家庭菜園をはじめてみたいけど、失敗しそうとか難しいことが多そうと踏み出せないでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
枯らしてしまったり、虫がついて収穫までできなかったという家庭菜園の失敗談が、栽培をはじめる前から耳に入ってきていると、はじめづらいというのも当然のことです。
また、失敗してしまわないために野菜を栽培するための知識を得ようとしても、いまいちピンとこないということもあるでしょう。
家庭菜園は「やってみようかな」と思ったときに、そのままはじめてしまうことが一番です。というのも、家庭菜園は誰でも簡単にできるものだからです。
今回は、家庭菜園が誰でも簡単にできる理由を5つご紹介していきます。日々の楽しみをひとつ増やすための参考にしてください。
////家庭菜園から新鮮で安全な野菜を食卓に
家庭菜園をはじめることで、身近にある場所で作った野菜を収穫し、そのまま食卓で楽しむことができます。
自分で選んだ土で、身近に使っている水を与え、日々触れている太陽の光や空気で生長する野菜、農薬を与えずに育った野菜は安全で安心して口に入れることができるのではないでしょうか。
もちろん、家庭菜園で作ったものだけで食卓すべてをまかなえるものではありませんが、日々の食卓に自分で作った野菜が使える喜びというのはひとしおです。
家庭菜園をはじめることで感じられることのひとつに、生産者の努力や苦労をわずかにでも知ることができるということがあります。
野菜を育ててみると収穫までに予期せぬことが起こったり、スーパーに出ている野菜とは違うサイズだったり、不格好な野菜ができることがあるかもしれません。
ただ、それも家庭菜園をしていく上で喜びを得られるチャンスになります。
しっかりと野菜が育つように努力するということや、より大きくしたいという願望、不格好でも美味しい野菜が採れた幸せなど、さまざまな感情が出てくることでしょう。
家庭菜園をすることで野菜を作れて食べられる楽しみと、日頃何気なく食べている野菜とそれを作る生産者の努力がきっと見えてくるはずです。
家庭菜園を生活の一部として取り入れて、「生きるための活動」や「生きるための活力」をより身近に感じていきましょう。
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////家庭菜園が誰でも簡単にできる理由5つ
家庭菜園をしてみたいけどできるかどうか不安という方に、実は家庭菜園は簡単にできるものと言い切れる理由を5つほど紹介していきます。
難しそうと感じている方もこれを見れば「やってみようかな」という気持ちから一歩踏み出せるかもしれません。それでは、家庭菜園が誰でも簡単にできる理由5つを順番に見ていきましょう。
家庭菜園は少ない道具ではじめられる
家庭菜園をはじめるために必要な道具は少なく、費用もあまりかかりません。
人気のある家庭菜園なので、あれば便利という道具といったものは多くありますが、まずは必要なものだけを揃えておけば野菜づくりをはじめることができます。
野菜の苗や種、土、プランターや鉢、鉢底石、鉢底ネット、スコップ、ジョウロや水やりホースが必要になりますが、家庭菜園の場所や作る野菜によって必要なものが増えることもあります。
それぞれについて、見ていきましょう。
家庭菜園で育てる野菜の苗や種
家庭菜園で育てたい野菜を選んで、苗や種を用意するようにしましょう。育てる野菜を決める方法としては、育てやすい野菜を選ぶという方法と自分や家族が食べたい野菜を選ぶという方法があります。
家庭菜園をこれからはじめる場合には、育てやすい野菜がおススメですが、食べたい野菜選んだ場合でも育てる上での注意点などしっかりとおさえておくことで、初心者でも収穫まで育てていくことも可能です。
また、短期間で収穫できる野菜もおススメで、収穫や実食といった成功体験が早い段階で経験することができます。
家庭菜園を楽しむ上で成功体験は大きな自信となり、次の野菜へ挑戦してみようという意欲にも繋がっていくでしょう。
育てやすい野菜には、シソやゴーヤ、ミニトマトやシシトウ、ハーブ類なども育てやすいでしょう。
そして、収穫までが短期間でできる野菜には、水菜や小松菜、リーフレタスやルッコラ、ラディッシュなどがあります。
家庭菜園で育てていく野菜を決めることができたら、その野菜を植え付ける時期や種まきの時期、好みの環境などを同時に調べておきましょう。
家庭菜園の土
野菜など植物には太陽の光と水、そして適した土が必要です。
家庭菜園でプランターや鉢を使う場合には、ホームセンターや園芸店、ネットで購入できる家庭菜園用(野菜用・栽培用)などの培養土を使用します。
土を自分で配合することもできますが、最初は市販の培養土を使用しておけば手間もかからず間違いもありません。
