【外構工事の疑問】庭に砂利を敷く場合の価格はどのくらい?

【外構工事の疑問】庭に砂利を敷く場合の価格はどのくらい?

庭の外構工事で砂利を敷こうという方は少なくないと思います。自分でも作業できることから、DIYでやってみようという方も少なくないことでしょう。

では庭に砂利を敷くとなると、どのくらいの予算があればよいのでしょうか。そこで今回は、庭に砂利を敷く場合の価格について考えてみます。

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庭に砂利を敷く際の作業内容は?

砂利

庭に砂利を敷こうとなった場合、すぐに砂利を購入すればよいというわけではありません。まずはその作業内容を把握しておきましょう。

庭にただ砂利を敷けばよいわけではない

庭に砂利を敷く理由はいろいろあると思います。デザインの一環として、防犯対策としてなどさまざまです。ただしひとつ言えるのは、単に砂利を敷けばよいというわけではありません。

土の上にそのまま砂利を敷いてしまうと、雑草が生えてくるからです。

そこで砂利を敷く前にまず、雑草対策を施しておく必要があります。また砂利の上を歩く際に安定して歩けるように、「地固めをする」という作業も必要です。

このように庭に砂利を敷く場合にはいろんな作業が伴うため、その予算も考慮しなければなりません。

砂利を選ぶ

まずは使用する砂利選びをします。砂利とひと口に言っても、その種類は実にさまざまです。

基本的には庭の砂利は見て楽しむもので、歩くスペースにあえて敷くということはないでしょう。歩く部分には敷石やレンガなどを敷いて、そのほかのスペースに砂利を敷く形だと思います。

とはいえまったく足を踏み入れることがないわけではありません。そのため、一粒の大きさや形を考慮しなければ、歩く際には非常に不便になります。

たとえば歩く部分には小さめの砂利を、植物の周りには大きめの砂利をというように、場所によって大きさを変えるとよいでしょう。

また景観を考えると、玉砂利のように丸く加工されたものがよいかもしれません。

このように考えていくと、どんな種類の砂利がよいのか絞ることができます。

色や大きさが揃っている加工された砂利は、それなりの価格になります。また砂利を敷く面積によって必要となる量も違うので、広い庭となればそれなりの価格になる点には注意しましょう。

まずは下地処理を

庭に敷く砂利が決まればあとは購入するだけ、というわけにもいきません。その前に下地処理が必要だからです。

庭の土に直接砂利を敷いてしまうと、その隙間から雑草が生えてきてしまいます。また砂利の上を歩く場合、下地処理をしておかないと歩きにくくなります。

下地処理で必要な作業には、以下のようなものがあります。

  • 掘削(雑草を抜くためにある程度土を掘っておきます)
  • 転圧(転圧機を使って土を固く地固めします)
  • 雑草対策(雑草が生えてこないように処理をします)

このふたつの作業は業者に頼んでもよいのですが、自分で行うこともできます。その際には転圧機をレンタルするなど、必要な道具を用意しなければなりません。

雑草対策が必要

地固めの転圧をする前にまず、雑草を抜いておきます。根が残ってしまうと砂利の下で成長することがあるので、土と一緒に根こそぎ抜いておきます。

雑草をすべて抜いたら、整地のための転圧処理を行います。

転圧が終わればいよいよ砂利を敷くかというと、そうではありません。このままではまだ雑草が生える可能性があるので、防草シートを全面に敷いておきます。

ここまでで転圧機のレンタル代や防草シートの購入費用が必要となります。

最後に砂利を敷く

下地処理が終わればようやく砂利を敷くことになります。問題はどの程度の砂利が必要になるのかということです。

庭に砂利を敷くのであれば、車が入ることはないのでさほど厚く積み重ねる必要はないでしょう。それでも上を歩くことを考えると、ある程度の厚みは必要です。

目安としては5センチ程度はみておいたほうがよいでしょう。あまり厚みがないと砂利が動いて、下に敷いた防草シートが見えてしまうことがあるからです。

5センチの厚みで砂利を敷き詰めるとなると、それなりの量が必要です。それを考慮して予算を計算することになります。

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庭に砂利を敷くにはどのくらいの予算が必要?

電卓とメモ帳とペン

それでは庭に砂利を敷くために必要な予算の算出をしてみましょう。

必要なデータは何?

砂利を敷くために必要な予算を計算するためには、次のデータが必要です。

  • 庭の砂利を敷く部分の面積
  • 砂利の厚さ

以上で必要となる砂利の量を計算します。庭に全面的に砂利を敷くのであれば簡単に面積を計算できます。

しかし実際には、植物の花壇があったりアプローチがあったりと、そう簡単には計算できないかもしれません。

ここはある程度は大雑把で構いません。砂利を敷くスペースを細かく分けてサイズを測り、面積を計算しておきましょう。

あとはその面積に砂利の厚みを掛ければ、必要とする砂利の量がわかります。だいたい目安としては、1平方メートルあたり砂利は60~80キログラムが必要と言われます。

この量で、厚さがだいたい3センチほどとなります。つまり5センチほどの厚さにするのであれば、少なくとも1平方メートルあたり100キログラムの砂利が必要となる計算です。

砂利はその種類によって価格が違いますが、10キログラムあたりだいたい500円から1,000円くらいとみておくとよいでしょう。

材料費を考える

砂利の価格は面積を計算することで、おおよその金額を算出できます。ほかに必要となるのは防草シートです。

防草シートも砂利を敷く部分の面積に応じて必要となります。

注意点としては、防草シートは細長い形なので何枚かを並べるようにして敷くことがあります。その際には、防草シート同士がある程度は重なり合うようにしなければなりません。

つまり余裕を持ってサイズを見積もる必要があるということです。

防草シートもその性能によって単価はかなり異なります。除草効果の高いものが必要なので、あまりに安いものは避けたほうがよいでしょう。

1メートル×50メートルくらいのサイズで1万円以上は見積もっておくとよいかもしれません。

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庭に砂利を敷く場合の価格

一万円が入った財布と電卓と小銭

それでは実際に庭に砂利を敷くのに、どの程度の価格が必要になるのかを計算してみましょう。

今回は砂利を敷く面積を20平方メートルで計算してみます。必要となる砂利は厚さを5センチにするとして、1平方メートルあたり100キログラムで計算します。すると、20×100=2,000キログラムが必要です。

10キログラムあたり500円の砂利を購入すれば、その価格は500×200=100,000円になります。

防草シートは50平方メートルほどで1万円のものを購入するとすれば、今回は4,000円ほどになります。地固めのための転圧機は1日あたり3,000円ほどでレンタルできます。

必要な費用としては以上になるので、総額として107,000円といった計算になります。

ほかに購入した砂利をトラックで運び込む場合には、トラックのレンタル料も加わります。

まとめ

庭の砂利敷きはDIYで行うことが可能です。その際の大まかな価格計算の方法をご紹介しました。

外構業者に頼むとほかに掘削費用や残土処理、設置費用や運搬費用がかかります。

逆に言えばその分の手間はかかるので、時間が取れないという場合には業者に任せるのもよいでしょう。

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