家庭菜園ではきのこ類も栽培できるのをご存知でしょうか。そのなかで今回は、マッシュルームの家庭菜園についてご紹介します。
実はマッシュルームは、家庭菜園でも簡単に栽培することができます。栄養価も高いので、ぜひ栽培していただければと思います。
またマッシュルームを使った簡単な料理もご紹介しますので、ぜひご覧ください。
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////マッシュルームについて知っておきたい3つのこと
家庭菜園でのマッシュルーム栽培に関するお話の前に、まずはマッシュルームについてぜひとも知っておきたいことを3つご紹介します。
マッシュルームの種類
マッシュルームはおもにふたつの種類があります。
ひとつはブラウン・マッシュルームでもうひとつはホワイト・マッシュルームです。
ブラウン・マッシュルームは味が濃く、香りが強いのが特徴です。料理ではシチューや煮物に使用するとよいでしょう。
ホワイト・マッシュルームは香りが控えめなのが特徴です。
サラダに加えるなどして生のままで食べるのであれば、このホワイト・マッシュルームのほうがよいでしょう。
ただしホワイト・マッシュルームを生で食べる場合には、収穫したその日に食べることをおすすめします。
ブラウン・マッシュルームは収穫してから3~4日は生で食べることができます。
マッシュルームの栄養
そもそも、なぜ家庭菜園でマッシュルームを栽培するのかという疑問が生じるかもしれません。
その答えのひとつに、マッシュルームの栄養価の高さがあります。マッシュルームには豊富な栄養素が含まれています。
まずデトックス効果が期待できる食物繊維があります。腸内環境を良くして老廃物を溜めにくくする働きがあります。そのため、便秘に悩んでいる方にもマッシュルームはおすすめです。
次に疲れにくくなるビタミンB1があります。
糖質の代謝を促進するので、体のエネルギーの生産性も向上します。集中力も高まることから、仕事の効率も良くなることが期待できます。
日頃から何となく身体がだるい、と感じる方はドリンク剤を飲んでいるかもしれません。そのかわりにマッシュルームを食べることをおすすめします。
そして脂肪燃焼には不可欠とされるビタミンB2も豊富です。美肌効果も期待できるうえに、ダイエット中の人に効果的であることがわかります。
また余分な水分を排出することで、むくみ予防にも役立つカリウムも含まれます。
余分なナトリウムも排出するので、塩分の取り過ぎを調節するとともに、高血圧の予防にもつながります。
血圧の高さが気になる方は、ぜひ家庭菜園でマッシュルームを栽培して欲しいと思います。
マッシュルームは水洗いをしないこと
マッシュルームには豊富な栄養素が含まれますが、そのいずれもが水溶性です。そのため、マッシュルームを水洗いしてしまうと、栄養素が流れ出てしまいます。
また風味も損なわれてしまうので、マッシュルームは水で洗わないようにしましょう。汚れが気になるようであれば、ペーパーで拭き取るようにします。
購入したマッシュルームには、黒い汚れのようなものがついていると思います。これは栽培の際に使用する改良用土、ピートモスと呼ばれるものです。
無菌化してはいますが、キッチンペーパーなどで落とすとよいでしょう。
////家庭菜園でマッシュルームを育てる4つのポイント
それでは、家庭菜園でマッシュルームを育てる方法についてご紹介します。特に押さえておきたいポイント4つに絞って説明しましょう。
マッシュルームは栽培キットで簡単に育成できる
マッシュルームをはじめ、きのこ類の栽培はほかの野菜とは少し異なります。
それは「菌を繁殖させる」というアプローチが必要となることです。通常の家庭菜園のように、土と種で育てるわけではありません。
そこできのこ類を家庭で栽培するために、必要なものが一式揃ったキットが販売されています。もちろん、マッシュルームの栽培キットもいろいろとあります。
これを購入すれば、誰でもすぐにマッシュルームの家庭菜園ができるというわけです。