また、庭で家庭菜園を行うという場合には、もしかすると土壌改良や土の入れ替えが必要になるかもしれません。
というのも、粘土質の土など野菜の栽培に適さない土壌である場合が多いからです。土壌改良や土の入れ替えが必要な場合にはまず業者に相談してみましょう。
自分ですることもできますが、土壌改良や土の入れ替えとなると大変な労力がかかるのもあり、残土を処分するために最終的に業者に依頼する可能性もあるため(市町村によっては残土処分を行政に依頼することもできます)まずは相談してみるほうが良いでしょう。
ベランダでの家庭菜園ではプランターや鉢
家庭菜園をベランダや屋上、庭で地植えしない場合などには、プランターや鉢が必要になります。
家庭菜園をするためのプランターや鉢が販売されているので、多くの場合そういったものを選べば問題はありません。
ただし、根野菜を造りたいという場合には、その野菜がどの程度生長するのかを考えてプランターや鉢を選ぶ必要があります。
深く根を下ろす野菜であれば、その分深いプランターや鉢が必要になります。家庭菜園で育てたい野菜に合ったもの、余裕をもって育てられるプランターや鉢を選ぶようにしましょう。
プランターや鉢に使う鉢底石と鉢底ネット
家庭菜園で使うプランターや鉢には底に水はけを良くするための穴やスリットが入っています。そこから土が流れ出ないように鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を載せていきます。
鉢底ネットのかわりに台所用の水切りネットを使用する方法もあるので、それで代用することもできます。
鉢底石はプランターや鉢で一度使っても洗えば再利用できるので、水切りネットを使用したほうが後々楽をできるかもしれません。
野菜の苗を家庭菜園に植えるためのスコップ
スコップはプランターや鉢に培養土を入れたり、苗を植えるための穴をあけ、土を戻していくときに使用します。
作業自体手でもできますが、スコップがあれば効率的に行っていくことができるでしょう。
家庭菜園だけでなく、他の植物を育てる際にも使用できるので、気に入ったものを1本用意しておくと、長く使っていけます。
家庭菜園に水やりをするジョウロやホース
野菜への水やりは優しいシャワー状の水がでるジョウロや水まきホースを使用します。
家庭菜園で使用する土はふかふかとしており、強い水圧がかかるとその部分がえぐれてしまうこともあります。
ちょっとした水やりをコップや計量カップなどで行ってしまう人もいますが、ジョウロや水まきホースを使用するようにしましょう。
家庭菜園で育てる野菜によっては必要なもの
家庭菜園で必要な道具の他に、支柱や虫よけネットといった道具が必要な場合もあります。支柱は上にのびていく野菜をはわせたり、麻ひもなどでつないで補強するために使います。
また、ゴーヤなどつる性の野菜の場合、支柱とネットを使ってつるをはわせてあげることで元気に生長していきます。野菜の特性にあわせて、必要であれば用意するようにしましょう。
それから、葉野菜などは虫による被害にあいやすいため、収穫まで虫から守ってあげる必要があります。
虫よけネットを使用することで、虫による被害から野菜を守ることができ、収穫までいい状態で育てていくことができます。
少ないスペースでも家庭菜園はできる
畑や庭、ベランダや屋上、屋内でもちょっとしたスペースがあれば家庭菜園をはじめることはできます。
プランターや鉢もさまざまなサイズがあり、家庭菜園にしたい場所にあわせて選べますし、デザインも多くあるので景観にあわせることもできます。
ただし、野菜も植物なのでなるべく日当たりのいい場所にプランターや鉢を置いてあげましょう。
中には日陰でも生長してくれるミツバや小松菜などの野菜もありますが、多くの場合太陽光を好みます。季節や時間帯でどの場所が日当たりがいいのか観察してみるといいでしょう。
育てやすい野菜を選べば誰でも簡単にできる
家庭菜園で育てられる野菜の中には、少しの手間をかけて育ててあげないといけない種類もあります。
そういった野菜を育てるためには知識も必要ですし、なるべく簡単に野菜づくりをしたいという場合にはなるべく手間のかからない野菜を選ぶのが良いでしょう。
また、春から夏にかけては野菜の生長もよく育てやすい時期ではありますが、虫や病気にかかりやすい季節でもあります。
秋から冬にかけて育てる野菜を選ぶことで、虫の種類も減り病気にかかる可能性も低くなるため、初心者でも育てやすくなります。
家庭菜園のコツを知っておけば失敗を防げる
家庭菜園で失敗しないためにも、育てる野菜の特性をしっかりと知っておきましょう。野菜は種類によって、環境の好みなどが違い、育て方もかわります。
