照明をもっと充実させておけば夜でもおしゃれで帰宅時にも安全な環境にできたのに、と自宅のライトアップについて再検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外構の費用をおさえるために照明については後回しにしてたけど、実際暮らしてみると自宅のライトアップの必要性について身を持って感じるというケースも多くあります。
ライトアップは夜の景観をおしゃれにするというだけでなく、事故を未然に防ぐための安全性や侵入者を防ぐための防犯性を高める効果もあります。
また、疲れて帰ってきたときに明るい空間が出迎えてくれるというだけでもホッとすることができるのではないでしょうか。
多くのメリットがある自宅のライトアップですが、やはり気になるのは照明を設置するための費用についてですよね。
今回は外構業者に自宅のライトアップを依頼したときの費用やDIYで設置したときの費用について比較していきます。
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////自宅をライトアップするためにまずは確認
ライトアップを自宅に加えるために、まずは必要な情報について確認するようにしましょう。
照明をつけてライトアップしたい場所、屋外電源の位置、照明の種類の3つについて見ていきます。
照明を設置したい場所
照明をつけてライトアップすることで、自宅のデザイン性を高めたり、日々過ごしているなかでの不満を解消させることができます。
自宅のどこをライトアップするのか、暗くなってから敷地を周ってみて確認してみましょう。
最初は場所を絞らずに照明をつけたい理由や効果についてすべてリストアップすることをおススメします。
門まわり
帰宅時や来客時に最初に目につく場所が門まわりです。
門まわりをライトアップすることで、明るく出迎えることができるだけでなく、表札も視認しやすくすることができます。
門まわりにシンボルツリーや植栽がある場合には、夜でも色鮮やかな印象にすることができ、光と影の演出も楽しむことができるでしょう。
またライトアップの仕方によりますが、自宅の入り口付近を明るくすることができることから防犯性を高めることにも繋がります。
アプローチ
足元をライトアップすることで、夜間の帰宅時や来客時に安全に玄関まで誘導することができ、なおかつ空間を演出することもできます。
アプローチのライトアップは実用的であり、空間のデザイン性を高めることもできるのでライトアップにはおススメの場所です。
門から玄関までのアプローチに花などの植物を植えている場合には、それらの色彩も浮かび上がらせることができるので、印象的な雰囲気を作り出すことができるでしょう。
ポールタイプの照明や地面に埋め込むタイプの照明もあるので、作りたい景観によって選ぶようにしましょう。
庭
外構工事で見栄えがよく使い勝手のいい庭を作ったのであれば、夜の顔も楽しめるようにライトアップするのは得策でしょう。
日が落ちたあとの庭は昼間とは違う表情があるので、部屋の中から見ても景色を楽しめますし、庭に出て夕涼みをするのにも最適です。
ライトアップの方法も好みによって選ぶことができ、庭全体を照らしてもエクステリアや植栽にスポットを当てても雰囲気を作り出すことができます。
また庭に死角になるような場所があれば、そこをライトアップすることで侵入者が隠れられるような場所を無くすことにも繋がります。
駐車スペース
夜に車の乗り降りをすることがあるという場合には、駐車スペースのライトアップも検討してみましょう。
車の明かりだけよりも乗り降りや荷物の積み込み積み下ろしの際にはそれを補助してくれる照明があったほうがスムーズに行うことができます。
また、駐車スペースにポールタイプの照明やセンサーライトをつけておけば、防犯性も高まり車の盗難を防ぐことにも繋がります。
車を頻繁に使うという方は駐車スペースのライトアップを選択肢に入れておきましょう。
自宅の外壁
夜の景観をおしゃれにしたいという理由からライトアップを加えることを検討している方は、自宅の外壁をライトアップしたり、シンボルツリーの影を投影するイメージをまず思い浮かべたのではないでしょうか。
自宅の雰囲気をおしゃれにすることができ、デザイン面を優先的に考えている場合にはより効果的な方法です。
ひとつ気をつけておきたいことは照明の明るさです。
近隣に迷惑をかけてしまったり、余計なものまで照らしてしまってデザイン性を損ねてしまうということには注意するようにしましょう。
自宅の勝手口など
普段人目につかないようなところをライトアップすることで侵入者が近づけないようにします。
勝手口や犬走りなど死角になるような場所があれば設置を検討してみましょう。
こういった場所にはセンサーライトが効果的ですが、雰囲気を高めるデザイン性は少なく実用面での設置ということになります。
照明に使う屋外電源の位置
ライトアップに使う照明は、電源を太陽光からとるソーラータイプと低電圧の12ボルト電源タイプ、一般家庭で使っている100ボルト電源タイプなどがあります。
ソーラータイプの場合、電源は日中の太陽光から取る形になりますが、他の2つの電源タイプは屋外電源を使用します。
自宅のライトアップを安定的にしたい場合、屋外電源が必要になり、その位置も大事になってきます。
ライトアップを行いたい場所の近くに屋外電源がなかったり、そもそも屋外電源が無いという場合には、ライトアップをしたい場所の近くに屋外電源を設置する必要がでてきます。
屋外電源を新たに設置する必要がある場合、その分の施工費用が必要になるため、ライトアップしたい場所の近くに屋外電源があるかどうかあらかじめ確認しておくようにしましょう。
ライトアップに使う照明の種類
自宅におしゃれで実用的なライトアップをするために、使用する照明の種類について知っておくことも必要です。
