家の外構に防犯砂利を取り入れたけれど、予想していたよりも音がうるさいと悩んでいますね。
防犯砂利は通常の砂利よりも大きめで、その上を歩くと大きな音が出るため、空き巣や泥棒など不審者対策のために効果的です。
しかし、実際に暮らし始めてから防犯砂利の音がうるさいと後悔する方は少なくありません。
当ページでは、防犯砂利の失敗例や、うるさい音をカバーする対処法について解説します。
防犯砂利のメリットを生かしつつも、独特の音でストレスを溜め込まないためにぜひ参考にしてください。
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////防犯砂利でよくある失敗例

防犯砂利を外構に取り入れた際によくある失敗例と、その対処法を4つピックアップしました。
音がうるさい
防犯砂利はその名の通り、防犯対策にピッタリの商品です。
そもそも防犯砂利とは、一般的な砂利よりも1粒が大きく人が踏むと76.5dB(デシベル)以上もの大きな音が出る砂利のことです。
76.5dBとはどれくらいの大きさなのかというと、掃除機の音、激しい夕立の音、電話の呼び出し音と同等とされています。
そのため、敷く場所によっては音がうるさいと感じる可能性が高いのです。
実際に、防犯砂利のせいで近隣住民から苦情がきたというケースも少なくありません。
防犯効果を狙い防犯砂利を敷いたものの、大きな音のせいで悩んだりご近所とトラブルになったりするのを避けるためには、うるさい音をカバーする対処法を把握しておくと良いです。
防犯砂利のうるさい音をカバーする対処法については後述します。
敷地の外に流出する
防犯砂利は、ガラス製、天然石製、セラミック製、瓦製などの種類があります。
そのなかでもガラス製やセラミック製は重量が軽いので、雨や風によって流れてしまう可能性があるのです。
また、軽い素材の防犯砂利は、踏むと砕けて粉塵になりやすいので注意しましょう。
前面の道路に流出してしまったら、歩行者や自動車によって踏まれて道路が汚れてしまう場合もあります。
そのため、防犯砂利はなるべく塀があり、道路や隣家に流出しにくい場所に敷くのがおすすめです。
ケガの危険がある
前述したように、軽い素材の防犯砂利は砕けやすいので、ケガにつながる危険もあります。
とくに小さなお子さんは防犯砂利の上で転んでしまい、手や足などにケガをしてしまうケースも多いです。
また、ペットも肉球が傷ついてしまう場合もあります。
そのため、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、砕けにくい防犯砂利を選ぶ、家族が通らない場所に敷くといった工夫が大切です。
砂利の量が少なかった
防犯砂利は素材によっては砕けやすい、流出しやすいので、日数が経つごとに砂利が少なくなってしまう可能性があります。
防犯砂利を敷く際に節約して量を少なめにすると、そのうち地面が見えてしまい、見栄えが悪くなる可能性があります。
防犯砂利は1粒が大きいので、あまり量は必要ないのではと思うかもしれませんが、地面から3~4㎝の厚みになるように敷きましょう。
砂利が少ないと、せっかくの防犯効果も減ってしまいますから、前よりも減ったなと感じたら早めに補充すると良いです。
雑草が生えてくる
雑草対策として防犯砂利を取り入れる場合もあるでしょうが、防犯砂利の下から雑草が生えてくると悩む方は非常に多いです。
これは防犯砂利だけでなく、一般的な砂利でも同様です。
防犯砂利や一般的な砂利を敷く前には、防草シートを敷くことを推奨されていますが、防草シートを敷いても雑草がシートを突き破って生えることがあります。
これを防ぐためには、防草シートを敷く前にしっかりと雑草を抜き、シートに隙間ができないようにすることが大切です。
また、使用した防草シートが「織布シート」と呼ばれる、黒い繊維が縦横に均一に織られたものだと、織り込みの隙間から雑草が突き抜けて成長してくることがあります。
もし防草シートから敷きなおす場合は、安価なシートは避け、防草性能が高いシートを選ぶようにしましょう。
防犯砂利のうるさい音をカバーする対処法

防犯砂利でもっとも多い失敗例と言えるのが、音が想像以上にうるさいということです。
大きな音がするのは防犯砂利のメリットでもありますが、音のせいで日常生活やご近所付き合いに支障が出てしまうような場合はしっかりと対処しなければなりません。
防犯砂利のうるさい音をカバーする対処法を2つまとめていきます。
人がよく通る場所に敷くのを避ける
防犯砂利はなるべく人があまり通らない場所に敷くように意識しましょう。
人が通らない場所だと防犯効果がないのではと感じるかもしれませんが、不審者などは人目に付きにくい場所から侵入することが多いです。
そのため、日常的に家族が出入りする玄関へのアプローチ部分や、駐車場付近に敷くのではなく、道路から見えにくい箇所に敷くべきです。
そうすれば、普段は人が出入りしないので防犯砂利の音が気にならなくなるでしょう。
そのうえ家族が通らない場所から砂利の音がしたら、不審者と判断しやすくなるはずです。
また、防犯砂利による怪我や、敷地外への流出も回避できます。
普通の砂利を混ぜて敷く
防犯砂利をすでに敷いてしまっているならば、人通りが少ない場所にすべて移動するのが難しいという場合もあるでしょう。
そういった場合には、ある程度移動させた後に普通の砂利を混ぜてしまうのも一つの手段です。
また、以前敷いた防犯砂利が減っているような場合も、普通の砂利を上から敷くと良いでしょう。
そうすれば、人通りが多い場所でも防犯砂利の音がカバーできますし、普通の砂利の重みで防犯砂利が雨や風で流されにくくなるので一石二鳥です。
もし防犯砂利と普通の砂利を組み合わせて敷く場合は、石の色味が近いものを選ぶと見栄えも悪くなりません。
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////防犯砂利のメリットとデメリットのまとめ

防犯砂利の失敗例や、うるさい音をカバーする方法について解説しましたが、防犯砂利はデメリットばかりではなく、メリットも多いことも把握しておいてください。
最後に、防犯砂利のメリットとデメリットをそれぞれ分かりやすくまとめました。
防犯砂利のメリット
防犯砂利のおもなメリットはこちらです。
- 踏んだ時に大きな音がするので防犯効果が高い
- 軽い素材が多いのでDIYもしやすい
- デザインやカラーバリエーションが豊富で外構をおしゃれに見せてくれる
- 雑草対策や泥汚れの防止になる
繰り返しになりますが、防犯砂利の最大のメリットは防犯効果が高いことです。
また、軽い素材が多いので持ち運びしやすく、業者に依頼せずに済むことも挙げられます。
さらに、通常の砂利よりおしゃれなので、見た目にこだわる人にもおすすめです。
防犯砂利のデメリット
防犯砂利のおもなデメリットはこちらです。
- 人がよく通る場所に敷くとうるさい
- 砕けやすいので粉塵になったりケガをしたりする可能性がある
- 軽い素材は雨や風で流出しやすい
このようなデメリットはあるものの、人通りが少ない場所に敷く、普通の砂利と混ぜるなどといった工夫をすれば、支障がなくなるはずです。
適切な対処法をとり、防犯砂利の最大のメリットである防犯効果を活用し、安心かつ安全な外構づくりを目指してくださいね。
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