【外構工事の種類】家のフェンスは?用途と設置のメリット・デメリット紹介

【外構工事の種類】家のフェンスは?用途と設置のメリット・デメリット紹介

外構工事でフェンスの設置をするかどうか、悩んでいる人はいないでしょうか。

オープン外構としてフェンスのない家もあるので、わざわざお金をかけて設置する必要があるのかと疑問に思うかもしれません。

そこで今回は、外構工事でフェンスを設置するのに、どのような用途があるのかを説明します。またフェンス設置のメリットとデメリットもご紹介します。

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外構工事のフェンス設置にどんな用途がある?

外構工事のフェンス設置にどんな用途がある?

外構工事のフェンス設置には、いろんなデザインのものがあります。その素材やデザインによっては、用途が変わるものです。

そこでまずは、フェンス設置にどのような用途があるのかをご紹介します。

おしゃれな雰囲気を演出する

家を建てるということは、単に住む場所を作るだけではなく、そこに何かしらのこだわりを表現するものです。

たとえばおしゃれなデザインにしたり、あるいは高級感を出したりといったことがあります。フェンスもそのデザインや高級感の一部として演出することができます。

たとえば曲線を生かしたアイアンのフェンスを設置すれば、ヨーロッパ調のおしゃれな雰囲気を醸し出すことができます。

あるいはウッド調のフェンスを設置することで、純和風の家を演出することができるでしょう。

このようにフェンスひとつで家全体の雰囲気作りが可能となります。おしゃれな雰囲気を演出するためのフェンスは、いろんな素材やデザインのものを使用できます。

費用も安いものから高いものまで幅広い選択肢が生まれるので、予算に応じて適切なものを選べるでしょう。

安全性を確保する

小さな子どもがいる場合、家の敷地に囲いがなければ簡単に飛び出してしまいます。

家の敷地が道路に面していると、これは危険です。そこでフェンスを設置することで、そのような危険を防止できます。

あるいは逆に道路から車が飛び込んでくるような場合にも、フェンスである程度は守ることが可能となります。このようにフェンスを設置することで、安全性を確保できます。

安全性を確保する用途でフェンスを設置するならば、ある程度の高さと強度が必要になります。

たとえばアルミ製のフェンスはデザイン面では申し分ありませんが、強度はさほど高くありません。その点をふまえて素材を選び高さなどの設計を考える必要があるでしょう。

隣地との境界線を明確にする

フェンスを設置することで隣地との境界線が明確になります。境界線が曖昧になると、トラブルの原因にもつながります。

境界線を明確にする用途であれば、フェンスの素材もデザインもそれほど限定されません。自由に設計できるので、外構工事の費用もさほどかけずにすむでしょう。

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フェンスを設置するメリット

フェンスを設置するメリット

それではフェンスを設置することで、どのようなメリットがあるのかをご紹介します。

目隠し効果が得られる

窓が多く採光をしっかりと確保できる家は、外から家のなかが丸見えになってしまいます。

そのような場合、フェンスを設置すると開放感を確保しつつ人の目を気にせずに済むようになります。

フェンスの種類にもよりますが、目隠しフェンスを設置すれば視線を気にする必要がありません。

また庭の手入れがしっかりと行えなくても、フェンスがあれば気にせずに済むでしょう。

ただし目隠しフェンスはメッシュ型のフェンスと比べると外構工事の費用が高めになります。

プライバシーを確保できる

目隠しをして視線が気にならなくなるということは、家のなかのプライバシーを確保できるということです。

プライバシーを確保できるということは、開放感のある生活ができることにつながります。

たとえば小さな子どもがいる場合、庭でのびのびと遊ばせることもできるでしょう。あるいはリビングの窓もカーテンも開けて、自然を感じるような生活もできるようになります。

都市部の家であっても、周囲の人の目を気にせずに実現できるのがフェンスのメリットと言えます。

防犯効果が得られる

フェンスを設置することでプライバシーの確保ができますが、これは防犯効果を生むことにもつながります。

高いフェンスがあれば乗り越えられることがありませんし、それは直接的に侵入されることを防止します。

それとともに、高い防犯意識を持っていることをアピールすることにもなります。それが部外者の侵入を阻むことにつながるというわけです。

というのも、フェンスのみではなく防犯カメラなどセキュリティを設置している可能性があるという警戒感を生むからです。

侵入者はその痕跡を残すことを警戒しますし、家に入り込むのに時間をかけることも避けます。

防犯意識が高いということは、それらの可能性があると思わせることにもつながります。

家の印象を良くする

家の敷地をフェンスで囲うことで、全体の雰囲気をフェンスのデザインで印象づけることになります。

つまりフェンスのデザイン次第で家全体の雰囲気をおしゃれなものにしたり、あるいは豪華なものにしたりと演出できるというわけです。

家のデザインを凝ったものにすると、その費用は高くつきます。一方でフェンスであれば、おしゃれなデザインのものにしてもさほど費用はかかりません。

家の敷地を明確にできる

隣家との境界が曖昧だと、いろんなトラブルが発生する可能性があります。

たとえば隣家で設置したカーポートの屋根が境界を超えてこちらにせり出すということも起こり得る話です。あるいは隣家で飼っている猫がこちらの庭に入ってくるといったケースも少なくないでしょう。

フェンスを設置すれば、そのデザインや高さにもよりますがトラブルをある程度は回避できます。

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フェンスを設置する4つのデメリット

フェンスを設置する4つのデメリット

続いて家にフェンスを設置することで、どのようなデメリットがあるのかをご紹介します。

風通しが悪くなることがある

目隠しを目的にフェンスを設置すると、風通しが悪くなることがあります。隙間のない高いフェンスだと、家に風が通らなくなるのです。

この場合、角度をつけて隙間をあけたルーバータイプのフェンスを設置すれば対処できます。隙間には角度がついているので、外部からの視線は遮られます。

また隙間があくことで、強風への強度もカバーできます。まったく隙間がなければ、強風に耐えられる強度が必要です。

そのための工事も不要となるので、外構工事費も抑えられるでしょう。

日当たりが悪くなることがある

敷地の広さによっては、フェンスを設置することで家への日差しを遮ることになります。その結果、日当たりが悪くなる場合があります。

また家への日当たりだけでなく、庭への日当たりが悪くなることで家庭菜園などの植物へも影響が出てきます。

この場合の対処法としては、フェンスの高さを極力低くすることや、隙間をあけて日が差し込むようにすることなどがあります。

この場合、目隠しとしての機能はある程度は妥協することが必要です。

圧迫感がある

こちらも家の敷地がそれほど広くない場合にデメリットとなります。

高いフェンスで敷地を囲むことで、プライバシーは守られる反面どうしても閉塞感を感じるようになるでしょう。

この場合にも、ある程度は隙間のあるフェンスを選ぶか、高さを抑えることが必要です。

死角ができる

フェンスには防犯を目的とするものがありますが、実は逆に防犯性を低くする場合があります。それはフェンスを設置することで、死角が生じることがあるからです。

外部からの侵入者にとって、死角となる場所があると家に侵入しやすくなります。

フェンスを設置すれば、必ず不正侵入を避けることができるわけではありません。

フェンスを乗り越えて敷地内に入れば、そのフェンスが外部からの視線を遮るので不正侵入者がいることを外の人が認識できなくなります。

まとめ

フェンスを設置する用途はいろいろとあることがわかります。そしてその用途はメリットとなる反面、デメリットを生むことにもつながります。

以上をふまえて、生活をより良いものにすると思うのであれば、外構工事でのフェンス設置を検討するとよいでしょう。

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