エクステリアをよりおしゃれにするために『エクステリア照明』を使っている方は多いでしょう。
しかし、なかなか思うようにおしゃれにならないと悩んでいる方も少なくないかもしれません。
そこで外構工事でのエクステリア照明を上手に配置するためのコツをご紹介します。
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////エクステリア照明とは?
エクステリア照明はエクステリアライトとも呼ばれますが、外構工事で使用される外構用照明器具を使って装飾するものです。
エクステリア照明とはどんなもの?
エクステリア照明とは、家の敷地内において照明器具を設置し、夜間にライトを照らすことです。エクステリア照明は外構におけるさまざまな場所で使用できます。
たとえば門から玄関、そこにいたるアプローチ、さらに建物や庭などに使われます。
門の表札だけを照らしてもよいですし、あるいは玄関横のシンボルツリーを照らすというようなこともできます。建物にそのシンボルツリーの影を投影させるといったようなテクニックも使われます。
このように使用する場所によっていろんな表現方法があることがわかります。使用する照明器具もさまざまで、用途に応じて選ぶことになります。
エクステリア照明は何の役に立つの?
エクステリア照明の役割はいろいろとあります。基本的に照明なので、夜間にその機能を発揮することになります。
まずエクステリア照明を使うことで、夜間に建物をライトアップし引き立てることができます。暗い中に建物を浮かび上がらせるように演出できるというわけです。
これは昼間とは違う雰囲気となり、建物や庭をライトアップすることで幻想的な雰囲気を演出することもできます。
また周囲が薄暗いような場所であれば、建物を照らすことで帰る際に目立つようになります。門の表札を照らすだけでも、その効果が期待できます。
さらに防犯対策にも役立ちます。このようにおしゃれに演出したり防犯に役立てたりと、エクステリア照明はいろいろと役に立つことがわかります。
////エクステリア照明の方法
エクステリア照明には照明器具が必要です。さらにその点灯のためのコンセントも屋外用が必要になります。
ただしエクステリア照明のためのライトにはソーラーライト式のものがあり、こちらは太陽光で充電するのでコンセントは不要です。
エクステリア照明はほとんどがLEDライトになるので、電球を交換する必要はありません。
ただしLEDは照明器具に埋め込まれているので、寿命が来たら照明器具を丸ごと交換することになります。夜間にずっと点灯しているならば、10年くらいを寿命の目安にするとよいでしょう。
エクステリア照明の設置は照明器具によって方法が異なります。
外構用に販売されているLEDライトで多いのは、地面に差し込むだけで設置できるタイプです。このタイプのエクステリア照明であれば、自分で好きな場所に設置できます。
ほかに壁に取り付けるタイプもあり、この場合には工事が必要です。
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エクステリア照明を上手に配置するコツ
それでは外構において、エクステリア照明を上手に配置するコツをご紹介します。場所ごとのポイントから、具体的は配置方法について説明します。
エントランスをおしゃれにするコツ
まずはエントランスをおしゃれにするエクステリア照明の配置のコツです。
簡単に済ませる方法として、門柱を下から照らす方法があります。この場合、門柱の正面に下から照らすため、埋め込み式のスポットライトを配置します。
あるいは門の上部にダクトレールを取り付け、スポットライトを配置すると地面を広く照らせます。
また門から玄関までのアプローチがあれば、その両脇にスポットライトを埋め込むという方法があります。上に向けて光を照らしますが、玄関までの道をおしゃれに演出できます。
門柱の表札をライトで照らすだけでもおしゃれです。この場合、門柱にスポットライトを取り付ける形になります。門柱に電源を確保できるコンセントが必要です。
庭をおしゃれに見せるコツ
エクステリア照明の配置によって、夜の庭がおしゃれに見えるかどうかが決まります。
家の中から夜の庭を見た時に、室内の明かりが届く範囲にエクステリア照明を配置してもあまり効果はありません。全体的に明るくなるだけだからです。
そこで室内の明かりが届かないエリアにエクステリア照明を配置するようにしましょう。すると、暗い部分と照明で照らされた明るい部分とのコントラストが楽しめます。昼間には見ることができない、なんとも幻想的な雰囲気が生まれるからです。
光は植栽を照らしてもよいですし、あるいは壁を照らすだけでも効果があります。複数個のライトを用意して、間隔を開けて配置しましょう。
テラスをおしゃれにするコツ
テラスにエクステリア照明を使うと、昼間とはまた違った雰囲気を楽しめます。夏には幻想的な雰囲気の中でビールを楽しむのもよいでしょう。
テラスをおしゃれに演出するコツはいくつかあります。もし壁があるテラスであれば、その壁に向けるようにスポットライトを下に配置するとよいでしょう。
もし壁がなければ、テラス先にポールライトを設置しても雰囲気はかなり変わります。テラスに庇があれば、そこにダウンライトを取り付けるのもよいでしょう。
光量を計算すること
スポットライトを使う場合、どのくらいの範囲を照らすのかによって光量が違います。そこでエクステリア照明で配置するライトは、どこまで照らすのかに応じて光量を選びましょう。
LEDライトの光量は"ルーメン(lm)"という単位で判断できます。白熱電球はワット(W)で表していますが、LEDライトはワット数が少ないので、このルーメンの数値で明るさの度合いを判断しましょう。
たとえばシンボルツリーのような樹木を下から照らす場合、光量が足りないと上のほうまで光が届きません。しかしそのシンボルツリーの影を壁に映すだけであれば、それほどの光量は不要です。
このようにライトで照らす対象と照らし方に応じて、必要な光量を選ぶようにしましょう。
まぶしくないように向きを調整する
エクステリア照明はあくまでも外構をおしゃれに演出するものです。もちろん防犯対策としての役割もありますが、基本的に明るくすることが目的ではありません。
そこで周囲を明るす照らしすぎないように、光の向きを調整することが大切です。
スポットライトを使う場合には、間接照明となるように意識するとよいでしょう。壁や門などを利用して、そこに光を当てるように向きを調整して配置します。
あるいは庭の植栽を照らしてその陰影を楽しめるようにいろいろと向きを変えてみるとよいでしょう。
壁を照らす際の配置のコツ
間接照明としてスポットライトを使う時に、多くの人が壁を照らしていると思います。ここでもコツをつかめば、おしゃれに演出できます。
壁には少なからず凹凸があると思います。もし正面から光を当てると、その凹凸が消えて立体感がなくなります。
そこでなるべく陰影をつけるように、光の向きを変えてみましょう。できる限り山が大きな方向から光を当てることで、大きな影が生まれます。
そのためには単に下から当てるだけではなく、斜めなど向きを調整してみてください。
まとめ
エクステリア照明の配置は、いかに陰影をつけるかがポイントです。壁に光を直接当てるのであれば、壁の凸凹による影ができる限り大きくなるようにしましょう。
また樹木を下から照らすならば、光量にも注意します。明るい部分と影になる部分のコントラストが大きくなるようにすると、おしゃれに演出できます。
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