家庭菜園で育てる野菜のことを知り、それにあわせてあげることが失敗をしないためのコツになります。また、育てている野菜の状態をしっかり見てあげるようにしましょう。
葉が虫に食われていないか、変色していないか、しおれていないかなどをチェックしてあげることで、病気や虫、また水のあげ過ぎやあげなさすぎといったことに気づくことができます。
野菜の生長が家庭菜園をさらに楽しくしてくれる
家庭菜園で野菜を育てはじめると、日に日に生長している様を見ることができ、それを日々の楽しみのひとつにすることができます。
収穫が目的の家庭菜園ですが、手をかけている野菜が健康に育っていると、それだけで嬉しくなれるものです。
家庭菜園の野菜に興味を向けられれば、それだけ野菜の健康状態にも注意することができ、結果美味しい野菜を収穫することができるでしょう。
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////家庭菜園で得られるメリット5つ
家庭菜園で野菜を作ることで得られるメリットについて確認してみましょう。誰でも簡単にできるだけでなく、日々の生活に効果を与えてくれる家庭菜園。
これをはじめる理由としても、メリットについて知ることは今後役に立っていくでしょう。
無農薬の新鮮な野菜を食べられる
家庭菜園では自分で野菜の育て方を決めることができます。規模が小さければ管理もしやすく、害虫駆除や草むしりなども人の手で行うこともできるため、薬品を使わずに野菜を育てていくこともできます。
もちろん、広い範囲で家庭菜園を行う場合や、手入れをする時間がないという場合には薬品を使って駆除することも可能です。
ただ、家庭菜園を行う方は無農薬で安全な野菜を食べられるということにメリットを感じています。
必要なときに使えて食費もおさえられる
家庭菜園をするメリットとして、食費がおさえられたり、必要なときに必要なだけ使えるということがあります。
野菜づくりを家庭菜園で行っていればその分スーパーの買い物をしないで済みますし、必要な分だけ家庭菜園で収穫して使うことができます。
ちょっとしたことかもしれませんが、コストもおさえられ無駄も省くことができるのは嬉しいですよね。
家庭菜園はリラックス・リフレッシュできる
やることは多いし、慌ただしい時間を日々過ごしているという方に、リラックスする時間とリフレッシュするタイミングを与えてくれる家庭菜園は最適です。
植え付けの準備をしたり収穫のとき、水やりや野菜の生育状態を確認するなど、時間をゆっくりと使うことで気分も変えることができます。
また、日の光や水、グリーンがある環境は自然を連想させ、目や心にやすらぎを与えてくれるでしょう。
家庭菜園は長く続けていける趣味になる
家庭菜園は誰にでもできるものですが、奥深く追求していけることもあり、長く続けていける趣味にすることができます。
野菜づくりをはじめるときはそれどころではないかもしれませんが、収穫までいってその野菜を食べれば幸福感や感動から次のステップについて考えはじめてるかもしれません。
家庭菜園は成功体験をつんでいくうちに、自然とのめり込んでしまうものです。
ベランダのプランターより収穫量を多くするために、レンタル農園やシェア畑を借りるということも多くなってきています。
家庭菜園を趣味と実用をかねたものとして位置づけることで、レベルをアップしていくことも楽しみのひとつになるでしょう。
子供と家庭菜園をすることで食育になる
子供がいるご家庭であれば、一緒に家庭菜園をすることで食育ができるというメリットがあります。
育てている野菜が生長し収穫できるようになれば、大人同様子供も嬉しいものです。普段食べているものがどうやってできていくのか、大変さを知ることができ、食べ物に対しての感謝の気持ちを育むことにも繋がります。
種まきや水やり、収穫など子供でもできることがたくさんあるのが家庭菜園です。一緒に野菜を育てていくことで、食育だけでなく、家族のつながりもさらに深めていくことができるでしょう。
まとめ
家庭菜園が誰でも簡単にできる理由と野菜を自分で育てるメリットをそれぞれ5つずつご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
少ない道具でもはじめることができ、自宅のちょっとしたスペースでも家庭菜園ははじめることができます。
また、育てやすい野菜を選び、その野菜の好きな環境を家庭菜園に作ってあげることで、自然と成長してくれるものです。
家庭菜園は選ぶ楽しみ、育てる楽しみ、収穫する楽しみ、食卓に出せる楽しみ、食べる楽しみを味わうことができます。
必要なものをまずは目の前に揃えて、身近なところで家庭菜園をはじめてみてはいかがでしょうか。
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