通常の家庭菜園のように、プランターを用意したり、あるいは育てる野菜に応じた土を作る必要はありません。
マッシュルームを育てるために必要なものが一式揃っているので、栽培キットを購入すれば誰でもすぐに始めることができます。
高温には注意を
マッシュルームの栽培キットには詳しく育成の方法が書かれていますが、ポイントは高温となる場所に置かないことです。
マッシュルーム栽培の適温は8度くらいから23度くらいで、28度を超える場所には置かないようにしましょう。
そのため、家庭菜園でマッシュルーム栽培を始めるならば10月から3月にかけての時期がよいでしょう。
また直射日光が当たる場所も厳禁です。たいていの「きのこ栽培キット」は、玄関に置くことを推奨しています。
マッシュルームの収穫までは40日程度
同じきのこでも、種類によっては成長の早さが違います。たとえば、しいたけは1週間程度で収穫できるまでに成長します。
一方で、なめこのように1カ月以上かかるものもあります。マッシュルームの場合は、なめこと同様に時間がかかります。
栽培を始めてから収穫までは、40日程度を見込んでおくとよいでしょう。
水やりは霧吹きで簡単に
マッシュルームの水やりは非常に簡単です。ほかのきのこ類と同様に、表面が乾いたら霧吹きで全体を湿らせる程度に水を与えれば大丈夫です。
注意点として大事なのは、水を与えすぎないことです。マッシュルームが生えてきたら、霧吹きも控えめにしましょう。
マッシュルームに水がかかると吸収してしまい、味が落ちてしまいます。
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////マッシュルームの美味しい食べ方4選
最後にマッシュルームの美味しい食べ方をご紹介します。
レアで炒める
マッシュルームは生で食べることができます。その食感が良いことから、できる限り生で食べる料理の仕方がよいでしょう。
おすすめはオリーブオイルをひいたフライパンで、軽く焼く調理方法です。誰でも簡単にできますし、失敗もほとんどないと思います。
表面に軽く焦げ目がついたらフライパンから取り出し、塩こしょうで味付けをして食べてみてください。
マッシュルームの中はレア状態になっているので、その食感も楽しむことができるでしょう。
サラダに加えて
マッシュルームをスライス状に切り、いつも食べるサラダに加えるだけです。
あとは好みのドレッシングをかけて食べます。染み込んだドレッシングの味とともに、生のマッシュルームの歯応えを楽しめます。
ブラウンマッシュルームは収穫してからある程度は日持ちしますが、ホワイトマッシュルームは収穫したその日のうちに食べるようにしましょう。
コンソメスープに
ここでひとつ、スープ系をご紹介します。簡単に作れるコンソメスープです。
まずフライパンにスライスした玉ねぎを入れ、オリーブオイルでじっくりと弱火で炒めます。玉ねぎがしんなりしてきたら、スライスしたマッシュルームを入れてさらに弱火で炒めましょう。
そこにあらかじめ用意しておいたコンソメスープを入れて少し煮込み、塩コショウで味付けをすれば完成です。
マッシュルームとチーズのトースト
栄養価の高いマッシュルームを朝から食べたい、そう思う方にはトーストをおすすめします。
作り方は簡単です。まずスライスしたマッシュルームをオリーブオイルを熱したフライパンで軽く炒めて、塩コショウを加えます。
次に食パン1枚に炒めたマッシュルームを乗せて、マヨネーズをかけます。もう1枚食パンを用意して、こちらにはスライスチーズを乗せます。
2枚の食パンをオープントースターで焼き、チーズがとろけてきたら取り出して重ね合わせます。食べやすいサイズにカットすれば完成です。
まとめ
家庭菜園で栽培したマッシュルームは新鮮なので、生で食べられるメリットがあります。その分、料理のバリエーションも増えるので、いろんな食べ方ができると思います。
まずは簡単に、スライスしてサラダに加えて食べてみてはいかがでしょうか。その食感がやみつきになるかもしれません。
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