マイホームの外構を検討されている方の中には、今回がはじめてという初心者の方が多くいらっしゃいます。
外構をどうしたいか考えているときには夢が広がりますが、実際に進めていくことを考えると不安をおぼえることもありますよね。
費用も多くかかることから失敗しないように、後悔しないようにしたいということもあり、慎重にすすめていきたいというのは当然のことです。
また予算の面からどこを削ってどこに力を入れるべきなのかお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
DIY初心者でもできる外構があれば、かかる費用をおさえるためにチャレンジすることを検討されているかもしれません。
今回はマイホームの外構がはじめてという方、それに外構を自分でしてみたいというDIY初心者の方でも簡単にできるマイホームの外構についてご紹介していきます。
素敵なマイホームにしていくための参考にしてください。
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////初心者でもマイホームの外構は簡単に依頼できる
マイホームの外構工事をこれからすすめていくうえで、流れを知っておけば不安も払拭でき、初心者でも自信をもって理想の外構を作っていくことができます。
外構はマイホームの環境や家族のスタイルや好みがあるため、これがベストというものは持ち家を持っている各家庭で異なります。
失敗や後悔のない外構にするためにも、家族で話し合いながら進めていくことをおすすめします。
マイホームに必要な外構を考えてみる
まずはマイホームの外構について、快適な生活を送るためには何が必要なのか、「使い勝手」という点を中心に考えてみましょう。
外構にはたくさんの種類があり迷ってしまうかもしれませんが、スペースごとに必要なものを考えてみることで頭の名を整理しながら検討していくことができます。
例えば、マイホームから出勤するときや帰宅時に必ず通る玄関前のスペースでは、門扉や門柱、アプローチや階段の舗装、照明、植栽などがあります。
庭や駐車スペースがある場合には、床面の舗装やウッドデッキ、カーポートや照明など日々の生活を便利にしてくれるものや、休日をゆったりと過ごすため外構について考えてみましょう。
それから、敷地を仕切るためやプライバシーを守るための塀やフェンス、家の裏側の防犯対策などは外回りの外構を考える上で重要です。
またガーデニングや家庭菜園を検討している場合には、場所や花壇のスタイル、日よけのシェードやパーゴラ、水栓の位置や数についても大切なポイントです。
マイホームにどんな外構が必要なのか考えるときには、これまでの生活スタイルや将来的にしたいことなどをふまえて、そのスペースで快適な時間を過ごせるものをイメージしていきましょう。
理想のマイホームにある外構をイメージする
マイホームに必要な外構をピックアップしたら、こんどは「見た目」についてイメージしていきます。
外構の見た目を決めていくためには、完成している庭や駐車スペース、玄関まわりをまず見ることからはじめてみましょう。
近隣が行った外構を見てみたり、ネットで写真を検索してもいいでしょう。
マイホームのイメージを洋風にしたいとかモダンな雰囲気にしたいといったイメージを持っていれば、どういうエクステリアを使ってどういうデザインにしたらいいのかというのが見えてきます。
またイメージがまだわいていないという場合にも、外構の具体例を数多く見てデザイン性について考えることでこの組み合わせが好きといった考えも出てくるでしょう。
それから、外構を参考にするときに大切なポイントになるのが、マイホームの外壁の色です。
エクステリアにはさまざまな種類、形状、カラーが選べます。
それらを選ぶために参考になるのが外壁の色で、同系色にしたり色の濃淡を決めるのに役立ちます。
気に入った写真や近隣の外構が見つかったら、外壁の色にも注目してみましょう。
外構にかける予算を決めておく
マイホームの外構工事を検討したときに、すでにある程度の予算を決めていると思いますが、外構の「使い勝手」や「見た目」という部分が見えてきた時点でもう一度確認しておきましょう。
外構工事では施工する内容や規模などによっても費用が変わってきます。
理想を叶えるために予算を増やすこともひとつの手段ですが、予算内で外構工事を行うために、譲れないポイントについても考えておきましょう。
デザインや素材感、メーカーなどこれまで選んできたエクステリアはどこに魅力を感じたのか考えてみることで、それ以外の部分で費用をおさえられる可能性についても検討することができ、外構業者との打ち合わせもスムーズにすすめていくことができます。
「使い勝手」「見た目」「予算」の3つをはっきりとさせておくことで、次からの外構業者選びがしやすくなるため、家族でしっかりと話し合っておきましょう。
外構業者から見積もりをとる
外構工事を依頼する信頼できる業者を選ぶために、3社以上から見積もりを取るようにします。
相見積もりをする理由としては、外構業者には得意とする分野がそれぞれあるため、コストを下げることができ品質を高くすることができること、それと応対を確認することができ信頼できるか判断できること、費用の目安を知ることができることなどがあります。
注意するポイントとしては、見積もりを多く依頼しすぎると、判断するためにそれだけ時間がかかってしまうということです。
