バーベキューをしたり、外でごはんを食べることが出来る庭づくりをしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
外の開放的な空間で家族団らんをしたり、友人を呼んでバーベキューパーティーをしたりと夢は広がる一方です。
快適で楽しみを味わえる庭づくりには、いくつかポイントがあります。
バーベキューをしようとせっかく作った庭が使いづらくて、庭を活用する機会がなくなってしまったということにならないように、ポイントをしっかりとおさえて理想の庭づくりができるようにしていきましょう。
これから庭を快適な屋外スペースにして、バーベキューや外ごはんで活用していくための庭づくりについてご紹介していきます。
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////バーベキューが出来る庭づくりはプランをたてることから
庭づくりをする上でまず考えなくてはいけないのは、庭をどんな風に活用したいか、どんな雰囲気の庭にしたいかということです。
バーベキューをしたい、子供が遊べるスペースにしたい、家庭菜園やガーデニングがしたい、洗濯物を干すスペースにしたいなど庭の活用法についてまずはリストアップしてみましょう。
庭の広さによっては、リストの中から削除しなければいけないものも出てくるかもしれません。その場合には、庭以外のスペースを使ってそれができないかどうか検討してみましょう。
次に庭全体をどんな雰囲気にしたいか決めていきます。欧風の庭やナチュラルな雰囲気の庭など、イメージする庭がどんなものなのかを考えてみましょう。
ネットや本で写真を見ながら好みのデザインを探してみるのがいいかもしれません。この時に気をつけておきたいのは、家の外観とかけ離れた雰囲気にはなるべくしないほうがいいということです。
あえて違う雰囲気にということもできますが、敷地にあるものは統一感を持たせるという方向性のほうが結果的に飽きのこないデザインにすることができます。
それから、庭づくりにかけられる予算についても考えておきましょう。庭づくりのための費用だけでなく、イスやテーブル、バーベキューの道具などの費用も必要になります。
何にお金をかけてどこで節約するか、予算を決めておけば同時進行で考えていくことができます。
////バーベキューが出来る庭にするためのポイント
庭は見た目だけでなく機能的な面も考えることで、快適に使っていくことができます。管理のしやすさは、長く良い状態で庭を保つためにも優先的に考えておく必要があります。
バーベキューや外ごはんを楽しんだり、子供と遊ぶためのスペース、植物を楽しむ場所としておさえておきたいポイントについて見ていきましょう。
庭の配置図を書く
目の前にある庭を見ながらバーベキュースペースやガーデニングなどの配置を考えることもできますが、後から確認や修正が出来るように、庭の配置図を作ってみましょう。
大まかな図面でいいのですが、寸法を測って細かく書いたほうが完成した庭をイメージしやすくなります。
また、植栽など深い穴を掘る場合には、地中にある水道管やガス管などの配管の位置についてもあらかじめ確認しておきましょう。
イメージした場所に低木を植えたかったけど、配管があって位置を変えなければいけないということになってしまうと、デザインも当初考えてたものと違うものになってしまいます。
さらに水栓など移動できないものを記入したら、コピーを数枚とっておき、思うままに配置をしたりデザインをしてみましょう。
何枚か書いてみて気に入ったものがあれば、それを基本にデザインをアレンジしていきます。
動線について考える
庭でバーベキューをする時や水やりや剪定をする時、子供が遊ぶ時の動線についても考えておくことが必要です。
動線がしっかりと考えられている庭であれば、バーベキューで人が集まるときも、庭の管理をするときもスムーズに動くことができます。
また、ガーデニングなど見せたいものがある場合には、動線とともに視線についても考えておくといいでしょう。
庭の配置がある程度決まっていたら、考えた動線で庭を歩いてみましょう。思っていた感じとちょっと違うと感じたら、庭の配置や動線について見直していくことで、快適な庭により近づけることができます。
////バーベキューをする庭にはなにが必要か
バーベキューをする庭に最初から用意しておいたほうがいいものや、後から追加で足していけるものなど予算に応じて検討しておきます。
庭のデザインと同時にバーベキューを楽しむためになにが必要か考えておきましょう。
テーブルやイス
バーベキューや外ごはんを楽しむためには、庭にテーブルやイスを置いて落ち着いて食事ができる環境が必要です。
庭に余裕がある場合は据え置きのガーデンファニチャーを用意したり、バーベキュー以外の時間は広々とスペースを使いたいという場合には、アウトドア用のテーブルやイスを使うのがいいでしょう。
バーベキューは立食でと考えている場合にも、お皿やコップを置くための台が必要になります。
快適な時間を過ごせるように考えて、移動が簡単な折りたたみ式のテーブルを最低限用意するようにしましょう。
