームセンターなどで軽トラックを借りて砂利を運べば、DIYで驚くほど安く庭が完成するでしょう。
防草シートを敷いて砂利を乗せるだけなので、初めての方でもかんたんに作業できますね。
水たまりができにくい
砂利敷きは排水性が高いため、多少の雨が降っても水たまりやぬかるみができません。
コンクリート舗装や人工芝だと、経年劣化とともに水たまりができてしまうことも。
水たまりを放置するとカビやコケの原因になりますので、水はけが心配な庭には砂利がおすすめです。
防犯効果も期待できる
歩くとジャリジャリ音のなる砂利は、外部からの侵入者を知らせる防犯効果も期待できます。
ガラスでできた「防犯砂利」ならさらに大きな音が出るため、道路に面した家におすすめです。
砂利敷きなら予算も安くすむので、できるだけお金をかけずにセキュリティを強化できますね。
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////気をつけたい砂利敷きの「3つのデメリット」

つづいて、庭に砂利を敷く前に確認しておきたい、3つのデメリットについて解説していきます。
掃き掃除しにくい
砂利敷きの庭の大きなデメリットとして、落ち葉やゴミを掃き掃除しにくい点が挙げられます。
ホウキ掃き集めることができないため、手でひろうかブロワーなどで吹き飛ばすしかありません。
冬に葉を落とす落葉樹を植えている方は、植栽の近くだけでも別素材にしたほうが良いでしょう。
靴によっては歩きにくい
砂利の庭はハイヒールやカカトの小さなブーツなどと相性が悪く、かなり歩きにくく感じます。
また、歩くうちにどうしても靴を傷つけてしまいますので、光沢のある靴なども不向きです。
玄関から駐車場や道路までのアプローチだけでも、コンクリートなどで舗装することをおすすめします。
雑草が生えてしまうことも
砂利のすき間に雑草の種が蓄積してしまうため、防草シートを敷いていても雑草が生える可能性があります。
いちど根付くとそのまま地下茎を伸ばして繁殖することもありますので、早めの除去が肝心です。
雑草が気になるようでしたら、防草効果に優れたコンクリート舗装を検討してもよいでしょう。
【まとめ】庭を全部砂利敷きにすると失敗も!施工前に検討しよう
本記事でくわしく解説している重要ポイントを、もういちどおさらいしていきます。
- 庭を全部砂利敷きにすると、のっぺりとした殺風景な印象になることもある
- 砂利は雨で流れやすく、庭の端ぎりぎりまで敷くと流れてしまうことも
- 自転車や車椅子などの車輪で移動しにくいため、通路だけでも舗装するべき
- 庭に砂利を敷くメリットは「安くDIY」「後から変更」「雑草を予防」できること
- デメリットは「掃き掃除しにくい」「歩きにくい」「完全に防草できない」こと
かんたんにDIYもできて便利な砂利敷きですが、「排水溝まわり」や「庭の端」、「車輪が通る道」などはコンクリート舗装した方が使いやすくなります。
庭の一部を別の素材にすることでデザイン的にもメリハリが付きますので、全面を砂利にしようとお考えの方は、もう一度検討してみてくださいね!
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