【外構素材】防犯砂利とは?メリット・デメリットについても紹介

【外構素材】防犯砂利とは?メリット・デメリットについても紹介

防犯対策として「砂利」が有効というだけでなく、お庭のアクセントとして取り入れやすいということを知らない方も多いのではないでしょうか。

特に、踏むと大きな音が出る「防犯砂利」は日ごろの防犯対策で活躍するだけでなく、様々な色や石の種類があるため、ご自宅周りのオシャレの一環としても取り入れやすい特徴があります。

さらに、防犯砂利は自分でまくこともできるため、防草対策や手軽に始めやすい外構DIYのひとつとしてどなたでも入手しやすいのです。

今回は、防犯や防草・お庭のアレンジに取り入れやすい防犯砂利について、種類や取り入れるメリット・デメリットについても紹介します。

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防犯砂利とは?

防犯砂利
引用:Amazon

防犯砂利は、踏んだ際の音の強さが間近で聞くセミの鳴き声より大きい「74デシベル以上」する砂利のことです。

防犯砂利を踏むと大きな音で「ジャリジャリ」と音が鳴ることから、防犯砂利という名前で呼ばれています。

防犯砂利は通常の砂利よりも1周り大粒の砂利という点も、他の砂利と異なる点です。

防犯砂利の主な用途を以下にまとめました。

  • 防犯対策
  • 防犯対策+お庭のアレンジ
  • 防犯対策+防草対策
  • お庭の外構アレンジのみ
  • 防草対策のみ
  • 鉢底石
  • 庭木の冷害対策 など

防犯はもちろん、最近ではお庭の外観と防犯対策や防犯と防草対策と兼用している方だけでなく、鉢底石など防犯以外の目的として取り入れている方もいます。

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防犯砂利を取り入れるメリット

防犯砂利を取り入れるメリット

防犯砂利を取り入れることで得られるメリットを以下にまとめました。

  • 音で人がいることがわかるため防犯効果が高い
  • 雑草が生えにくくなる
  • 自分で敷けば侵入者の位置を特定できる場合も
  • 素材によっては自分でも手軽に敷ける
  • お庭や自宅の雰囲気に合わせた素材を選べる
  • 防犯砂利が余ったらガーデニングにも取り入れられる
  • 靴が汚れにくい
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防犯砂利を取り入れるデメリット

防犯砂利を取り入れるデメリット

反対に、防犯砂利のデメリットは以下が考えられます。

  • どの素材でも、転んだらケガをする可能性がある
  • 素材によってはひとりで作業ができない
  • 素材によっては交換時期が早く手間になる
  • 除草シートがないと完全な除草効果を得られない
  • 音の大きさによる近所トラブルが考えられる