バーベキューのキッチン
バーベキューを楽しむためには、料理をするための調理器が必要になります。
アウトドアブランドから出ている移動が出来るバーベキューコンロは、脚付きのスタンダードなタイプや卓上タイプ、多機能タイプなど様々な種類があります。
バーベキューコンロは食事をする人数で大きさを選ぶようにすれば、少ない燃料で効率よく料理することができます。
大きさの目安としては2人から3人程度で600平方センチメートル程度、4人から5人で1200平方センチメートル、6人から8人で2400平方センチメートルです。
バーベキューコンロは大きければそれだけ多くの量が焼けますが、火の管理や移動が大変になります。
友人とのバーベキューなど、大人数になる場合には2台に分けて焼くようにしたほうが、効率よく焼くことができます。
また、据え置きになりますが石窯を庭に作ることで、ピザや燻製などの他にもオーブン料理をバーベキューで楽しむことが出来るようになります。
水場はやっぱり必要
バーベキューを存分に楽しむためにあると便利なのがガーデンキッチンです。庭にキッチンとなるスペースを作ることで、調理や洗い物などを庭ですることができます。
一般的なものは水道とシンクですが、それに調理やちょっとしたものを置けるテーブルスペースがあるとより便利に使えます。
ガーデンキッチンは、背の高いものになるので圧迫感があるからちょっとという場合には、立水栓とシンクが最低限あれば、調理後のアミを洗うことはできます。
庭に散水栓しか無いという場合には、庭づくりの際に立水栓やガーデンキッチンに変えることを検討してみましょう。
テラスがあると便利
バーベキュースペースにはテーブルやイス、コンロを置くために平坦な地面が必要です。
庭にテラスを作ることで、安定した地面にすることができ、火を使うバーベキューも安心して行うことができます。
タイルやコンクリートで作ることができ、円形などさまざまな形状に出来るため、庭のデザイン性を高めることも可能です。
また、掃除も簡単にできるのでバーベキュー後の片付けも楽になります。
夏場には日差し対策が重要
空が見える開放的な空間でのバーベキューや外ごはんは気持ちの良いものですが、夏場の日中には日差し対策が必要になります。
テラス屋根やパーゴラ、パラソルやシェード、タープなど影を作れるものをあらかじめ考えておきましょう。
シェードやタープを家のベランダや外壁から設置する場合には、アイボルトなどを設置しておくと簡単に張ることができます。
こういった日除けグッズは日差し対策にもなりますが、バーベキュー中の突然の雨でも下に物を取り込むことで対応することができ、濡れたものをそのまま急いで家の中にいれなくてすみます。
目隠しをつくる
周囲から視線を遮るフェンスは、必要な人と必要でない人とに分かれるかもしれませんが、デザイン面からすると大切な要素になります。
前述しましたが、敷地にあるものに統一感を持たせることがデザイン的にも大切になります。
庭の雰囲気やデザインに合わせたフェンスを設置することで、庭の内側から見る景色も変わってきます。
目隠しや防犯の目的のあるフェンスですが、デザイン面からも一度検討してみることをおススメします。
ライトアップ
バーベキューは昼間も夜も楽しむことができますが、夜の場合には灯りが必要不可欠です。
家や庭からバーベキュースペースに向けたライトを設置することで、夜でもしっかりと肉の焼き加減を見ることができます。
また、植栽の下からライトアップすることで、夜の庭の雰囲気を高めることもできます。
バーベキューを夜にする機会が少ないという場合には、ライトを設置するのではなく、アウトドアで使用するランタンで代用しましょう。
光量が足りない場合には、キッチンとテーブルに1台ずつランタンを置くなどして、必要な灯りを確保できます。
食べられる植物を育てる
庭のガーデニングスペースに食べられる植物を植えて、ちょっとした家庭菜園を作っておくと、バーベキューの際に収穫してすぐに食べるという楽しみ方をすることができます。
ハーブなどは手軽に育てることができ、料理にも日々使えるのでおススメです。
ただし、猫などが庭に入りやすい場合などには、柵を用意したりして侵入できないようにする必要があります。
庭でバーベキューを行うスペースを手作り(DIY)する方法
バーベキューが出来る庭づくりを考えていくうちに、あれもこれもと理想が高くなり、全部するには予算が足りないといった状況になる可能性もあります。
理想の庭を作ってバーベキューを楽しむために、出来ることは手作り(DIY)するという方法もあります。
手作り(DIY)するには時間や手間がかかり、見た目もきれいな仕上がりにできないかもしれませんが、やりがいやできた時の喜びを感じることができ、バーベキューで庭にいるときもその喜びを簡単に思い出すことができます。
それでは、庭づくりでどういったものを手作り(DIY)で出来るのか見ていきましょう。
レンガを敷く
庭にナチュラルな印象をとりこみつつ、様々なデザインにできるため個性的で多彩な印象をあたえることができます。
