新築一戸建ての外構で失敗しないためにはどうしたらいいのか、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
おしゃれで素敵な新築一戸建てに住みはじめて、不便さがあってこうしとけばよかったという後悔の気持ちにはなりたくはないですよね。
そういったことにならないためにも、見た目や機能性、メンテナンス性などをしっかりと検討しておく必要があります。
また生活のスタイルに合わせた外構にすることで満足のいく快適な空間を作ることができるでしょう。
今回は初心者でも外構の失敗をゼロに近づけられるように、気を付けるポイントや失敗を防ぐための対策についてご紹介していきます。
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////新築一戸建ての外構とは
新しい家での生活は家の中だけでなく、敷地内の至るところにあります。外構とは敷地内の家の外側の空間を快適にするためのものです。
住宅だけでなく外構を充実させることで、日々の生活の満足感を高めることができます。図面を広げて新築一戸建てのわが家でどんな暮らしをするのか想像してみましょう。
毎日通る門扉からアプローチの雰囲気、車移動するときには駐車スペースへの動線や入庫や出庫について、子供やペットと庭で過ごす休日など外構にふれる機会はたくさんあります。
またこれから何十年も住むわけですから、子供の成長や新しく家族が増えること、車の買い替えなどさまざまなことが起こりえます。
新築一戸建ての外構はそういったことをふまえながら検討していく必要があります。
////新築一戸建ての外構で気を付けたいこと
初心者が外構を行う際に気を付けたいことについてご紹介します。外構はどんな暮らしをしたいかによって内容が異なってきます。
また家族構成や環境によっても変わるので、ひとつずつ確認しながら見ていきましょう。
塀や門扉の必要性
敷地の境界線を仕切る塀や門扉はプライバシーの保護や不法侵入の防止などの効果もあります。
予算の関係や開放的な空間にしたいという理由から、塀や門扉を設置しないという方も増えてきていますが、遊んでいる子供やペットが敷地内に入ってきてしまうというトラブルも起きています。
また道路に面した玄関で目隠しがないことから、出入りの際に家の中が丸見えになってしまい、あとから追加工事でフェンスを設置したというケースもあります。
外構にかける予算を考えることも大切ですが、ストレスの原因になるようなことがあれば、それをふまえて塀や門扉を設置するようにしましょう。
アプローチはおしゃれさと安全性
通勤や通学、買い物など日々の生活で必ず通るアプローチはおしゃれさだけでなく安全性もふまえて考えるようにしましょう。
見た目はおしゃれだけど、濡れると滑りやすい床材では雨の日に転倒事故が起きる可能性も高くなります。
とくに高齢の方が家に来る機会がある場合には、滑りにくい床材を使用してアプローチを作るようにしましょう。
それから新築を建てる地域の環境にもよりますが、街灯が近くになく夜になると真っ暗になってしまうという場合には、アプローチに照明をつけることをおすすめします。
照明で照らすことによって転倒の防止だけでなく防犯性も高めることができます。
足元を照らす照明や空間を照らす照明を組み合わせることで、おしゃれで安全性の高いアプローチにすることも可能です。
駐車スペースの使いやすさ
愛車を所有している場合、一番気になっているのは駐車スペースについてではないでしょうか。
外構で行う駐車スペースは、おもに位置と大きさ、床面と屋根について考えておく必要があります。
まず駐車スペースの位置で気を付けておきたいのが、入庫や出庫ができる位置かどうかです。
前面道路の幅や出入り口に障害になるものがないかどうかを確認して、出入りがしづらくないかしっかりと確認するようにしましょう。
また駐車スペースの大きさについては現時点で乗っている車が入るかどうかだけでなく、将来的に乗り換えをする可能性のある車のサイズについても検討しておきましょう。
家族が増えて大きめの車が必要になったときに駐車スペースに停められないから諦めざるおえないというケースもあります。
敷地に余裕がある場合には、少し大きめの車も入るような駐車スペースをかくほしておきましょう。
それから、駐車スペースの床面は乗り降りのしやすさや車体の保護という面でも大切です。
土間コンクリート舗装など、雨の日でも影響を受けない床面にすることで、乗り降りのしやすさや車体の汚れや傷の防止といった利点があります。
そしてカーポートなど愛車を守る屋根については、入念に検討するようにしましょう。
やっぱり必要だからカーポートを付けたいと追加工事で行うこともできますが、コンクリートのはつりなどを行って建てるため費用もかかり、仕上がりにも影響がでます。
キャンプやバーベキュー、趣味などで大きな荷物の出し入れがある場合、雨でも濡れずに作業ができるのでカーポートの設置はおすすめです。
駐輪スペースを考えておく
自転車やバイクを現時点で持っていなくても、将来的に必要になる可能性がある場合には、駐輪スペースを確保しておきましょう。
すこし離れたところにあるスーパーにいくために自転車があると便利、子供が大きくなって自転車が必要になるといったことが将来的に起こりえるのであれば、現時点から駐輪スペースにコンクリートなどで舗装しておくことをおすすめします。
駐輪スペースとして確保したところに舗装をしておけば、自転車を置くまでの間はフリースペースとして、プランターを置いたりちょっとしたDIYなどの作業をするスペースとしても使うことができます。
あとから駐輪スペースにするための工事を行うよりも、新築時に工事を行って計画的使うことで、安定した地面を活用することができ、さらに自転車を購入して置き場所に困るということもありません。
洗濯物を干す場所を確認する
庭で洗濯物を干すという場合には、動きやすさについて検討しておきましょう。
