家庭菜園をはじめたいけど簡単に野菜を栽培できる方法はないのか悩んでいませんか?
野菜を栽培するのは難しそうだし、家庭菜園を作る場所もないと諦めてしまっている方も多くいらっしゃいます。
野菜を手軽に栽培することができれば食費の足しにもなり、なによりも自分で作った野菜は安心して食卓に並べることができます。
また野菜を育てることは打ち込める趣味をひとつ作れるというメリットもあります。
できるだけ簡単に家庭菜園をはじめたいという方のために、今回はプランターを活用した家庭菜園についてご紹介していきます。
プランターが野菜の栽培を簡単にすることができる理由や、実際にプランターを使って野菜を栽培する方法についても解説していくので、ご自宅の家庭菜園つくりの参考にしてください。
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////家庭菜園でプランターがおすすめな理由4つ
野菜の栽培は畑など地植えで行うことをイメージしがちですが、プランターや鉢を使って育てることもできます。
プランターや鉢だからこそのメリットもあり、簡単に野菜を栽培したい、時間や労力は最小限にしたいという方にはおすすめの栽培方法になります。
プランターを使うことで野菜の栽培を簡単に出来る理由を4つご紹介していきます。
少ないスペースでも野菜を栽培できる
プランターはサイズも豊富にあり、限られたスペースしかなくてもそこにあわせて選ぶことができます。
野菜には栽培に必要な広さや深さというものがあり、極端に狭いスペースの場合には育てられる野菜が限られてきますが、それでも家庭菜園として野菜の栽培をすることはできます。
そのスペースでも十分に育ってくれる野菜を選べば栽培はできるわけです。
またプランターは野菜を栽培するための必要なサイズのものを選ぶのが基本ですが、次に育てる野菜をプランターに合わせて選ぶことで、プランターが増えて保管場所に悩んでしまうということ防ぐことができます。
少ないスペースしかないという場合や、ものを増やして圧迫感を出したくないという場合にもプランターであれば問題なく野菜を育てていけます。
プランターは移動することができる
野菜を地植えで栽培するのとは違い、プランター栽培であれば移動させて違う場所に配置することができます。
日当たりを好む野菜は、太陽光の当たり方によっても生育が変わってきます。
土が入っているプランターは重みがありますが、固定されていないので日当たりのいい場所に移動させることができ、最適な条件で野菜を育てることができるわけです。
また季節によっては台風や豪雨、積雪など野菜にとって厳しい環境になることもあります。
プランターであれば栽培している野菜ごと避難させることができるので、天候による被害を避けることができ、収穫までしっかりと育てていくことが可能です。
野菜の状態が確認しやすい
プランター栽培はより身近なところで野菜を育てることができるため、野菜の病害虫の発見をしやすいという利点があります。
日々の水やりのタイミングやちょっとした時間に野菜の状態を観察できるので、野菜の現在の状況をしっかりと把握することができます。
観察のしやすさは病害虫の早期発見ができるため、収穫量にもいい影響を与えるでしょう。
水やりがしやすい
野菜を栽培していくためには水の管理が非常に重要になります。水の足りなさすぎやあげすぎは野菜の生育や健康状態を左右します。
プランターは好きな場所で野菜の栽培ができるため、アクセスのしやすい場所で育てることで、水やりが億劫になって野菜の水が足りないというようなことを回避することができます。
またプランターは地面と違い、土に対しての水の量を目で確認することができます。プランターの下から水が漏れてきたら、十分に水が行きわたっているという目安になります。
////家庭菜園をプランターではじめる方法
簡単に野菜の栽培ができるプランターを使った家庭菜園をはじめる方法についてご紹介します。
家庭菜園にする場所や育てる野菜、プランター栽培をはじめる準備など、順を追って見ていきましょう。
プランター栽培は場所を選ばない
プランターを使った家庭菜園では、プランターがある場所が家庭菜園になります。つまりベランダや屋上、庭先やキッチンなどに家庭菜園を作ることができるということです。
ただし野菜が好む環境があるので、育てる野菜にあわせてプランターを配置する必要もあります。
また水やりなど野菜の管理をしやすくするために、アクセスしやすい場所で家庭菜園を行うようにするといいでしょう。
家庭菜園にする場所の候補をピックアップして、実際にアクセスのしやすさを確認してみましょう。
それから、ジョウロなど日々使っていく道具の置き場や水をくむ場所なども確認しておくと、スムーズに水やりができるようになるので時間のロスを減らせます。
プランターで栽培できる野菜
家庭菜園をする場所の候補について検討したら、今度は育てていく野菜を決めていきます。
野菜作りがはじめてという場合には「簡単・早い・よく使う」ということを基準に野菜を選んでいきましょう。
育てるのが簡単であれば収穫までしっかりと育てていくことができ、収穫までが早い野菜を選べば栽培の楽しさや野菜の美味しさを短い期間で感じることができます。
それから、よく使う野菜を栽培することでスーパーに行く時間や食費を減らすことができます。
トマトやナス、シソやワケギ、コマツナやブロッコリーなどさまざまな野菜をプランターで栽培することができるので、どんな野菜を収穫したいかまずは考えてみましょう。
大切なポイントとして、野菜には栽培適期というものがあるので、種まきや苗の植え付け時期が栽培をはじめるタイミングに合っているものを選ぶようにしましょう。
プランター栽培に必要なもの
家庭菜園をプランターで行うことを決めて、場所や育てる野菜について検討したら、プランター栽培に必要なものを揃えていきましょう。
- プランター
- 培養土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- シャベル
