レンガの生産国としてベルギーが有名なのはご存知でしょうか。
その特徴は、家の外壁素材としてデザイン性に富んでいることです。このベルギーレンガを外構に使わない手はありません。
そこで今回はベルギーレンガについて詳しく解説します。外構素材としてレンガの使用を検討している方は必見です。
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////ベルギーレンガとはどんなレンガ?
まずはベルギーレンガの特徴について説明しましょう。
ベルギーレンガはベルギーで生産されるレンガ
ベルギーレンガとはその名のとおり、ベルギーで生産されたレンガのことです。輸入されたものがベルギーレンガであり、それを真似たレンガを国内生産したものではありません。
ベルギーはレンガで有名な国なので、その品質は高く評価されています。また道路などの用途ではなく家の外壁として使われるので、デザイン性が高いことも特徴です。
そのため、外構素材としてもベルギーレンガは人気があります。
ベルギーレンガの特徴
ベルギーレンガの大きな特徴は、その豊富な色のラインナップです。茶系からホワイト系まで、こまかく色のバリエーションを刻むように種類が揃っています。
また表面も平らなもの以外に、凹凸がついています。これは家の外壁として使用するため、デザインに凝っているのが理由です。
このようにベルギーレンガは色やデザインにこだわって作られているのが特徴と言えます。
なぜベルギーレンガが注目されるのか
ベルギーレンガが注目される理由は、その色の豊富さにあります。
国内のレンガといえば赤レンガが有名ですし、ほかにも種類があるとはいえ色はそれほもバラエティに富んではいません。
一方でベルギーレンガの場合は、実に多様な色が揃っています。これはベルギーでの家造りにおいて、レンガの色をこまかく指定されていることが理由です。
どのような指定がなされていても対応できるようにと、色は番号で管理される形でベルギーレンガは生産されています。
またベルギーではレンガを家造りに使用するため、その耐久性の高さにも定評があります。
外構素材として使用する場合、レンガは欠けたり割れたりすることがないよう、耐久性が求められます。
その点において、ベルギーレンガは申し分のない品質であることでも人気を集めています。
ベルギーのレンガ事情
ベルギーといえばレンガ、というほどレンガの生産で有名です。
単純にレンガ生産量でいえばオランダや中国のほうが多いのですが、実は生産されるのは産業建築素材がほとんど。つまり道路や倉庫などで使用されるレンガ生産が主流です。
一方でベルギーのレンガは個人住宅やお店などに使用されるものが主流となります。
その品質は表面の質感や色合いにこだわった、レンガ生産者の独自性が出るものとなっています。
そしてベルギーでは20以上ものレンガメーカーがこだわりを追求したレンガを生産し続けています。
ベルギーで生産されるレンガは7割が国内向けで、輸出されるのは3割ほどです。
ベルギーのレンガの家
冬は寒く雨も多いベルギーでは、レンガ造りの家はその気候に適しています。レンガは耐久性と断熱性に優れているからです。
レンガの家は資産価値が高く、50年から100年はその価値が失われないと言われます。なかには建築されてから150年は経つ家もあり、修繕を繰り返しながら使用されています。
また家の外観に関しては地域ごとに大きさや形、色合いなどが決められています。使用するレンガの色も範囲が指定されているほどの徹底ぶりです。
そのため、あらゆる需要に応えられるよう、色を番号で管理してレンガを生産しています。
////ベルギーレンガの購入方法
ベルギーレンガはどのように入手すればよいのかをご紹介します。
ホームセンター
まず、ベルギーレンガはホームセンターで購入できます(2021年7月時点)。
コメリドットコム
ベルギー産ブリックが1個税込68円から5種類販売されています。
ビバホーム
ベルギーレンガが1個税込88円で2種類販売されています。
ロイヤルホームセンター
ベルギーレンガが2種類販売されています。価格は表示されていません。
通販サイト
外構素材を扱っている通販サイトでもベルギーレンガを購入できます。
通販モノタロウ
10個セットで税込1,199円で販売しています。
価格コム
アンティークベルギーレンガを10個税込8,140円で販売しています。
Amazon
アンティークベルギーレンガを10個税込6,710円で販売しています。
外構素材販売店
外構素材を販売している専門店のネット販売でベルギーレンガを購入できます。輸入品を扱うお店では、種類も豊富に揃っています。
ベルギー産アンティーク調レンガ
50枚25kgで税込14,630円
輸入ベルギーレンガ
輸入販売するお店で1個200~600円で購入できます
////ベルギーレンガの活用方法
独特のデザインと豊富な色合いのベルギーレンガは、外構でどのように活用できるのかをご紹介します。
アンティークレンガとして使う
ベルギーレンガは色や形状に凝ったデザインが多いのが特徴です。そのため一般の大量生産されたレンガよりも、趣きがある魅力があります。
そこで、アンティークレンガの代わりに利用できます。アンティークレンガもネットで購入できますが、気に入ったデザインが見つかりにくいのが難点です。
しかしベルギーレンガであれば、安価にデザイン性の高いものが手に入ります。
花壇に使う
ベルギーレンガは表面に凹凸があり、個性的なデザインをしています。また色合いも濃いものから白っぽいものまで、豊富に揃っています。
そこでガーデニングでの花壇にベルギーレンガを活用すれば、満足度の高いデザインにすることができます。
庭の雰囲気によってレンガの色も明るいものやナチュラルテイストのアースカラーのものなど、自由に選べます。
輸入品を扱う外構素材のお店であれば、幅広い色のベルギーレンガを取り扱っているのでレンガ選びにも苦労しないと思います。
門柱に使う
門柱は家の顔にもなるところなので、デザイン性に優れたベルギーレンガが役立つ外構でもあります。
ベルギーレンガは表面にさまざまな表情がありますし、色合いも自由に選べます。
門柱以外の外構、たとえば塀や玄関アプローチなどの雰囲気に合わせて、ベルギーレンガの色合いも選ぶとおしゃれに演出できるでしょう。
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ベルギーレンガを使う際の注意点
ベルギーレンガは耐久性が高いものの、外壁としての用途に適している特徴を持ちます。そのため、アプローチや小道、駐車場などには不向きかもしれません。
これは表面が平坦ではないのが理由です。外壁として使えばそのデザイン性が際立つものの、アプローチとしては歩きにくいかもしれません。
また1個ずつの表面に違いがあるので、仕上がりはかなりムラがあるように見えます。
これは好き嫌いが出るかもしれないので、通販で購入する場合には注意したほうがよいかもしれません。
まとめ
ベルギーレンガは職人がこだわりをもって生産している魅力溢れるレンガです。
色のバリエーションが多いのも特徴なので、庭の外構などに活用すると満足度の高いデザインにできるかもしれませんね。
輸入品を扱うお店もあるので、お気に入りのベルギーレンガを探してみてはいかがでしょうか。
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