ライトアップに使う照明には、ポールタイプ、ブラケットタイプ、埋め込み式タイプ、スポットライトタイプ、センサーライトタイプなどがあります。
それぞれの特徴や設置場所の例について順番に見ていきましょう。
ポールタイプはポールに照明がついているもので、アプローチや庭、駐車スペースなどに設置して足元を照らします。
同じデザインのポールタイプを揃えることで、統一感を設置スペースに取り入れることができます。
ブラケットタイプは壁付けの照明のことで、門まわりや玄関、自宅の外壁に取り付けて空間を照らします。
さまざまなデザインがあるので、自宅や庭、門まわりなどのテーマにあわせて取り付けると相乗効果で雰囲気を良くしてくれます。
埋め込み式タイプは地面に照明を埋め込んで使用します。アプローチや庭、玄関のステップなどで足元を照らすために設置します。
スポットライトタイプは、集中的な光で自宅の外壁や植栽を照らすために使用します。光と影の演出がしやすく、デザイン性のある演出をすることができます。
センサーライトは人の動きなどを感知して点灯する照明で、防犯性を高める効果があります。デザイン性の面では劣りますが、防犯性を高めたい場所に設置することで敷地への侵入を阻みます。
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////外構業者に自宅のライトアップを依頼したときの費用
ライトアップを外構業者に依頼した場合、1箇所につきおよそ4万円程度が相場になります。
設置する照明や設置場所、屋外電源の有無で金額が前後しますが、照明1箇所4万円前後を目安にしておきましょう。
外構業者に工事を依頼した場合、照明器具代と施工部材代、取り付け費用や電気工事費用がかかります。
ポールタイプの照明の場合、支柱を建てるための工事費用がかかることや屋外電源がない場合には設置費用が別途かかります。
////自宅のライトアップをDIYでするときの費用
ライトアップを自宅に加えたい場合、DIYでするという方法もあります。
この場合費用は照明器具代や施工部材代だけで済むので予算をかけずに行うことができます。
ただし、照明を設置するための手間や時間、デザインや配線をしなければいけないため、その他のコストがかかるということに注意しましょう。
また配線を見えないようにしたりなど、外構業者に依頼したほうがきれいに仕上がるということもあります。
さらに100ボルト電源の照明は有資格者でないと工事を行えないという法律があるため、DIYでのライトアップはソーラータイプや12ボルト電源タイプの照明に限られます。
ライトアップはDIYかそれとも外構業者か
自宅にライトアップを加えるには費用が必要なため、DIYでするか外構業者に依頼するか悩んでしまうものです。
デザイン性や費用、仕上がりの3つのポイントからそれぞれの利点について見ていきましょう。
おしゃれなライトアップにしたい
日が落ちてからの自宅をおしゃれにライトアップをしたいという場合には、照明の種類や設置場所などについてしっかりと検討する必要があります。
ある程度イメージが決まっていて照明に関する知識も持っているということであれば、DIYで納得のいく施工ができるかもしれませんが、多くの場合イメージ通りの雰囲気にすることは難しく、照明の買い直しや設置場所の移動など費用が無駄にかかったり、時間や労力が余計に必要になるということもあります。
経験や知識の豊富な外構業者にライトアップを依頼すれば、イメージする雰囲気にするためのプランや、予算にあわせた提案を受けることができます。
ライトアップにおしゃれさを求めている場合には外構業者に一度問い合わせをしてみるようにしましょう。
ライトアップの費用をなるべくおさえたい
自宅のライトアップに費用をあまりかけられないという場合にはDIYに挑戦してみるのもいいでしょう。
施工費用がかからない分、照明器具の台数を増やすということも可能ですし、予算を低く設定することもできます。
休日の時間をライトアップ設置や照明選びに費やすことになりますが、それを楽しみのひとつとしてDIYを行うことも可能です。
また外構業者に依頼しつつ費用をおさえる方法もあわせて検討してみましょう。
メインになるライトアップだけを信頼できる外構業者に施工してもらい、比較的簡単なDIYでできそうなものは自分で設置するという方法です。
それから、施主支給で安く購入できる照明を用意するというのも方法のひとつです。ただし、用意する照明については購入前に外構業者に確認を取るようにしましょう。
細部にもこだわりたい
屋外電源を使用したライトアップの場合、配線をうまく処理しないと設置場所の見栄えも悪くなってしまいます。
DIYでも事前に計画を立てて丁寧に作業することできれいな仕上がりにすることはできますが、やはり仕上がりの良さを考えると外構業者に依頼したほうがいいでしょう。
まとめ
自宅のライトアップするための照明は後付けすることもでき、これまで暗がりが気になっていた場所も明るく照らすことができます。
まずは今住んでいて不満な点やどうしたらおしゃれな空間にすることができるかを考えてみましょう。
改善点はおしゃれで実用的なライトアップにするためにも大事なポイントになるので、時間をかけて家族と話し合ってみるといいでしょう。
また、自宅のライトアップはDIYですることも可能ですが、照明の費用の他にも時間や労力がかかることや、デザインや配線の処理など多くのことを考える必要があります。
DIYでライトアップすることも楽しみたいという場合以外は、外構業者に依頼することをおススメします。
経験や知識の豊富な外構業者であれば、デザイン性や利便性、予算面などを考えたライトアップの提案をしてくれます。
信頼できる外構業者にライトアップの施工を依頼するためにも、まずは相見積もりをして比較検討してみましょう。
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