ベランダの物干しが低い!もっと高くて使いやすい物干しを取り付ける方法

ベランダの物干しが低すぎて、洗濯物が下についてしまうとお悩みの方もいるのではないでしょうか。

物干しは高すぎると手を上げないといけない分負担がありますが、低い物干しも洗濯物を干す時にいちいち干し方を考えなければいけないし不便ですよね。

ベランダで気持ちよく洗濯物を干すには、もっと高くて使いやすい物干しが必要です。

今回はベランダに使いやすい高さの物干しを取り付ける方法をご紹介していきます。

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ベランダ用物干しの選び方

ベランダの低い物干しに代わる高くて使いやすい物干しを選ぶために必要なポイントを見ていきましょう。

マンションでは賃貸や分譲関係なく、ベランダの使用に関しての細則がある場合があるので、まずはできることやできないことをしっかりと確認しておきましょう。

ベランダで使える物干しの種類

ベランダで使用する物干しは、折りたためるものと設置して置くタイプの2種類があります。

ベランダをどのように使っているのかや、洗濯物を干す際にどういった動きでするのかなど、使い勝手の部分で大きく変わるので、使いやすいと思えるものを選んでいきましょう。

折りたたみタイプ

ベランダで洗濯物を干すときだけでなく、部屋干しでも使っていけるのが折りたたみタイプです。

使わないときには収納して置いておけるので、ベランダを広く使うこともできます。

また、軽いので持ち運びも楽にでき、部屋の隙間にも入るコンパクトさがあるので、ベランダにずっと置きたくない場合でも対応することができます。

設置タイプ

ベランダにそのままの状態で設置しておくタイプで、洗濯物を干したいときには軽く物干し竿を拭くだけでサッと使うことができます。

竿掛けが複数ついているので、洗濯物の量が多い場合にも対応可能です。

設置方式も床置きや壁付け、突っ張り棒で設置するものなどさまざまにあるので、マンションなどベランダにルールがある際には、それに沿ったものを選ぶようにしましょう。

材質

ベランダの物干しは、雨に濡れたり湿気でサビてしまう可能性があります。

なるべく長く使っていけるように、サビ防止加工が施されたものかステンレスなど、サビに対して対抗できる材質かあらかじめチェックしておきましょう。

高さ

ベランダで洗濯物を干す時に、どれくらいの高さがあれば洗濯物が下につかないかを見てみましょう。

また、身長によって洗濯物を干しやすい高さが違います。干したり取り込んだりする理想的な高さをイメージしてそれに対応できる物干しを選ぶようにします。

ベランダの洗濯物を外から見られたくない場合には、なるべく低めが良いですが、洗濯物が下につかず、干しやすい高さをまずは基準として物干しを考えていきましょう。

耐荷重

ベランダに洗濯物をたくさん干す場合、物干しの耐荷重をあらかじめチェックしておきましょう。

耐荷重を超えた洗濯物を干した場合、折れたりゆがんだりしてしまうので注意が必要です。水を含んだ洗濯物は、乾燥しているときよりも1.5倍ほど重くなります。

また、物干しで布団を干すことを考えている場合には、布団の重さも頭に入れておきましょう。

  •  敷ふとんシングルは4.5kgから5.5kgが重量目安です。
  •  掛ふとんシングルは2kgから2.5kg。
  •  羽毛ふとんは2㎏から2.5㎏程度です。