相見積もりは3社から5社ほどにしておくとバランスがいいでしょう。
また個々の外構業者を探して見積もりを依頼していると時間と手間がかかってしまうので、一度に複数の業者の見積もりを取ることができるサイトの利用も検討してみましょう。
マイホームの外構を依頼する業者を決める
外構業者を決めるポイントは費用の安さだけでなく、スタッフの対応やその業者の得意な分野などを含めて決定するようにしましょう。
マイホームの外構は作って終わりというわけでなく、メンテナンスなど将来的なことも考えに入れておく必要があります。
その都度外構業者を探すこともできますが、信頼できる業者をまた一から探さなくてはいけないということになってしまいます。
信頼できる人がいる外構業者に依頼して、なにかあった時にもすぐに連絡できる状態にしておきましょう。
またデザインや最適な外構プランの提示などの点にも注目しておきましょう。
理想の外構を実現するには予算を上回ってしまうという場合でも、予算におさまる代替え案を提示してもらえれば、結果的に納得のいく外構を手に入れることができます。
外構業者が施工内容に対して経験が豊富であれば、最適なプランを提示することができ、より細かい部分でもアドバイスをしてもらえます。
外構業者と打ち合わせをする
外構を依頼したい業者が決まったら、打ち合わせをして外構プランを固めていきます。
この打ち合わせで決めていったことが最終的に外構の形となるので、要望などは具体的に伝え疑問点があればしっかりと確認するようにしましょう。
要望や疑問点などはノートにメモをして、確実に確認が取れるようにしておくことをおすすめします。
外構プランが決まったら契約
納得のいく外構プランができあがったら、契約書の内容や支払い方法を確認して外構業者と契約をかわします。
このときに外構工事にかかる期間や作業手順などについて説明があるので確認しておきましょう。
マイホームの外構着工
近隣住民に外構業者が事前に挨拶に伺いますが、それとは別に挨拶回りをして外構工事が始まる日やかかる日数、ご迷惑をかける旨を自身で近隣の方にお伝えしておきましょう。
それから万が一工事の際にクレームなどがあった場合には、業者の担当者や現場の責任者に伝え、対応してもらうようにします。
マイホームの外構工事の完了
外構ができあがったらプランと違う部分はないか、仕上がりに不満がある部分がないかなど細かく確認するようにしましょう。
修正部分などがある場合には担当者に連絡をして対応してもらうようにします。
それから全体を見渡しながら歩いてみて「見た目」や「使い勝手」についてもう一度考えてみましょう。
まだ慣れないかもしれませんが、見ていくうちにより馴染んでいき、使っていくうちによりスムーズになっていくことでしょう。
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////初心者が外構で失敗しないために
外構工事の一般的な流れについてご紹介してきましたが、ここからは失敗しないためのポイントについて確認していきます。
初心者が外構で失敗しないためにできることについて見ていきましょう。
必要な外構を考える時間は多めにとる
生活スタイルに合う最適な外構をすることで、快適さのある充実した日常を得ることができます。
そのため必要な外構を考えるための時間は十分にとって、満足のいく外構を作っていくようにしましょう。
一般的な外構のスタイルというものも参考にはなりますが、実際どのように生活して何を求めているかということは人それぞれであり、外構のあるべき形というものもさまざまです。
家族全員が過ごしやすく魅力を感じられるマイホームにするために、じっくりと検討していきましょう。
家の周りでの動きをシミュレートしてみる
必要な外構についてイメージできなかったり、考えられなくなってしまったら、敷地を歩いたり図面を見ながら生活する日々をシミュレーションしてみましょう。
平日の出勤する朝、帰宅する夜、休日を庭で過ごす時間、車で出かけるとき、大きな買い物をして帰ってきたとき、洗濯物を干すとき、雨が降ってきたらどうするのか、家庭菜園で野菜を収穫するとき、子供やペットと遊びたいことなど、マイホームですることを想像することで必要な外構が明確になってきます。
家族それぞれの過ごし方というものがあるので、それぞれ取りまとめていき、最終的に形にしていきましょう。
外構業者には遠慮しない
マイホームの外構はこの先何年も生活を支えてくれるものです。そのため外構についてはきちんと納得のいくものを作る必要があります。
初心者だとしても要望や不満点、疑問点などがあれば遠慮せずに担当者に伝えるようにしましょう。
外構業者としてもどういったものに満足してもらえるのか、情報が多いほうがそれについて対応しやすくなります。
連絡をしすぎてるかなとか、意見を伝えすぎてるかなと心配することはありません。
////初心者でも簡単にDIYできる外構
マイホームの一部分でも自分でDIYしてみたい、費用面から自分でDIYできることはないかとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは初心者でも簡単にできる外構DIYについて見ていきましょう。
初心者でもできる外構の種類
マイホームを快適に生活できる環境にするためには、前述したように必要な外構についてまず考えなくてはいけません。
