空き家をお持ちで売却や活用などを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
使いみちがないまま空き家をもっていても、税金がかかっていくだけですし、早い時点でなんとかしたいものですよね。
住宅のようにきれいで快適な環境を意識していれば、日々の草刈りなどの管理ができますが、空き家となると二の次になってしまうとが多くあります。
今回は空き家の売却や活用を検討している方に、草刈りなど管理をしたほうがいい理由や費用の違いについてご紹介していきます。
空き家を早く売れるようにするための参考にしてください。
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空き家を売るためには草刈りが必要な理由4つ
空き家は近年増えていることから、買い手は選びやすく売り手は売りにくい状況になっています。
もっている空き家を現状のまますぐに売ることができれば一番いいのですが、買い手を探しているうちに時間が過ぎていってしまうこともあるでしょう。
空き家を売るためには費用をかけてでも草刈りをすべきという理由4つについてこれから見ていきましょう。
空き家の草刈りをして印象をよくする
空き家の庭に雑草が生い茂っている状態では、買い手がそこで暮らしたりそこを活用するイメージを直感的に持つことができません。
また雑草が邪魔をして敷地の広さを感じられなかったり、圧迫感から逆に狭さを感じられてしまうということにもなるかもしれません。
空き家の草刈りをきちんと行っておけば、敷地の形や広さをすぐに感じることができ、そこで過ごす時間をイメージしやすく前向きな印象を与えることができるでしょう。
また空き家の雑草を草刈りしていることで、しっかりと管理しているということを印象つけることもできます。
放置されていた空き家よりもしっかりと管理されている空き家というほうが、買い手にとって安心でき信頼できるポイントとして機能することでしょう。
空き家の草刈りをしないと風評被害も
空き家を管理せずに雑草が生い茂ったままの敷地にしていると、近隣トラブルに発展することにもなります。
雑草をそのままにしておくと害虫や害獣の住処になってしまったり、伸びた雑草の越境、火災の危険性を高めてしまったり不法投棄などをされてしまう原因になってしまいます。
空き家の草刈りをせずにそのままにしておくことで、近隣住民の印象を悪くし、さらには買い手の印象も悪くしてしまう可能性もあるでしょう。
草刈りをしていない空き家は見た目を悪くするだけでなく、こういったトラブルを抱えてしまう原因になってしまうということは覚えておいたほうがいいでしょう。
草刈りをして空き家の状態を確認
空き家を売るためにも、敷地の雑草だけでなく家屋の状態についてもしっかりと把握しておく必要があります。
住宅であれば日々の生活をしていくなかで、家屋や庭の状態について意識が向きますが、空き家の場合毎日確認をしに足を運ぶことはできないのではないでしょうか。
空き家を売るためには庭だけでなく家屋の状態についても気にかけておく必要があります。
草刈りを定期的に行うようにしておけば、そのときに家屋の状態を見たり空気の入れ替えなどの管理を同時に行うことができます。
空き家が遠方にあったり、庭が広く自分では草刈りができないという場合には、管理と草刈りを行ってくれる業者に依頼するようにしましょう。
空き家の草刈りで資産価値を下げないようにする
空き家の草刈りや管理をしっかりと行っておけば、家屋や庭の状態を良くしておくことができ、資産の価値を維持していくことができます。
ただし草刈りや空き家の管理をするには業者に依頼する際の費用や、自分で行うにしても交通費や自身の労働力や時間などのコストがかかります。
空き家を納得できる金額で売るためであったり、早く売れるようにしたいという場合には、草刈りなどの管理に必要な費用の支出に関しては前向きに考えてみてもいいでしょう。
////空き家と住宅の草刈り費用の違い
草刈りを業者に依頼した場合、基本的には空き家と住宅での費用の違いはありません。
空き家や住宅の草刈りをしてもらうための料金設定は業者によって違い、作業面積や作業時間、草丈や量などがあります。
草刈りの費用相場はおおよそで10,000円から30,000円程度(50平米の場合)ですが、作業環境などによっても異なってくるのでまずは見積もりを依頼してみましょう。
業者によっては残材処分費が別になっている場合もあるので、空き家の草刈りの場合には処分費用も含めた見積もりになっているか確認しておくことをおすすめします。
また、空き家の管理も一緒に行ってもらいたい場合には、そのサービスの有無について確認しておき、複数の草刈り業者から見積もりを取って信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
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////空き家の草刈りを少なくするためのヒント
空き家の草刈りは雑草が生えやすい土がむき出しの庭で必要になるため、雑草が生えにくい環境にすれば空き家の草刈りの頻度を少なくすることができます。
草刈りを一度しっかりと行ってから、防草シートを土がむき出しの場所に敷くことで、太陽光をさえぎり雑草が生長しにくい環境にすることが可能になります。
空き家に頻繁に通えなかったり、草刈りの手間を少なくしたい、費用をおさえたいという場合には検討してみましょう。
空き家の草刈りを依頼する業者によっては防草シートの施工も行ってくれるため、草刈りとセットで依頼することもできます。
空き家の草刈りなど管理をしないと
空き家の草刈りや管理をせずにそのまま放置していると、最悪の場合には税金の減額がなくなったり行政代執行でかかった費用について負担しなければいけなくなってしまいます。
特定空き家に指定された場合ですが、固定資産税で受けていた減額が受けられなくなり、さらに命令に違反した場合には50万円以下の過料、そして行政代執行が行われた場合にはそれにかかった費用について負担することになります。
空き家が特定空き家に指定される状態としては次のようなものがあります。
建物が倒壊するおそれや屋根や外壁などが飛散するおそれがある
家屋の基礎が沈下するなど傾きがあったり、構造耐力をするのに必要な部分が損傷してしまっている場合、屋根や外壁が損傷している場合には倒壊や飛散の可能性があるという判断をされる可能性があります。
空き家の現状が問題ないとしても、売れるまでの時間が長くなってしまうことで、対象になってしまう可能性もあがっていくので、空き家の管理はしっかりと行っておくようにしましょう。
ゴミ屋敷など衛生上有害になるおそれがある
空き家の排水の漏れなどの異臭やゴミの放置、不法投棄などでニオイが出ていたり、害虫や害獣が発生することによって近隣住民の生活に支障が出ている場合には調査の対象になる可能性があります。
雑草が生い茂っているような状況では不法投棄などがされやすく、気が付かないうちにものが捨てられるようになってしまうこともあるため、空き家の草刈りと管理については定期的に行って状況を見ておく必要があるでしょう。
家屋の汚れや植栽の繁殖などで景観を損なっている
動物のフンや落書きで空き家が汚れたままの状態であったり割れた窓ガラスがそのまま放置されている状態、また植栽が空き家を覆ってしまっている状態に調査の対象になる可能性があります。
周辺の生活環境に悪影響を及ぼしている
空き家にある植栽が道路側にまでのびていて歩行を妨げていたり、枝が折れて道路に散乱してしまっている状態、ネコなどが住み着いており鳴き声などの騒音に近隣住民の生活に支障が出ている場合、門扉が施錠されていなかったり窓ガラスが割れている状態で不審者が容易に侵入できる状態になっている場合に調査の対象になる可能性があります。
まとめ
ここまで空き家の草刈りの必要性や費用についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
空き家を売るためには買い手が抱く印象についても頭に入れておく必要があります。
住宅としてや活用を考えている買い手にとって、価値が見いだせるような状態にしておくことが大切です。
草刈りをすることで敷地の見た目を良くし、将来をイメージしやすい状態を維持しておくことが空き家を売却するための近道になるでしょう。
今回の内容をもとに空き家の草刈りをして、売却や活用につなげていきましょう。
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