- ジョウロや水まきホース
- 剪定はさみ
- 肥料
- 防虫ネット
- 支柱
- 麻ひもやビニールひも
「プランター」は深さ30cm以上あるもので、育てる野菜に必要なサイズ、家庭菜園のスペースに収まるものを基準に選ぶといいでしょう。
「培養土」は野菜用のものがホームセンターや園芸店、またネットでも買えるので、プランターの容量にあわせて用意するようにします。
「鉢底石」はプランターの底が見えない程度敷き詰めるので、プランターのサイズに合わせて用意します。
「鉢底ネット」は土や鉢底石の流出や害虫が入ってこないようにするもので、プランターに空いた穴の部分に設置します。
「シャベル」は培養土をプランターに入れるときに使います。
「ジョウロや水まきホース」は野菜の水やりに使用するので、使いやすくデザインが気に入ったもの、長く使っていけるものを選ぶようにしましょう。
「剪定はさみ」は摘心や収穫など野菜を切るものなので、切れ味がいいものを選び、使用後にはなるべく清潔にしておくようにします。
「肥料」は野菜に追肥するときに使うので、使う時点で用意してあれば問題ありません。
「防虫ネット」は害虫による野菜の被害を少なくするために使うもので、特に葉ものなどを育てるときにはあると安心でしょう。
「支柱」は倒伏しやすい野菜や支柱にはわせて育てる野菜の場合に必要になります。
「麻ひもやビニールひも」は支柱と野菜を結ぶために使うので、支柱を利用しないときには必要ありません。
プランターに野菜を植える準備
家庭菜園に必要なものを揃えたら、栽培をはじめていきます。プランターを準備する方法を順番に見ていきましょう。
- プランターの底に鉢底ネットを適当な大きさに切って配置します。
- 鉢底ネットが動かないように気をつけながら、鉢底石を底が見えない程度敷いていきます。
- シャベルを使って培養土をプランターの上部から3cm程度のところまで入れていきます。
- プランターの準備が整ったら、種まきや苗の植え付けをして野菜の栽培をはじめましょう。
プランター栽培の水やりの方法
プランターで野菜を育てていくためには日々の水やりが必要になります。基本的にはプランターの土の表面が乾いたら水やりをします。
土によっては見た目でわかりづらいものがあるので、そういった場合には直接土にふれて確認してみましょう。
水やりのタイミングは朝で、プランターの下から水が流れてくるくらいたっぷりとあげるようにします。
夏場などには朝と夕方の涼しくなる時間帯に2回水やりが必要になることもあります。
水のやり過ぎは根腐れを引き起こしたりするので、土の乾燥具合をしっかりと確認して行うようにしましょう。
プランターの土は再利用できる
野菜を栽培したあとの土は栄養が少ない状態になっています。
そのまま廃棄して新しい培養土を買ってくることもできますが、古い土を再生させて再利用することもできます。
手間はかかりますがコストをかけずに家庭菜園を行っていきたいという場合には再利用について検討してみましょう。
- 土をプランターから出してふるいにかけ、根っこや害虫を取り除きます。(※土の不純物を取り除く際に鉢底石も取り出して、洗って再利用できるようにしましょう。)
- ふるいにかけた土を消毒するために冬場は熱湯をかけて屋外において2週間ごとにかき混ぜ、夏場は黒いビニールに土をいれて日光に当て、1週間ごとに袋をひっくり返します。
- 消毒がすんだ土に土壌改良材や堆肥、腐葉土などを土の半分ほどの量を混ぜて土の状態を整えます。
- 肥料を混ぜ込んで栄養を補充します。
- 前回とは違う「科」の植物を植えて連作障害を避けるようにします。
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////家庭菜園をプランターで行う際の注意点
プランター栽培で野菜を収穫まで育てていくための注意点について見ていきましょう。
プランターと地面の熱
ベランダや屋上に家庭菜園を作る場合には、地面の熱がプランターに与える影響について注意しておきましょう。
土の温度が上がりすぎると野菜にもストレスを与えてしまいます。
レンガやブロックで地面とプランターとの間にスペースを設けたり、棚などを利用して、熱が伝わらないようにしましょう。
またプランターの下に空間を作ることで、風通しも良くすることができます。
プランターの大きさと野菜の大きさ
野菜が成長するためには葉や茎が広がるスペースだけでなく、根が十分に広がることができるスペースも必要です。
栽培する野菜が必要とする広さに対応できるプランターを用意するようにしましょう。
屋外では水受け皿は使わない
プランターの水受け皿は屋内では必要なものですが、屋外で栽培する場合には必要ありません。
水受け皿に残っている水はボウフラなど虫の発生源となります。
ベランダなどの土汚れが気になるという理由から水受け皿を使用する場合には、水受け皿に水が溜まったらしっかりと流すようにしましょう。
まとめ
ここまでプランターを活用した家庭菜園について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
プランターであれば少ないスペースでも家庭菜園をはじめることができ、管理もしやすく初心者でも野菜の栽培を簡単にすることができます。
また必要な物を必要な量用意することで、時間をかけずに手軽に栽培をはじめることができ、忙しい日々の中でも時間を消費せずにはじめることができるということもプランター栽培の利点です。
育てていく楽しみだけでなく、穫る楽しみや食べる楽しみ、それを家族や友人と共有できる楽しみなど、野菜を栽培するとさまざまなタイミングで喜びが得られます。
今回の内容をもとに身近な場所に家庭菜園を作って充実した時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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