洗濯物を干すときと取り込むときに外に出るわけですが、その際に部屋と同じ高さのウッドデッキがあれば上下運動がなくなり負担も軽減することができるのでおすすめです。
またウッドデッキを設置する広さがないという場合には、縁台があるとサンダルなどの脱着が楽に行えます。
また床面を土間コンクリートや人工芝にしておくことで、土などによる汚れを気にせずに家事を行うことができます。
洗濯機が2階にあってベランダで干すという場合にも、まとめて洗いたいときやシーツなども干したいという場合には第2第3の物干し場所が必要になります。
活用できる場所として庭の利便性についても検討しておきましょう。
庭のメンテナンス性
シンボルツリーなどの植栽の剪定や掃除、庭の草むしりなど新築一戸建てを手にしてからするメンテナンスについても考えておきましょう。
植栽は家に自然な雰囲気を加えてくれる存在ですが、生長の度合いや性質についてあらかじめ確認しておくようにしましょう。
生長の早い植栽であれば、近いうちに剪定してあげる必要があり、落葉する植栽であれば落ち葉の掃除をしなければいけません。
植栽を放っておくとそのうち荒れてしまい、家の印象も落としてしまいます。無理なく世話できる植栽を選ぶようにしましょう。
また一戸建てでは生えてきた雑草も自分たちで除草しなくてはいけません。
なるべく除草に手間や時間をかけたくないという場合には、土の部分を減らし、コンクリート舗装にしたり防草シートを敷いて砂利や人工芝の床面にするようにしましょう。
それから家庭菜園を地植えで行いたいという場合や、植物をたくさん育てたいという場合には、敷地の土が植物を育てるのに適しているか確認しておきましょう。
粘土質などの場合、土壌改良や土の入れ替えをする必要があります。
家が建ってから作業できる場所であれば問題ありませんが、家が邪魔になり作業がしづらい場所になるようであれば、あらかじめ土の入れ替えだけでも依頼しておくようにしましょう。
水栓について
新築一戸建ての外構で失敗したと感じることが多いもののひとつに水栓の位置や数があります。
予算との兼ね合いもありますが、必要なものを必要な場所に設置することができれば後悔することはありません。
まず水栓を使用するものはなにかということについて考えてみましょう。
花壇や植栽への水やり、車の洗車、子供のプール、バーベキューの洗い物、汚れた靴を洗うなど生活のスタイルによっても異なります。
目立たない散水栓でほとんどのことができますが、バーベキューの洗い物や汚れた靴を洗うことがある場合には、汚水がでるのでパンを設置した立水栓がひとつあると便利です。
水の供給だけでなく排水についても頭に入れておきましょう。
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////新築時の外構で失敗しないために
外構で失敗する可能性をゼロに近づけるためにできることについて確認していきましょう。
信頼できる業者を選ぶ
新築一戸建てを建てる際にハウスメーカーが紹介する外構業者にそのままお願いするということが多くありますが、外構を施工する業者は自分で選ぶこともできます。
家を建てるために決めることや打ち合わせなど、疲れてしまうことも多くありますが、信頼できる外構業者を選ぶことができれば安心して工事を任せることができます。
外構業者を探す場合には3社くらいから見積もりをとって比較検討するようにしましょう。
費用だけでなく対応なども業者選びで大切な要素になります。信頼できる外構業者に工事を依頼して、満足のいく外構をつくっていきましょう。
家族に必要な外構にする
外構には定番というようなものもありますが、基本的には家族や自分に必要なものをまず選ぶようにしましょう。
新しい一戸建てでどんな暮らしにしたいのか、ストレスの原因をどう防ぐかなど家族にとって幸せを感じられる環境を作るということが外構には大切なポイントです。
そこからおしゃれさや予算について検討していくことで、暮らしやすさという根本的な部分については揺らがないまま進めていくことができます。
将来的なことを考える
外構は頻繁に更新していくものではないので、ある程度将来のことについてふまえて検討する必要があります。
子供が増えることや成長していくこと、親や自分たちの老い、時間が経つにつれて必要なものは変わっていきます。
子供が遊ぶ砂場を今作っておき、大きくなったら花壇にするなど2次利用について考えたり、階段だけでなく車椅子も通れるスロープを作っておくなど、将来的に必要になるであろうことを家族と相談してみましょう。
DIYはほどほどに
外構のこの部分は自分でできそう、予算内におさめるためにこれもDIYでということになってしまうと、手間や時間がかかってしまいいつまでたっても完成せずに業者に頼めばよかったと後悔してしまうこともあります。
DIYで作る楽しみが強いという場合には、時間も忘れて楽しめるかもしれませんが、できそうだからという感覚の場合には業者に任せたほうがいいでしょう。
外構業者に施工してもらうことで、手間や時間をかけずに完成した景観をみることができ、仕上がり良さについても満足できます。
まとめ
ここまで新築一戸建ての外構で気を付けたいことについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
外構で後悔しないためには、どんな暮らしがしたくてどんなものが必要なのかを考えることや、ストレスになりえることに注目しておくことが必要です。
また将来的にどんなことが起きるのかある程度想定しておき、そういったことに対応できるようにしておくことも大切です。
さらに初心者にとって大切なのは経験があり、適切なアドバイスをしてくれ、丁寧な施工をしてくれる業者をしっかりと選ぶことです。
新築一戸建てに住みはじめてからこの外構で良かったと喜びを感じられるように、今からしっかりと準備を進めていきましょう。
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