外構工事をこれから進めていくという段階では、失敗や後悔をしないためにどうしたらいいのか気になるものです。
外構の失敗は直接生活に影響してきますし、なによりも新しくできた外構が気に入らないとなってしまっては気分的にも良くないですよね。
家族の生活スタイルにあった使いやすい外構ができれば、不便さを感じることもない快適な生活を手にすることができます。
また安全で安心できる家にするためにも外構は重要なポイントとなります。
今回は外構で失敗しないために心がけておきたいことを5つご紹介していきます。広い庭を笑顔であふれる空間にするための参考にしてください。
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////外構を成功させるための条件
外構で失敗しないために心がけておきたいことについて見ていく前に、外構に求められる基本的な条件について確認しておきましょう。
快適な環境を作るためには「機能性」「動線」「見た目」が大切になります。
暮らしをサポートする機能性
外構に求められるひとつめの条件は、家族の暮らしをサポートするための機能です。敷地内で安全に安心して暮らしていける環境を外構デザインによって作ることができます。
例えば敷地内に不審者が侵入してこないようにするには塀や照明などの設置が有効です。
またお子さんがいらっしゃる家庭では、不用意な飛び出しを防ぐためのフェンスや転倒したときに大きなケガにならないように芝生や人工芝があると安心できます。
さらに愛車をお持ちの場合、カーポートや土間コンクリートの舗装などで、汚れがついたり傷がつくことを防ぐことができます。
外構のもつ機能性について注目しておきましょう。
使いやすさを決める動線
外構も住宅と同様に動線が敷地の使いやすさを決めるポイントになります。
家の出入り口から駐車場やガーデニングスペースなど頻繁に行き来をする場所へアクセスのしやすさや安全について考える必要があります。
人が通れる幅だけでなく荷物をもって移動したときに余裕があるか、転倒などの危険はないかなど、実際に生活をはじめたときに動きやすい環境になるように外構デザインを検討していきます。
外構の配置を決めるときには、実際にどういう動きになるのかシミュレーションしてみましょう。
調和のとれた見た目
外構は住宅とともに敷地の景観を美しくすることができ、外からだけでなく住宅の中からも心地よい空間を感じられるようになります。
ただしそう感じられる空間にするためには、デザインや素材、配置などをしっかりと検討する必要があります。
それぞれのデザインや素材がおしゃれで気に入ったとしても、他の外構や住宅、周囲の環境と合っていなければ調和のとれた見た目にすることができません。
外構は敷地全体でデザインしていくことが大切です。
////外構に失敗しないために心がけたいこと5つ
外構ができあがってから失敗や後悔することがないように、外構計画時から心がけておきたいことについてご紹介します。
失敗しないためにもこの5つのポイントはしっかりと確認しておくようにしましょう。
場所ごとに必要な外構を考える
広い庭にどんな外構をしたらいいのかまとめて考えてしまうと、より細かくチェックすることが難しくなってしまいます。
住宅を中心に四方でゾーンを区切り、それぞれに必要な外構について検討するようにしましょう。
例えば道路沿いの敷地には駐車場や門まわり、アプローチが必要であればさらに細かいゾーンをつくって検討していきます。
駐車場であれば土間コンクリート舗装やカーポート、洗車のための水栓や照明が必要であり、アプローチには舗装や照明、植栽が必要ということになります。
必要な外構の詳細がわかってくれば、あとはデザインや価格などを考えていくことができます。
周囲の環境に応じた外構にする
敷地の周りがどういった環境なのかを必ず確認するようにしましょう。
道路に面した場所は人通りがどれだけあるのか前面道路の広さはどれくらいか、隣家に面している場所であれば窓の位置、各ゾーンには日当たりがどれくらいあり、夜間どれくらい暗くなるのかかなど、より具体的にチェックしてみましょう。
外構は前述したように機能性や使いやすさなどが重要になります。
プライバシーを守るためには人目につくところに目隠しフェンスを設置する必要がありますし、駐車場でスムーズに車を出し入れするには前面道路の広さをふまえて間口を決める必要があります。
