通常のレンガに穴を開けたような形の「穴あきレンガ」というものがあります。なぜ穴を開けているのかは、その用途がわかれば納得できることでしょう。
今回はこの穴あきレンガの特徴と、その活用方法をご紹介します。レンガを使って塀を作るような時には役立つので、参考になると思います。
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穴あきレンガとは?

まずは穴あきレンガとはどのようなものかを説明します。
穴あきレンガの特徴
穴あきレンガには2種類あります。単にレンガに穴を開けたものは特にその位置に定めがなく、穴の数も商品によって異なります。
これはオブジェなどでレンガを使用する際に使われます。
一方でレンガを重ねた時に、鉄筋を通せるように穴を開けている商品があります。これはレンガを上に重ねる時に、半分ずらして重ねても穴が縦につながるようになっています。
そこに鉄筋を通すことで、強度を確保できるように設計されています。
価格は通常のレンガよりも単価は高くなります。これは穴を開ける手間がかかるためですが、自分で通常のレンガに穴を開けるとなると難儀すると思います。
穴あきレンガのサイズ
積み上げるタイプの穴あきレンガは一般的なサイズの、210×100×60(㎜)となります。大きさを統一しておかなければ、安全に積み重ねることはできません。
一方でそれ以外のオブジェなどで使用できる穴あきレンガには、さまざまなサイズがあります。
穴あきレンガの購入方法
穴あきレンガは次のような購入方法があります。
ネット通販
200×100×60(㎜)の10個セットが税込3,520円などで販売されています。
エクステリア建材店
200×100×120(㎜)が1個税込780円などで販売されています。
ホームセンター
サイズが200×100×30(㎜)の4色セットが税込108円といった商品が販売されています。
////穴あきレンガの用途

穴あきレンガにはいろんな種類がありますが、どのように使用するのかを説明します。
穴あきレンガの使い方
穴あきレンガは大きく分けると外構素材として使用するものと、オブジェのようなエクステリアとして使用するものがあります。
外構素材として使用する場合には、庭の花壇として利用したり、あるいは塀として利用したりします。
穴あきレンガを積み重ねて使用する場合、モルタルで固めるだけでは強度不足となる可能性があるため、内部に鉄筋を入れる必要もあります。そのための穴が開いているというわけです。
一方でオブジェとして使用する場合には、レンガに開いている穴を利用します。たとえば穴を上に向けるように並べると「傘立て」として利用できます。
あるいはこの穴に土を入れて植物を植えるといった使い方もできます。
穴あきレンガを使う場所
穴あきレンガは塀として使う場合と、ガーデニングなどの素材として庭で使う場合があります。
塀として使う場合には家の敷地の境界線に積んだり、あるいは庭で飾り壁としても設置したりできます。
庭で使う場合には花壇として使用するほかにオブジェとして飾るといった用途があります。
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////穴あきレンガのメリットとデメリット

穴あきレンガを使う用途を考える際に、そのメリットとデメリットを把握しておくとよいでしょう。
穴あきレンガは鉄筋を通せる
穴あきレンガ最大のメリットと言えるのが、鉄筋を通して積み上げることができるということです。
レンガを積み上げる際には、建築基準法で定められた補強が必要になります。
内部に鉄筋を通すのもその補強の一環となりますが、穴あきレンガであればそのように強度を確保して積み上げることができます。
穴あきレンガはおしゃれに利用できる
穴あきレンガは単に穴が開いているだけですが、その穴を使っておしゃれに使うことができます。
たとえば穴が見えるように積み上げるだけで、単なる壁よりもおしゃれなデザインに演出できるでしょう。
アイデア次第でいろんな活用方法が考えられるので、庭をおしゃれにデザインする際に役立つアイテムになります。
穴あきレンガは価格が高い
穴あきレンガは通常のレンガよりも単価は高くなっています。通常のレンガであれば1個100円ほどで購入できますが、穴あきレンガは1個が数百円する商品もあります。
そのため、塀として積み上げるために購入する場合には、それなりの個数が必要なので予算がかかるでしょう。この点は穴あきレンガのデメリットと言えます。
ほかの用途への転用が難しい
オブジェ用の穴あきレンガは特殊なサイズであることも多く、一般のレンガと併用するのは難しいかもしれません。
レンガはサイズが規格で決まっているので、花壇やアプローチとして使用する場合には形を揃えることができます。
しかし穴あきレンガはそのような規格サイズではない商品もあるので、余ったものは使い道がないかもしれません。
また穴あきレンガが破損した時に、同じサイズのものが販売されていないということもあるかもしれません。汎用性が低い点は穴あきレンガの難点と言えそうです。
穴あきレンガの活用方法

穴あきレンガを外構でどのように活用するのかをご紹介します。
塀として利用
塀として利用するためには、ふたつの方法があります。穴あきレンガそのものを積み上げる方法と、アクセントのひとつとして利用する方法です。
穴あきレンガをそのまま積み上げる場合には、標準サイズのものを穴に鉄筋を通す形で使用します。鉄筋を通してモルタルで固めることで、強度を確保します。
穴あきレンガをアクセントとして使用する場合には、塀の中に穴あきレンガを穴が見えるように埋め込みます。
風通しが良くなるので、目隠しの塀に利用すれば庭に風通しが通るようになります。
ガーデニングのアイテムとして利用
穴あきレンガは実用性以外に、オブジェとしての用途で販売されているものが多くあります。そこで、庭のガーデニングアイテムとして穴あきレンガを活用できます。
花壇の枠としてレンガを積むことは多いと思います。
見た目にもおしゃれですが、通常のレンガは基本的に見た目が同じなので、配列などのデザインを工夫するくらいしかバリエーションがありません。
穴あきレンガであれば、その開いた穴をどのように配置するかを工夫するだけでも、かなり印象が変わります。通常のレンガと組み合わせる使い方もできるでしょう。
あるいは穴あきレンガそのものに植物を植えるといった活用方法もあります。開いている穴に土を入れて種をまけば、そこでちょっとした植物を育てることができます。
便利アイテムとして活用する
穴あきレンガはちょっとした便利アイテムとしても活用できます。
たとえばその開いている穴を利用して、傘立てにしたりフラワーディスプレイにしたりとアイデアしだいで楽しめると思います。
場所も庭はもちろん玄関や門柱まわりなど、レンガとの親和性が高いところに置くだけでも絵になります。
ちょっとしたものを刺しておいたり挟んだりと、工夫しだいで楽しく利用できることでしょう。
まとめ
穴あきレンガは積み上げるための穴を開けているものと、オブジェとして利用できるものとがあります。購入する際には用途に応じて選ぶようにしましょう。
ある程度の高さにレンガを積み上げる時には便利ですし、花壇やオブジェなど庭をおしゃれにするために利用するのにも便利です。
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