防犯砂利は踏むと音が大きくでますので、ご自宅の外で犬などのペットを飼われている場合は、犬が防犯砂利を踏んだ際の音に特に注意が必要です。

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防犯砂利の種類は4種類

防犯砂利の種類は4種類

防犯砂利は主に4種類あります。

  • 発泡ガラス製
  • 天然石・溶岩製
  • 瓦製
  • セラミック製

素材によっては手に入りにくい防犯砂利もありますが、基本的にホームセンターやインターネット通販・ガーデニング用品店で購入可能です。

ガラス発泡製

リサイクルガラスを軽石のように加工したガラス発泡石製の防犯砂利は、手軽に購入できることから防犯砂利の定番品です。

軽石のようにしていることから、石には自然と空洞ができ、踏むと大きな音が鳴ります。。

メリット

  • 軽い
  • 音が大きい
  • 価格がお手頃
  • 重たくない
  • 自分で敷きやすい

デメリット

  • 軽いため強風や台風などで飛ばされやすい
  • 大雨時には流されてしまう
  • 衝撃に弱い
  • 耐久性がない
  • 定期的に敷きなおしが必要

天然石や溶岩製

天然石や瓦・溶岩製といった、天然素材の防犯砂利もあります。いずれも自然の石を利用していることから、ガラス発泡製の防犯砂利よりも頑丈です。

メリット

  • 重たいので風に強い
  • 水を吸収しやすいので雨にも強い
  • 色や形が天然カラーで庭の雰囲気に合わせやすい

デメリット

  • 価格が高め
  • 特に天然石は珍しいため入手が難しい場合も
  • 重たいため女性ひとりでは敷くのが難しい
  • ガラス製に比べると大きい音は出ない

瓦製

防犯砂利の中には、屋根などに使われる瓦を砕いた製品もあります。

瓦チップやクレイチップという呼び方をすることもありますので、購入時の参考にしてみてください。

粘土で作られることが多い瓦製の防犯砂利のメリットやデメリットは、天然石・溶岩製とほぼ同じです。

メリット

  • 和風や洋風の自宅に合わせやすい
  • 保水性があるため植物との相性が良い
  • 重たいので風に強い
  • 水を吸収しやすいので雨にも強い

デメリット

  • 価格が高め
  • 重たいため女性ひとりでは敷くのが難しい
  • ガラス製に比べると大きい音は出ない
  • 他の素材に比べるとひとつひとつが鋭利なのでケガの恐れが高い

セラミック製

セラミックという素材はセラミック製包丁などのように、私たちの身近な場所でも使われるようになりました。

セラミック製の防犯砂利では、電柱や電線からリサイクルされたセラミック碍子(がいし)が使われています。

他の防犯砂利よりも機能性があることから、近年流行っている新しい防犯砂利素材です。

メリット

  • 雨風に強い
  • 重さがあるので吹き飛ばされない
  • 耐久性に優れている
  • 天然石よりも大きな音が出る

デメリット

  • 機能性が高い分、高額

防犯砂利を取り入れたい!選ぶポイント

防犯砂利を取り入れたい!選ぶポイント

防犯砂利を取り入れる際は、価格もそうですが、防犯砂利の選び方も重要です。

防犯砂利は素材が多くあるため、ご自宅の雰囲気や状況に合った防犯砂利を選びましょう。

外構業者である当社が防犯砂利を選ぶポイントを3つご紹介しますので、購入を検討されている場合は参考にしてみてください。

1)音の大きさが「74デシベル」かどうか確認する

防犯砂利の音の大きさは素材によって異なりますが、防犯砂利と認められるには踏んだ時に「74デシベル」以上必要とされています。

多くの防犯砂利は、踏んだ時にどのくらいの音が出るかを明記していますので、購入時に確認すると良いでしょう。

2)防犯砂利を敷く場所をあらかじめ決める

防犯砂利を敷く場所を決めたうえで、形や大きさ・色を決める前に敷く場所を定めるのがおすすめです。

通路や窓際などに敷けば、不審者の行動を妨ぐ役目を果たします。防草シートと一緒に庭に敷けば、防草効果も期待できるでしょう。

また、リビングの窓から死角になる場所など、人目のつかない場所に敷けば大きな防犯効果が期待できます。

3)防犯砂利を敷いた後の外観や生活スタイルを考慮する

防犯砂利を敷く場所を決めたら、形や大きさ・素材は場所に合わせて選びましょう。防犯砂利を敷く場合、厚さは3~5㎝が適切とされています。

素材によっては自宅の外観とのバランスが取れなくなってしまう可能性がありますし、選択した色によっては太陽光でかえってまぶしくなってしまったなどという問題が生じかねません。

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まとめ

防犯砂利を取り入れることで、防犯効果だけでなくお庭との相性が良くなります。

最近では、防犯砂利の素材も豊富になってきたため、ご自宅の外観や雰囲気に合わせた防犯砂利を取り入れやすくなりました。

しかし、頻繁に足を踏み入れる場所では防犯砂利の劣化が早まり、交換の手間が考えられますので取り入れる素材をよく検討してから防犯砂利を購入しましょう。

防犯砂利の交換が負担に感じる場合は、外構業者に依頼し、ご自宅に合った防犯砂利を相談しながら取りれることをおすすめします。

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