バーベキュースペースの床部分としても活用できますが、しっかりと水平を出して締固めも十分に行うことが必要です。
レンガを敷くには、地面を堀ってから突き固め、防草シートを敷いた上に砕石をいれ、しっかりと固めます。
それから、砂を敷き詰め、突き固めた後に平らに均してレンガを敷いていきます。水平器で水平を確認しながら、飛び出しているレンガを当木をしてゴムハンマーで揃えます。
最後に上からけい砂をレンガ同士の隙間に入れていき完成です。
花壇を作る
レンガを積み上げてガーデニングの花壇を手作り(DIY)します。
レンガを1段2段程度で積み上げる際には、固めなくても安全ですが、それ以上に積み上げる場合にはモルタルを使ってしっかりと固めるようにしましょう。
花壇を作る場所の地面を堀り、レンガを敷く部分に砕石を敷いて、しっかりと締め固めます。その上にモルタルを敷き、レンガを等間隔に並べていきます。
そして、レンガの上にモルタルを敷き、2段めのレンガを並べていきます。水平になっているか注意をしながら、段数を重ねていき、数日間養生をして完成です。
バーベキューコンロを作る
据え置きのバーベキューコンロをレンガで作ることで、コンロの出し入れをしなくて良くなり、好みのサイズで焼き場を作ることができます。
レンガの積み上げはモルタルを使用して行いますが、熱や火を使うため、耐熱レンガを使用します。
ちなみに土台部分は通常のレンガでも大丈夫です。
バーベキューコンロは、まず地面を掘り下げ基礎をしっかりと作ります。次に土台のレンガをモルタルを敷きながら積み上げていきます。
土台の中にブロックをいれて、隙間を砂利で埋めて最後に砂を敷き詰めます。この上に耐火モルタルを塗って、焼き床を作ります。
耐熱レンガと耐火モルタルを使い、1段もしくは2段ほど積み上げて完成です。空気穴や排水口になる穴をあけておくと便利に使えます。
ピザ窯を作る
ピザ窯もレンガを使用して作ることができますが、空気や熱の流れを構造にしっかりと組み込まなければならないため、あらかじめ設計図などを書いてから始めたほうがいいでしょう。
また、バーベキューコンロと同じく、耐熱レンガや耐火モルタルを使用する必要があります。
オリジナルのガーデンベンチを作る
バーベキューの際にガーデンベンチがあると、ゆったり休む場所として活用できます。
木材で作るため、寸法を出して材料を用意、後はビスを打ち込みながら組み立てていくことで簡単に作ることができます。
天然木のため雨や紫外線によって徐々に劣化していきます。
屋根のある場所に配置して雨になるべく当たらないようにしたほうがいいですが、屋根のない場所にガーデンベンチを配置する場合には、塗装をしっかりすることや、脚が直接地面につかないように土台を入れるなどしましょう。
また、費用はかかりますがハードウッドを使用することで、ソフトウッドを使用した場合よりも長く使っていけるガーデンベンチを作ることができます。
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駐車スペースもバーベキューに活用できる
庭でバーベキューをしたいけど、出来るスペースをどうしても確保できないという場合には、駐車スペースを活用することを検討してみましょう。
車を出しておくことが前提になりますが、十分な広さがあり、カーポートを設置している場合には雨の日でもバーベキューを楽しめるという利点があります。
また、駐車場を舗装している場合、しっかりと傾斜がつけてあるので、バーベキューの後にデッキブラシでこすった後に水で洗い流すことも簡単にできます。
庭でバーベキューをする時の注意点
庭でバーベキューをする時には、ご近所とのトラブルに気をつけるようにしましょう。バーベキューでは食材を焼いた時に出る、煙やにおいが飛散していきます。
また、話し声や笑い声などあまりに大きな声だと騒音として捉えられてしまう場合もあります。
自宅の庭ですが、周囲に漏れているものがあることをきちんと認識して、ご近所に不快に思われないようにすることも大切です。
ご近所との関係を普段から築いておいたり、事前に声をかけておくなどしておくと良いかもしれません。
庭でBBQまとめ
バーベキューの出来る庭づくりについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
庭にバーベキューが出来るスペースを作っておけば、休日に友人を呼んでパーティーをしたり、平日の夜に気分を変えて家族で外ごはんを食べるといったことにも活用していけます。
庭の広さや形状はそれぞれの環境で異なるため、これといった正解が無いのも事実です。
ただ、過ごしやすいスペースにすることや、眺めているだけでも楽しむことが出来るようにするということは庭づくりにおいて大切な要素になります。
庭のデザインに悩んだり、DIYはやっぱり難しいとった場合には、外構業者に相談してみましょう。
庭を活用しながら、素敵なスペースをいつまでも維持していけるようにしていくことが大切です。
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