日本には四季があり、それぞれのシーズンを快適に過ごすためにはさまざまな知恵や工夫が必要となる場合があります。
そのような快適な生活を実現するために、シーズンごとに役立つエクステリアというものがあります。そこで今回は、シーズン別におすすめのエクステリアをご紹介します。
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////春におすすめのエクステリア
まずは春におすすめのエクステリアをご紹介します。寒い冬から過ごしやすい季節に変わるとともに、強い風や花粉といった注意すべき点も出てくるシーズンです。
カーポートにサポート柱を
春は低気圧が発達することで、強い風が吹きます。時に台風なみの暴風によって、エクステリアに影響が生じることも。
特に心配なのがカーポートです。場合によっては屋根の揺れが激しく、破損することにもかりかねません。
そこでおすすめなのが、サポート柱です。強風対策として設置することで、カーポートの破損を防ぐことができます。
テラス囲いやサンルーム
テラス囲いやサンルームはあとでご紹介するように冬にも役立ちます。春の場合には、花粉や黄砂への対策になります。
春に洗濯物を外に干すと、花粉や黄砂がついてしまいます。テラス囲いやサンルームがあれば、これらの心配がなくなります。
室内干しをすることなく、生乾きも気にすることがなくなるでしょう。
雑草対策
春になると雑草が生えてきます。それに備えて、雑草対策が必要になります。簡単に雑草対策ができるエクステリアとしては、除草シートと砂利敷きになるでしょう。
見た目にすっきりとさせるならば、費用はかかりますが土間コンクリートがおすすめです。あるいは人工芝という方法もあります。
予算とデザインを考慮して、施工方法を考えるとよいでしょう。
////夏におすすめのエクステリア
夏は活動的なシーズンであるとともに、強い日差しなど注意すべきことも多くあります。エクステリアもこの強い日差し対策が多いのが特徴です。
オーニングやテラス屋根
テラスに屋根がなければおすすめです。
強い日差しを遮ることで、窓際の気温上昇を抑えます。室内温度の上昇も抑えるので、エアコンの熱効率も高まるでしょう。
特にオーニングは1枚の布を張るだけなので、工事費用もさほどかかりません。ヨーロッパが発祥とあって、異国情緒も楽しめそうです。
もちろん日よけとしての機能性が高く、省エネにもつながります。
雨水タンク
雨水を有効活用できるので、洗車やガーデニングなどに利用できます。特に雨量が多いのは秋なので、夏の間に設置しておくのがおすすめです。
雨水タンクを購入し設置すると、自治体から助成金や補助金がもらえることがあります。
まずは地域の自治体に問い合わせをして、その対象となっているのか、手続きはどのように行うのかを確認してみるとよいでしょう。
カーポート
平置きの駐車場であれば、カーポート設置がおすすめです。
夏の日差しで車内温度は相当に上昇します。日差しを遮ることで、車内の温度を下げる時間を短縮できるでしょう。
カーポートにはいろんなデザイン、素材があります。たとえばアルミは高価ですが錆びにくく、スチールは安価で丈夫ですが防錆のメンテナンスが必要などチェックすべき点は多くあります。
予算も考慮してどのタイプを選ぶのか、慎重に検討することがおすすめです。
立水栓
コンクリートが多い家では、夏場はその照り返しでかなり暑くなります。
そこで打ち水をしてすこしでも暑さを和らげたい、そう思う人も少なくないでしょう。ここで役立つのが立水栓です。
蛇口の高さが適切であれば、ホースのつけ替えも楽ですし、ガーデニングの際には洗い物をすることもできます。
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秋におすすめのエクステリア
秋におすすめなのは、家の雰囲気をアップさせるものです。
秋から冬にかけてはライトアップなどが綺麗な季節なので、こだわりを追求したエクステリアなどがおすすめです。
さらに秋の行楽に役立つエクステリアもご紹介します。
ガーデンスポット
秋から冬にかけて、ライトアップが綺麗な季節です。お気に入りの庭をスポットライトで照らすことで、幻想的な雰囲気を演出することもできます。
また日が落ちる時間も早くなるため、足元を照らすことで安全性を確保できます。LED照明のスポットライトを使えば、虫が寄り付くこともありません。
ガーデンシンク
秋は庭でバーベキューをするのも最適のシーズンです。そこで役立つのが、ガーデンシンク。普段使いとして家庭菜園での洗い場としても役立つので、設置しておいて損はありません。
デザインは木製やタイル、ブロックによるものなどさまざまです。庭の雰囲気に合わせて選ぶ楽しみもあります。
冬におすすめのエクステリア
冬は寒さ対策がメインとなるでしょう。地域によっては地面の凍結など、注意すべき点もあります。いかに事故を防ぎ、快適に過ごせるかがエクステリアの役割と言えます。
ガーデンルーム
寒い冬の日差しを受けてティータイムを楽しんだり洗濯物を干したりと、何かと便利なガーデンルーム。
アウトドアリビングとして、小さな子どもがいるご家庭にもおすすめです。冬は何かと家にこもることが多くなるので、ガーデンルームを設置すれば活動の幅が広がります。
設置するうえで注意すべきは、その広さです。単にサンルームとしての空間とするのか、あるいは洗濯物を干すスペースとしても考えるのかによって、必要とする広さが異なります。
さらにガーデンルームは冬だけでなく、夏場にも利用できます。その点もふまえて、生活シーンを具体的にイメージしながらどの程度の広さが必要なのかを考えるとよいでしょう。
テラス囲い
テラスがあれば、ガーデンルームを新設せずテラス囲いで十分です。この場合、あらたに屋根を設置することになります。
外構工事としては新規にガーデンルームを増設するよりも安価に済ませることができるでしょう。
ただし、後付けの屋根であることから、その強度をいかに確保するかが大事です。
基本的には外壁に固定するため、外壁に穴を開けることになるでしょう。外壁に穴を開けずに済む独立型の屋根もありますが、強度という面に関してはどうしても不安感は残ります。
玄関スロープの手すり
玄関アプローチにスロープがある場合には特におすすめです。足元が凍るとすべって転ぶ危険性も。何気にありがたいエクステリアです。
ノンキャスターゲート
駐車場の開閉ゲートです。冬場に雪が多いエリアでは、キャスター式のゲートは開きにくくなります。ノンキャスターであれば積雪となっても、雪かきせずに車をすぐ出せます。
冬場のコンクリート工事は注意!
駐車場の土間コンクリートなどコンクリート工事は、冬場は避けたほうが無難です。冬場はコンクリートがしっかりと凝固するまでの養生期間が長くなります。
ただしコンクリートの配合を変えるなど、慣れている外構業者は工夫をしてくれますが、その分だけ費用がかかることも。
まとめ
シーズンごとに住みやすさを快適にするエクステリアがいろいろとあることがわかります。季節の移り変わりとともに、少しずつ増設していくのもよいかもしれません。
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