山歩きの楽しみは、景色、空気など、日常とはなれて自然と親しめることです。
山をおりた帰りに食べる、ふもとの食堂の山菜蕎麦や山菜ご飯が目当てで、山登りする人もいるでしょう。
ぜんまい、わらびを始めとして、独特の風味と食感の山菜は、お酒にもぴったりです。
でも、スーパーではなかなか手に入らないのが、山菜好きには残念ですね。もっと気軽に山菜を食べれればいいのにと思う人もいるかもしれません。
そんな山菜好きの方は、家庭菜園で山菜を育ててみませんか?「山菜って家庭菜園で作れるの?」という素朴な疑問にお答えし、おすすめの山菜をご紹介します。
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////家庭菜園のプランターで山菜!おすすめの3選
山菜は家庭菜園でも育てられるので、気軽に始めてみてください。鉢やプランターで育てれば、小さな庭でも邪魔になりません。
プランターで育てられる山菜を3つご紹介します。
家庭菜園でおすすめの山菜その1 ゼンマイ
ゼンマイは、頭がクルクルっと巻いている山菜です。クルクルキャンディーみたいな山菜を思い出してみましょう。
ゼンマイはシダ科に属する植物で、育ったゼンマイの葉は、鑑賞用にもなります。4月から5月ころ植え付けましょう。ゼンマイは乾燥に弱いので、夏の植え付けはさけてください。
ゼンマイは、大きめのプランターで育てることができます。秋に、切り詰めた葉茎を買い、プランターに植え付けます。いったん枯れますが、春にまた芽吹きます。
◇ゼンマイを育てる環境◇
- 水はけの良い用土を使用
- 半日陰で管理
ゼンマイは、庭植えにも適しています。ちょっとした庭があるご家庭は、庭を整えて、山菜ガーデンを作ってもよいでしょう。
家庭菜園でおすすめの山菜その2 ワラビ
ワラビは上手に育てれば、何年も栽培できる山菜です。残念ながら1年目は収穫できませんが、息の長い山菜なので、成長を心待ちにできます。
◇ワラビ栽培に必要な環境◇
- 地掘苗を入手
- 一定の日照は必要だが日陰で管理
- 水はけのよい土
地堀苗とは、畑に植わっていた苗を根元の土が崩れないようにしている苗です。
ワラビには、くろわらびと、希少種の「あくなしわらび」などがあります。ワラビはアクが強いので、手に入るのであれば、「あくなしわらび」を植えましょう。
家庭菜園でおすすめの山菜その3 ミョウガ
ミョウガは暗い湿気のあるところでも生育します。家庭菜園に向かない小さなスペースでも育つので、ぜひ、試してみてください。
ミョウガは、球根(地下茎)をプランターに植え付けます。
◇ミョウガ栽培に用意する物、環境◇
- 深さ30cmぐらいのプランター
- 水分を保てて、通気性もよい土
- 球根(地下茎)
ミョウガの球根をプランターに埋めたら、水やりを欠かさないようにしてください。球根は深さ5センチほどのところに埋めます。球根を埋めたあとは、水やり、追肥をします。
ミョウガを植え付ける時期は、いつでもかまいません。植え付けたあと5~6か月程度で収穫できます。
ただ、植え付けた年は収穫できないこともあるので、翌年まで待ちましょう。2年目は、夏にミョウガの花が咲きます。花が咲いたら早めに実を収穫してください。
花が咲いたあとは、ミョウガの風味が落ちるからです。ミョウガは、人家の庭の端の方で自生していることもあるくらい、強い植物です。
毎年、葉の部分は枯れますが、生姜科の多年草なので、コストパフォーマンスも抜群。
庭に少しスペースがあるご家庭なら、レンガなどで囲ってミョウガを地植えしてもよいでしょう。ぜひ、ミョウガ栽培にチャレンジしてください。
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////家庭菜園で育てた山菜で絶品レシピ!
家庭菜園で育てた山菜をつかって、自分だけの絶品レシピを考案してみませんか?
今回は、クックパッドやクラシル、キッコーマンで紹介しているお惣菜から、ちょっと意外なおつまみ、汁物をご紹介します。
山菜の王様!ぜんまいやワラビの定番メニュー
まず、ぜんまいやワラビの定番メニューは煮物です。
油揚げとぜんまいやワラビをダシのきいた甘じょっぱいツユで煮れば、もう、それだけで美味しいお惣菜の出来上がり。
ぜんまいやワラビを茹でて、蕎麦にトッピングすれば自家製山菜蕎麦です。ワラビは必ずアク抜きしてくださいね。
ビールやワインにぴったり!ミョウガの絶品レシピ
ぜんまいやワラビをつかったお惣菜や山菜蕎麦は定番ですが、ミョウガの使い方はあまり知られていないのではないでしょうか?
まず、ミョウガは冷やしうどんの薬味に合うので、試してみてください。ミョウガ付きの冷やしうどんは、夏の暑い時でも、食欲をそそってくれます。
ビールにもぴったりですね。そして、意外と美味しいのがミョウガのお味噌汁です。ミョウガのサクサク感とさわやかな香りが、お味噌に合います。
ミョウガと油揚げ、ミョウガと茄子など、好きな具材を合わせて味噌汁にすると美味しいですよ。
もうひとつおすすめの品は、ミョウガのピクルスです。そう、イタリアンレストランで出てくる洋風酢漬けとミョウガの組み合わせは絶品です。
作りかたは簡単です。食べやすい大きさに切ったミョウガを、たっぷりに酢につけて、1晩寝かせておくだけ。
酢には、適量の砂糖や白ワインを入れましょう。ワインがなければ料理酒や日本酒でもかまいません。
ポイントは、レモンやグレープフルーツなど、酸味の強い果汁を加えること。果汁を加えることで、まろやかな味になります。
お好みでラディッシュ、大根などの野菜もピクルスにすれば、食べごたえのあるピクルスになり、パスタ料理の前菜や、お酒のおつまみにもぴったりですね。
////まとめ
いかがでしたか?家庭菜園で手軽に育てることができる山菜を3つご紹介しました。育てた山菜をつかったレシピも参考にしてください。
家庭菜園は、趣味として楽しいだけでなく、食卓を彩る野菜や山菜、果物の恵みを受けられます。ぜひ、家庭菜園を始めてください。
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