「自宅のシャッターがサビてきた…」「スチールフェンスが変色してきた…」
長く家で生活していると、誰でも遭遇してしまうのが「サビ」のトラブルですよね。そのまま放っておくとサビが広がって、可動する部分が動かなくなってしまうことも…
そんなトラブルを予防してくれるのが「防錆(ぼうせい)塗料」です!適切な方法で塗装すれば、サビの進行を抑えて鉄部を長持ちさせることができます。
本記事では、防錆塗料に関する3つのポイントをくわしく解説していきます。
- 防錆塗料の特徴や種類・使い分けのコツ
- 防錆塗装に必要な道具や作業工程・注意点
- DIYにおすすめの防錆塗料3選
記事を読めば、「早めに防錆塗料で対策すればサビは怖くない!」ということがしっかり理解できるようになります。
DIYでの塗装方法についてもくわしく解説していきますので、休日などにご自分で防錆塗装に挑戦してみたい方もぜひ記事に目を通してみてくださいね!
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////防錆塗料とは?特徴や種類・使い分けるコツを解説
まずはじめに、防錆塗料の特徴や役割、2つの種類や使い分けのポイントを解説していきます。
防錆塗料とは
防錆塗料とは、防錆効果のある顔料で塗膜を作ることで、金属の腐食(サビ)の進行や発生を抑える塗料のことです。
金属部分に塗膜がぴったりと密着するため、サビの原因となる水分や酸素を寄せ付けず、長期間に渡って腐食を防ぐことができます。
時間とともに塗膜の効果が薄れていきますので、塗装してから3〜4年を目安に防錆塗装をやり直すことが推奨されています。
防錆塗料の種類
防錆塗料には大きく分けて2種類あり、それぞれの特徴は以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
油性系 | ・紫外線に強い ・防錆性が高い ・塗膜が厚い | ・乾燥に時間がかかる ・刺激が強い |
エポキシ樹脂系 | ・速乾性が高い ・防錆性が高い ・乾燥が早い | ・紫外線に弱い ・塗料の組み合わせを選ぶ |
以上の特徴から、油性系は屋外で、エポキシ樹脂系は屋内で使われることが一般的となっています。
////防錆塗料のDIYに必要な道具・作業工程や注意点は?
つぎに、防錆塗装に必要な道具や実際の作業工程、塗装の注意点を分かりやすく解説していきます。
防錆塗装に必要な道具
防錆塗装を始める前に、以下の道具を揃えましょう。
- サンドペーパー
- ワイヤーブラシ
- マスキングテープ
- 養生シート
- 防錆塗料
※溶剤(油性のみ)
※上塗り塗料(必要な場合のみ)
ほかにも、汚れても良い服装や軍手、防護メガネや脚立などを状況に応じて用意します。
防錆塗装の作業工程
防錆塗料のDIY作業工程は以下のとおりです。
- ケレン作業…サンドペーパーやワイヤーブラシで、サビやデコボコを取り除きます。
- マスキング…マスキングテープやシートで、塗装しない部分を覆います。
- 下塗り…防錆塗料を水(または溶剤)とよく混ぜ、均一に塗っていきます。
- 上塗り…防錆塗料(または上塗り塗料)を1〜2回塗り、塗膜をさらに補強します。
塗膜が完全に乾いたら完成です!
防錆塗装の注意点は?
曇りや雨の日は乾燥が遅く塗膜が安定しないため、かならず天気の良い日に作業してください。
最終的な仕上がりを左右するのは「ケレン」の良し悪し。ケレン作業はしっかりと時間をかけて行いましょう。
塗装する際には「薄めに何回も塗る」ことを意識すると、液ダレせずにうまく塗れます。
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////【DIYにも使える!】おすすめ防錆塗料3選
さいごに、初心者でも使いやすい、おすすめの防錆塗料を3つご紹介していきます!
①アサヒペン / 油性高耐久鉄部用
防錆効果が非常に高く、「サビの上からそのまま塗れる」1回塗りタイプの防錆塗料です。
シャッターやトタンなど、常に風雨にさらされる鉄部のメンテナンスにぴったりの一品。
②ニッペ / 水性速乾さび止め
従来の同社製品よりサビ止め効果が「約2倍」アップしたエポキシ樹脂系の防錆塗料です。
水で薄められるので片付けも簡単、塗料の伸びも良いため初心者でもラクラク塗装できます。
③ロックペイント / 強力サビ止メ
高耐久なうえに速乾性も高く、下塗りから上塗りまで1日で終わらせられる防錆塗料です。
環境に優しく、刺激の少ない原材料を使っているため、小さなお子様のいる家でも安心ですね。
【まとめ】鉄部はサビる前に防錆塗料でしっかり守ろう!
本記事でくわしく解説している重要なポイントを、以下にもういちどまとめていきます。
- 防錆(ぼうせい)塗料とは、金属部分のサビの発生や進行を抑えてくれる塗料のこと
- 防錆塗料は屋外向きの「油性系」と屋内向きの「エポキシ樹脂系」の2種類がある
- 防錆塗装でもっとも大切な工程は、サビやデコボコをヤスリで落とす「ケレン作業」
- 手順や注意点さえしっかり押さえれば、初めての方でも防錆塗装はDIYできる
- サビがひどい場合は防錆塗装では抑えきれないため、外構業者に相談したほうが無難
放っておくとどんどん進行する鉄部のサビは、早めに防錆塗装で食い止めることで手間やコストを最小限に抑えることができます。
目安としては、以前塗装したときから3〜4年経ったらサビの状態をチェックし、早め早めに対策していきましょう。
「自分で塗装するのはなかなか難しい…」という方は、お近くの外構業者にいくらくらいかかるか見積りを取ることをおすすめします。
外構業者なら防錆対策だけでなく、外壁塗装や家全体の悩みも同時に解決できますので、ぜひ相談してみてくださいね!
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