家庭菜園のひと口に言っても、その手段はいくつかあります。
そのなかでも大きく分けると、「庭の畑」と「プランター」の2種類がありますが、家庭菜園の初心者にとっては畑とプランターのどちらがよいのでしょうか。
そこで今回は、初心者が家庭菜園で野菜を育てるなら畑とプランターのどちらがよいのかを考えてみました。
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////知っておきたい!畑での家庭菜園のポイント
家庭菜園の初心者がまずは知っておきたい畑での野菜栽培のポイントをご紹介します。
畑での家庭菜園のポイント
畑での家庭菜園にも、2種類の方法があります。
ひとつは自宅の庭を畑にする方法、もうひとつは市民農園を借りる方法です。つまり、自宅に庭がなくても畑での家庭菜園はできるということです。
家庭菜園の初心者であり、かつ自宅に庭がない人でも、近場に市民農園があれば簡単に野菜の栽培を始めることができます。
さらに市民農園では、野菜の栽培に詳しい人からレクチャーを受けることも可能です。
ひとりで庭の畑で家庭菜園をするよりも、美味しい野菜を作ることができるというメリットがあります。
庭であっても市民農園であっても、畑で家庭菜園をする場合には「土作り」が必要です。
これはプランターにはない作業ですが、初心者にとっては難しくもあり、熟練者にとっては楽しくもあるものと言えるでしょう。
特に時期をずらして複数の野菜を育てる場合には、この土作りで「できの良し悪し」が重要です。まさに家庭菜園の醍醐味と言ってもよいでしょう。
畑での家庭菜園の楽しさ
畑での家庭菜園の楽しさは、なんと言っても年間をとおしていろんな野菜を育てられることでしょう。
野菜はそれぞれ、生育に適する時期というものがあります。春から夏にかけて育つ野菜にはトマトや枝豆、オクラなどのほかに夏野菜があります。
一方で夏から秋にかけて育つ野菜には、白菜や春菊などさまざまなものを時期をずらして育てられます。
このようにスケジュールをうまく組んで育てることができれば、年間をとおしていろんな野菜を収穫し、食卓で味わうことができます。
これは畑で家庭菜園をする楽しさでありメリットとも言えるでしょう。さらに「科」を意識した「輪作」のプランを立てるという楽しさもあります。
野菜にはウリ科やナス科など、「科」による分類方法がありますが、同じ科の野菜を同じ畑で作り続けると「科」特有の病気や害虫にかかりやすくなります。
これを「連作障害」と呼びますが、この連作障害を防ぐためには「輪作」というものが必要です。輪作とは、科の違う野菜を順にローテーションを組んで育てることです。
このような輪作のスケジュールを立てることも、畑での家庭菜園の醍醐味と言えます。
畑での家庭菜園の難しさ
畑での家庭菜園にはこのように、深みのある楽しさがある一方で、初心者にとっては難しさもあります。
最初のうちは年間の栽培スケジュールを立てるのも難しいでしょうし、ましては輪作となれば野菜そのものに関する知識も必要です。
このような深みのある作業が好きな人であれば、畑での家庭菜園は非常にやりがいのあるものとなるでしょう。
逆に細かなスケジューリングやプランニングが苦手な人にとっては、畑での家庭菜園は難しいと感じるかもしれません。
ほかにも、畑での家庭菜園には「雑草処理」という作業も必要になります。
雑草は処理をしても何度も生えてきますし、薬剤を使うと肝心の野菜にも影響が出る可能性があります。
この点はプランター栽培にはない面倒な作業と言えるでしょう。
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////知っておきたい!プランター栽培のポイント
続いてプリンター栽培のポイントをご紹介しましょう。
プランター栽培のポイント
庭や畑がなくても、ベランダや玄関などで野菜を栽培できるのがプランター栽培です。
プランターは鉢と同じようなものですが、野菜栽培に適したいろんな形状のもの、素材のものがあります。
家庭菜園の初心者には、軽量なプラスチックのプランターがおすすめです。
たとえばベランダで野菜を栽培する場合、日当たりの良い場所に移動させることもあるので、持ち運びが楽なプランターを選ぶとよいでしょう。
プランター栽培のメリットはいろいろとありますが、まずは畑での栽培よりも害虫がつきにくい点が挙げられます。
次に畑での家庭菜園のような雑草処理が不要である点もメリットと言えます。台風などの影響を受けにくい点も、プランター栽培の利点と言えるでしょう。
このように手軽に野菜栽培ができるので、初心者には特にプランター栽培が向いていると言えます。
プランター栽培の楽しさ
プランター栽培の楽しさは何と言っても、手軽に野菜を育てられることです。自宅に庭がなくても、あるいはわざわざ市民農園へ足を運ばなくても簡単に行えます。
また畑での野菜栽培のように、土を作る必要もありません。ホームセンターなどで必要とする土を購入するだけで、すぐに種まきができます。
新しく野菜を育てるたびに土を購入する手間はありますが、連作障害を気にする必要もありません。
プランター栽培の難しさ
プランター栽培は当然ですが、まずはプランターを購入する必要があります。そしてそのサイズにより、育てられる野菜の種類が決まります。
つまり家庭菜園に慣れてきて新しい野菜栽培にチャレンジしたいという時、別のサイズのプランターを購入する必要が出ることもあるということです。
育てる野菜に応じてそのたびに、プランターを使い分けるのは面倒かもしれません。
また野菜栽培に必要な日当たりがしっかりと確保できるかどうかも、プランター栽培の難しさと言えるでしょう。
プランターを置くベランダの向きによっては、日中にあまり日が差さない場合もあります。そのような場合には、それほど日当たりがよくなくても育つ野菜を選ぶ必要があるでしょう。
とはいえ日陰でも育つ野菜は割と多くあります。たとえばイチゴやホウレンソウ、ネギやミツバなど普段よく食べる野菜は日当たりを気にせずに育てられます。
////初心者は畑とプランターのどちらが向いているのか
以上を踏まえて、家庭菜園の初心者は畑での栽培とプランター栽培のどちらを選べばよいのかを考えてみます。
凝り性な人は畑での家庭菜園がおすすめ
家庭菜園の初心者は畑とプランターのどちらがおすすめなのかは、その人によって違います。何かと凝り性な人は、畑での家庭菜園がおすすめです。
畑で野菜を育てるのは、何かと手間がかかります。しかしその手間をかける分だけ、やりがいもあるものです。
土作りから時期ごとに育てる野菜を変えるプランニングなど、楽しみはいろいろとあります。
手軽に家庭菜園を楽しみたい人はプランター栽培
家庭菜園をしたいけれども手間をかける時間がなかなか取れない、そんな人にはプランター栽培がおすすめです。
手軽にできるとはいえ、プランターでもいろんな野菜を育てられます。またベランダにプランターを置くことで、その成長を直近で見られる楽しさもあります。
さらに収穫時期を逃すこともないので、一番美味しい頃合いの野菜を楽しめるのもプランター栽培の魅力です。
仕事や家事などで何かと忙しい人も、その合間にしっかりと野菜を育てられるプランター栽培を楽しむことができると思います。
まとめ
家庭菜園を畑とプランターのどちらで行えばよいのかは、どちらがより楽しめるかで決めればよいと思います。
何よりも大事なのは、長く楽しめるということです。家庭菜園の初心者は特に、学ぶことが多くあります。
それを楽しみながらできるかどうかが、畑とプランターのどちらで栽培するのかを決める要素と言えるでしょう。
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