また、ガーデニングや物干しスペースに庭を使う場合には、日当たりや風通しのいい環境が必要になりますよね。
広い庭であってもこういったことに注目しておかないと、失敗や後悔につながることもあるので、周囲の環境については事前に調べて外構デザインに取り込むようにしましょう。
将来起こることもふまえて考える
外構を考えるときには今現在の家族の生活スタイルだけでなく、近い未来どういった生活になっているかということもふまえて検討するようにしましょう。
お子さんがいる家庭では子供が遊べるように広い庭にしたり、砂場や遊具の設置などを検討しているかもしれません。
その場合、5年10年後に庭で遊ばなくなったときにどうなるのか、どう活用していくのかについても考えておくことをおすすめします。
また今は必要なくてもいずれ必要になる可能性のあるものに関しても検討してみましょう。
例えば家族が増えて今よりも大きな車が必要になったとき、子供が自転車に乗るようになったときにはそのためのスペースを確保しておく必要があります。
そして両親との同居をするという場合には、手すりやスロープが必要になる可能性もあります。
最初に準備しておけばよかったと失敗や後悔の気持ちにつなげないためにも、それぞれの外構については将来的な面もふくめて検討するようにしましょう。
使うことだけでなくメンテナンスにも注目する
外構は生活を快適にしてくれるものですが、使うことだけに注目するのではなくメンテナンス性ということも気にするようにしましょう。
外の環境で風雨にさらされているとそのままでは汚れていくだけになってしまいます。
定期的な清掃を検討したり、それに必要な水栓の位置や数についても確認しておきましょう。
また駐車場の土間コンクリートやアプローチを清掃する際に高圧ジェットを使う場合には屋外電源が必要になります。
さらにメンテナンス時にでる汚水がどう流れていくのかについて、施工業者に確認しておきましょう。
それから住宅の塗替えなどをする際には足場を組む必要があるため、通路スペースはしっかりと確保した上で外構について検討する必要があります。
優先順位を決めておく
外構で心がけたいことの最後のひとつは、予算内でおさめられるように優先順位をあらかじめ決めておくことです。
生活を豊かにしてくれる外構は考えているとあれもこれもとなってしまい、ふたをあけてみたら予算オーバーなってしまっているということもあります。
これまでリストアップした外構に優先順位をつけていきましょう。また順位とは別に費用をかけてもいいところや費用をかけたくないところなどを考えてみましょう。
施工業者との打ち合わせ時にこういった情報があれば、スムーズに進めていくことができ、納得のいく形で外構工事をはじめることができるでしょう。
外構の失敗と対策について
外構の失敗は上記のことを心がけておくことでほとんどの場合回避することができます。しかし失敗と感じることをすべて無くせるということではありません。
失敗する可能性を少しでも少なくするためにも、信頼できる施工業者選びから慎重に進めていくことが必要です。
外構業者を3社から5社選んでそれぞれの見積もりや担当者の応対の仕方などを見て、今後安心して工事を任せられる業者を選ぶようにしましょう。
また必要な外構を何度も再考してみることや、不明な点について担当者に相談してみることも大切です。
抜けている点はないかどうか、慎重に検討して失敗につながるものをできるだけ排除していきましょう。
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////まとめ
外構で失敗しないために心がけたいことについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
広い庭の外構は一度にすべて考えようとしてもうまくまとまりませんが、大まかに場所を区切って必要な外構について細かく検討していくことで最終的にはしっかりとした外構プランとしてまとめることができます。
外構はそこに住む家族に必要な機能を与えてくれるものであり、家の雰囲気を景観として表せるものです。
家族にとって必要な外構をしっかりと検討して、失敗や後悔のない満足のいく外構にしていきましょう。
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