一度に干す洗濯物の量を考えながら、それに対応できる物干しを選ぶようにしましょう。

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ベランダの低い物干しを高くするおすすめ商品

マンションのベランダでも設置できる物干しをご紹介していきます。

簡単に取り付けられるものばかりですが、ベランダへの取り付けが不安な場合などは業者に設置を依頼しましょう。

サオ・アップ

物干し金物のアーム部分に取り付けて、物干しの高さをあげることができる製品です。

ドライバー1本で取り付けることができ、使わないときには物干し竿をつけたまま、折りたたむことができるので、ベランダを広く使うことができます。

樹脂製の物干し金具や開口のある竿掛けには使用できないので、選ぶ際にはまずベランダの物干し金具を確認しましょう。

  • 耐荷重:8kg(1セット)
  • 特徴:アップ可能な高さ最大238mm
  • 価格:1604円

簡単組み立て物干し|アイリスオーヤマ

工具が必要なくはめ込むだけの簡単組み立てで、すぐに使うことができます。

ベランダでの洗濯物干しから、室内干しまで使うことができ、折りたたむことでコンパクトになるので移動のしやすさも持ち合わせています。

高さが130cmと122cmのバーがあり、洗濯物を下につけること無く干すことができます。ベランダを広いまま使っていきたい方におすすめです。

  • 耐荷重:8㎏
  • 特徴:ステンレス製で丈夫でサビに強い
  • 価格:2080円

ステンレスベランダ物干し|アイリスオーヤマ

突っ張り棒で固定するタイプの物干しで、天井にしっかりと密着させる安全設計が特徴です。

竿受けの方向や高さが変えられるので、スタイルに合わせた使いやすい物干しにすることができます。

ベランダにキズをつけずに物干しの設置ができ、さらに耐荷重も30㎏としっかりしているので、一度に多くの洗濯物を干したい方におすすめです。

  • 耐荷重:30㎏
  • 特徴:サビにくいステンレス巻きスチールパイプ
  • 価格:2927円

ステンレスベランダ物干し台|MORY

ベランダの壁面に取り付けるタイプの物干しで、壁手すり用と格子手すり用があります。

取付金具でしっかりと取り付けるので、安心して使っていくことができます。一般的な物干しのように高さが十分にあり、洗濯物をしっかりと乾かすことができます。

壁にあたる部分はゴムパットで保護するので、キズをつけること無く設置可能です。

マンションの場合、壁や手すりに取り付けるタイプがNGのところもあるので、あらかじめ確認を取るようにしましょう。

  • 耐荷重:-
  • 特徴:壁や格子に取り付けることができる
  • 価格:7990円

ステンレスベランダ物干し台 DB-502|積水樹脂

ベランダの格子に固定することで取り付けられる、2段式の物干しです。取付金具で格子をしっかりとつかむので、安定した設置を実現しています。

2段式でそれぞれ2本ずつ物干し竿がかけられ、計4本の物干し竿を使えるのでより多くの洗濯物を干すことができます。

また、下の段は物干し竿をつけたまま、収納することができ、ベランダのスペースを広く使うことも可能です。

竿受けにはストッパーがついていて、物干し竿が落下してしまわないようにする工夫がされています。

  • 耐荷重:30㎏
  • 特徴:2段の竿受け
  • 価格:8950円

ステンレスものほし台 ブロー台付き|積水樹脂

高さを調節できる2段式の物干しで、ブローベースに水や砂を入れて固定するタイプです。

コンパクト設計の物干しなので、ベランダでも使いやすい大きさです。高さ調節は上段が105cmから170cm、下段が106cmから130cmまで動かすことができます。

ブローベースの分場所を取ってしまいますが、簡単に設置できるため取り付けなどの作業が必要ありません。

  • 耐荷重:3㎏
  • 特徴:高さを調節可能
  • 価格:5450円
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ベランダにもっとしっかり物干しを取り付けたい

ベランダに安全に物干しを設置して、安心して洗濯物を干したい場合には、業者に設置を依頼しましょう。

業者の場合、製品を仕入れ値で入れられるので、取り付けに予算をあまりかけずに施工できることがあります。

壁に穴を空ける場合、戸建ては問題ありませんが、賃貸や分譲のマンションはルールが定められているので、あらかじめ確認を取るようにしましょう。

ベランダに物干しを取り付ける費用

ベランダに物干しを設置する場合にかかる費用は、施工方法や取り付ける物干しによっても価格が変動しますが、2万円前後が価格相場になっています。

初期費用はDIYで取り付ける物干しよりも高くなりますが、長く使えて自分好みの物干しを取り付けることができるので、ライフサイクルコストの面からは安く設置できることになります。

ベランダに物干しを固定する

物干しをベランダに固定するにはいくつかの方法があります。

ベランダの手すりに固定する物干しはご紹介しましたが、ここではその他の物干しをご紹介します。

吊り下げ型

ドライ・ウェーブTE3550|タカラ産業

天井から吊り下げるタイプの物干しで、天井にビス止めすることで固定します。高さの調節が可能で、350mmから500mmの間で調節することができます。

また、天井に角度がついている場合には、30度までの勾配に対応できるので安心です。

ベランダの壁や床面に柱などを立てないので、すっきりとしたベランダにすることが可能です。

  • 耐荷重:15㎏
  • 特徴:高さ調節可能
  • 価格:6762円

窓壁付け型

窓壁用ホスクリーン|川口技研

狭いベランダなどで窓壁側に取り付けるタイプの物干しです。

竿をかけたままの状態で角度を変えることができるので、高さを調節したり、使っていない時に折りたたむことが可能です。

  • 耐荷重:30㎏
  • 特徴:掃き出し窓など窓壁側に取り付ける
  • 価格:5650円〜

その他

ベランダの低い物干しを変えるのと同時にベランダに屋根を付けてしまうという方法もあります。

雨の吹込みを軽減させつつ、屋根に取付可能な物干しを選ぶことができ、適切な高さで洗濯物を干すことができます。

また、UVカット加工が施されている屋根であれば、洗濯物を干している最中の日焼けも避けることが可能です。

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ベランダの物干しで洗濯物を干す工夫

ベランダで洗濯物を干す際に、洗濯物が全部干せないなんてこともありますよね。

ベランダでたくさんの洗濯物を干すには、ちょっとした工夫が必要になります。ベランダの物干しを最大限活用するための方法をご紹介していきます。

ハンガーを活用する

ベランダの物干しでバスタオルを開いた状態で干すと、だいぶ場所を取ってしまいます。そんな時に活用できるのがバスタオルハンガーです。

ダイソーから販売されているバスタオルハンガーは、通常の洗濯物をかけるサイズから伸ばすことで、バスタオルをかけられるサイズになります。

家族分のハンガーを用意しておけば、コンパクトに全員分のバスタオルを干すことができます。

ジグザグ干し

小さいものを干す時にピンチハンガーを使いますが、より多くの洗濯物を干すための方法にジグザグ干しがあります。

1つの洗濯ばさみに2つの洗濯物を吊るしていき、上から見た時にジグザグになるように干していきます。

このジグザグ干しをすれば、風も通り日もあたり、洗濯物を2倍干すことができます。

最初は手間取るかもしれませんが、慣れると簡単に干していくことができるので、是非試してみて下さい。

ベランダの物干しまとめ

ここまでベランダの低い物干しを高くするための方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

せっかく洗った洗濯物が下についてしまうのは、物干しの機能的に問題がありますよね。

必要な高さで干せる物干しにすることで、ちょっとしたストレスになりがちな問題から解放されます。

また、余裕を持たせて洗濯物を干すことで、乾かす時間も短くすることができ、取り込みのタイミングも早くすることも可能です。

ベランダで気持ちよく洗濯物を干すために、今回ご紹介した方法を参考に新しい物干しの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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