必要な外構の中から自分でもできそうな外構があれば、DIYに挑戦してみるようにしましょう。
まず初心者でも簡単にできる外構にアプローチや庭の舗装があります。地面を平らに均すことに注意してDIYすれば初心者でも簡単に行うことができます。
またガーデニングや家庭菜園の花壇も簡単にDIYすることができます。デザインやレンガを水平に積み上げていくことに注意して行うことで仕上がりもきれいにできるでしょう。
さらに夜のマイホームを照らす照明も条件付きでDIYすることができます。
12ボルトのローボルトライトを使用することで、資格がなくても敷地に照明を配置していくことができますが、屋外電源が必要なので設置しておきましょう。
それから、ウッドデッキや目隠しフェンスなどキット販売されているものもあるので、基礎など重要な部分を外構業者に依頼してそれ以外のものをDIYで設置していく方法もあります。
DIYで外構をする際の費用について
DIYで外構をすれば費用をおさえることができますが、材料代のほかに道具代などがかかることは考えておきましょう。
とくにDIY初心者の場合、工具などの用意がないこともあり、新しく買うかレンタルをする必要が出てきます。
行いたい外構に必要な材料や工具をピックアップして、それらにいくらかかるのか費用を計算してみましょう。
またDIYを経験したことがあり費用をおさえて工事を行いたいという場合には、いまある工具でできることや代替えの工具でできないか検討してみることをおすすめします。
初心者が外構をDIYするときの流れ
必要な外構について検討したあと、自分でもできる外構を選びます。
DIYで作りたいアプローチや花壇、照明やウッドデッキの大まかなデザインを考えて、設置する場所についても決めておきましょう。
次に実際にどれくらいの大きさで作るか考えて、図面を作っていきます。図面については平面だけでなく、深さや高さがわかるようにしておいたほうがいいでしょう。
また土を掘るところからはじめるとか木を切るところからはじめるなど、段取りを考えておくようにします。
それから、DIYしはじめる日を決めるために天気予報をチェックしてみましょう。塗装をしたりモルタルを使用したりする場合には、雨の予報がないときを狙って作業します。
日にちが決まったら図面をもとに必要なサイズの材料をホームセンターやネットで用意していきます。
このときに足りない工具があれば買い足しておくようにしましょう。外構DIY当日になったら、図面や決めた段取り通りに作業を進めていきましょう。
DIY初心者が外構で失敗しないために
外構のDIYについてここまでご紹介してきましたが、ここからは失敗しないためのポイントについて見ていきます。
初心者が外構DIYで失敗しないために、できることについて見ていきましょう。
図面は必ず用意する
DIYでできそうといった考えから準備を十分にせずにはじめてしまい、あとから後悔してしまうということもあります。
図面にはデザインだけでなく寸法をしっかりと記入して、必要な材料についてもサイズや数量をしっかりと記入しておきましょう。
図面を最初にしっかりと作っておけば、作業の進みや仕上がりを良くすることができます。
また材料についても確認できるため、寸法違いや材料が足りないといった作業を止めてしまうトラブルも防ぐことができます。
面倒に感じる部分かもしれませんが、図面づくりは慎重に行うようにしましょう。
自信がないときには外構業者に依頼する
施工内容や道具の扱いなどに自信がないという場合には、DIYを進めず外構業者に依頼するようにしましょう。
しっかりと自分でやりきれる内容でないと、途中でできなくなったり仕上がりが納得できないものになってしまいます。
作りかけや作り直しということになると、そこまで作ったものを撤去するために費用が余計にかかる場合もあります。
外構DIYの準備段階でむずかしいと感じたら、外構業者に相談するようにしましょう。
外構をDIYするときには安全第一
マイホームの外構をDIYで作るときには、ケガに十分に注意して行うようにしましょう。
特に電動工具を使うときには、周りに人がいないか、刃物であれば自分の体の方向に刃が動いてこないかなど確認しながら作業をします。
また石など重量物を運ぶ場合は、落として足をケガしないように、腰や膝を痛めてしないように注意しましょう。
DIYをするときは初心者でなくとも安全を確認して、万が一でも事故が起こらないようにすることが必要です。
まとめ
ここまで初心者でも簡単にできるマイホームの外構についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
マイホームの外構がはじめてという方も基本的な流れや注意すべきポイントについて知っておくことで、外構業者との打ち合わせをスムーズに運ぶことができ、失敗や後悔をすることなく満足のいく工事にすることができます。
また愛着のあるマイホームにしたい、費用をおさえたいという理由から外構工事に挑戦するDIY初心者の方も、今回ご紹介した内容や関連記事をもとにDIYすることで満足のいくものを作ることができるでしょう。
初心者だからと臆せずに、家族と過ごす大切な空間をつくれるよう、納得のいく外構工事にしていきましょう。
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