外構工事で欠かせないのがフェンスですが、目隠しフェンスにはどのような種類があるのか気になると思います。
どれを選べばよいのかを考えうえで役立つように、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。
また設置費用の目安も記載しているので参考にしてください。
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////目隠しフェンスとは?
目隠しフェンスとは、外部からの視線を遮るための外構フェンスのことです。
素材がさまざま
目隠しフェンスはさまざまな素材によるものが提供されています。それぞれデザインも違いますが、耐久性や価格が異なります。
庭の周りを囲むように設置しますが、視線を遮ることで庭でのプライベートを確保できます。基本的に外構業者に頼んで設置してもらいます。
目隠しフェンスの注意点
プライベートを確保できる利点がある目隠しフェンスですが、日当たりや風通しが悪くなるというデメリットもあります。
そのため、適度に隙間を開けて風を通すことが大切です。
また強い風への耐久性の面からも、隙間を設けておくことは必要になります。
////目隠しフェンスの種類と費用
それでは目隠しフェンスにはどのような種類があるのか、その特徴と費用の目安も含めてご紹介します。
アルミ製目隠しフェンス
スタイリッシュなデザインが人気の目隠しフェンスです。
特徴
軽量でありながらも耐久性が高いアルミを使用しています。強風にも強く、メンテナンスフリーである点も評価されています。
ただし衝撃を受けると変形するといった注意点もあります。デザインのパターンが多いことも特徴と言えるでしょう。
メリットとデメリット
アルミ製のフェンスには次のようなメリットとデメリットがあります。
- 軽量
- 耐久性が高い
- メンテナンスの手間がかからない
- 見た目がスタイリッシュ
- デザインのパターンが少ない
- 衝撃には弱い
機能性で選ぶ人にはおすすめのフェンスです。
費用
アルミ製のフェンスは支柱込みで1メートルあたり15,000円から25,000円といったところです。
10メートル設置するのに15~25万円を目安とすればよいでしょう。
樹脂製目隠しフェンス
樹脂に木粉を練り合わせた素材なので、木のような質感が特徴となります。耐久性が高いうえに腐食しにくいことも利点です。
特徴
見た目には天然木のような雰囲気なので、ガーデニングをする庭にも合うのが特徴です。メンテナンスも不要で耐久性も高くなっています。
また天然木のように変色することもなく、アルミのように衝撃を受けて変形することもありません。
メリットとデメリット
樹脂製の目隠しフェンスには次のようなメリットとデメリットがあります。
- 経年劣化しにくい
- ささくれができない
- カラーバリエーションがある
- コストは高め
- 傷がつきやすい
衝撃による変形はありませんが、傷がつく点には注意しましょう。どの素材を選ぶか迷う時には無難な選択肢となります。
費用
樹脂製の目隠しフェンスは1メートルあたり10,000円から25,000円ほどを目安にするとよいでしょう。
10メートルの設置で10万円から25万円ということになります。
天然木製目隠しフェンス
天然木を使用したフェンスで、おもに耐久性が高い「ハードウッド」を素材にしています。
特徴
天然木にもいろんな種類がありますが、目隠しフェンスとして使用するならば「ウリン」や「セランガンバツ」などのハードウッドを使うことになるでしょう。
自然の雰囲気があるので、ガーデニングをしている庭との親和性が高いのが特徴です。
ハードウッドであれば経年劣化は少ないものの、定期的な塗装は必要になります。
メリットとデメリット
天然木製の目隠しフェンスには次のようなメリットとデメリットがあります。
- 植物との相性が良い
- やさしい風合いを醸し出せる
- 費用が高い
- ソフトウッドは劣化が早くメンテナンスが必要
- デザインのバリデーションが少ない
木製のフェンスは多少なりともメンテナンスは必要です。定期的な塗装も行うので、維持費がかかる点に注意しましょう。
費用
設置費用の目安は支柱の工事も含めて、1メートルあたり20,000円から35,000円といったところです。
素材の種類によっても価格に幅がありますが、耐久性の高いハードウッドのほうが高額になります。
ほかに基礎工事費用も発生するので、10メートルあたり20万円から40万円ほどと見積もっておくとよいでしょう。
またメンテナンス費用として塗装費用もベット必要になります。
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////目隠しフェンスの設置におけるポイント
目隠しフェンスの設置においてチェックすべきポイントを説明します。
目隠しフェンスには隙間が必要
目隠しフェンスに隙間が必要な理由には次のようなものがあります。
・風通りをよくするため
・防犯上人影がわかるようにするため
完全に庭を覆ってしまうと風が入らずに、夏場はかなり暑くなります。また不審者が侵入した場合には、外部から見られません。
そこで、目隠しフェンスにはある程度の隙間が必要になります。
高さはどのくらい?
目隠しフェンスの高さは一概にどの程度とは決められません。外部からの目線と庭からの視線が合わないようにしますが、庭そのものの高さも違うからです。
また庭に出てもガーデニングで立ち仕事をするのか、あるいは基本的にテラスに座っているのかによっても目線が合う高さが違います。
庭の高さや普段の庭からの視線を考慮して高さを決めることが大事です。
縦目隠しと横目隠しの違い
目隠しフェンスの隙間は縦と横の2つのパターンがあります。
縦に隙間があるタイプは和風の雰囲気となり、横に隙間があるものは洋風の雰囲気となります。
目隠しという機能性を考えるのであれば、横目隠しのほうが効果が期待できます。
目隠しフェンスはDIYできる?
目隠しフェンスをDIYする場合の注意点とフェンス価格の目安をご紹介します。
目隠しフェンスをDIYする場合の注意点
目隠しフェンスは材料だけを購入してDIYで設置できれば費用を削減できます。
ただし倒壊しないように基礎工事をしっかりと行う必要がある点に注意しましょう。
ホームセンターにはフェンス本体と土台の杭をセットにしたものも販売されています。
これは簡易的に設置するものなので、公道に接しているかなど状況に応じて使用できるかどうかを確認しておきましょう。
目隠しフェンスの人気商品ランキング
価格.comでの目隠しフェンスの人気商品ランキングは次のようになっています(2022年8月時点)。サイズの単位はセンチメートルです。
1位 樹脂フェンス横張りタイプ
W 5×L 200で1,160円
2位 人工木フェンス
W 90×H 180で13,999円
3位 樹脂フェンス横張りタイプ
W 180×L 240で5,940円
DIYする場合の費用の目安になるとおもいます。
まとめ:目隠しフェンスは素材から選ぼう
目隠しフェンスは素材により費用が違います。それぞれ特徴とメリット・デメリットも異なるので、予算を考慮したうえで選ぶようにしましょう。
ポイントは耐久性とメンテナンスコスト、そしてデザインになると思います。
設置は基本的に外構業者に依頼することになるので、まずは見積もりをとってみてはいかがでしょうか。
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