住宅の建築でつい後回しになりがちな外構工事。予算の都合によっては外構にかける費用が少なくなることもあるでしょう。
そこで外構費用を少しでも安くするために、ホームセンターで買える外構素材をご紹介します。
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////外構工事は自分でもできる
マイホームを建築する際に必要となる外構工事。しかし家の建築に予算を注ぎ込み、外構工事の予算が削られてしまったという方も少なくないでしょう。
そこで検討したいのが、自分で外構工事をするDIYです。その外構素材も、ホームセンターで安く購入できます。そこで今回は、外構を安く済ませるために役立つホームセンターの外構素材をご紹介します。
外構工事でDIYできるところを5つピックアップしたので、その5つの工事で使える外構素材を取り上げていきます。
また外構工事を業者に頼む場合にも、素材だけはホームセンターで購入すれば安く済ませることができます。
////アプローチの素材
まず最初にご紹介する外構素材は「アプローチ」に関するものです。アプローチは家の顔とも言える大事な場所ですが、ホームセンターの外構素材を使って、自分でも綺麗に仕上げることが可能です。
アプローチで重要なのは歩きやすさとデザインです。それをふまえて、ホームセンターで購入できる外構素材をご紹介します。
インターロッキング
ホームセンターで1個100円ほどで購入できます。ただしインターロッキングによるアプローチ施工は、すべて自分で行うのは難しいものです。というのも、「下地処理」という大切な作業があるからです。
下地処理は一度地面を掘り起こし、砕石を敷いて転圧機で転圧をする作業です。これを行なわないと、アプローチが平らになりませんし、雨が降るとデコボコになってしまいます。
この下地処理ですが、転圧機をレンタルすれば自分でもできます。ただし、綺麗にならす自信がないという方は、外構業者に頼むとよいでしょう。
それでも、手作業でインターロッキングを敷き詰める作業を自分で行えば、外構工事をかなり安く済ませることができます。
レンガ
レンガもインターロッキングと同じように、ホームセンターで安く購入できます。下地処理が必要なのもインターロッキングと同じです。
レンガの敷き方は目地がないもの、つまり隙間なく敷き詰める方法と、目地を作って隙間をモルタルで埋める方法があります。目地の処理をきちんと行わないと、雑草が生えたり雨水が入り込んでレンガがガタついてきます。
インターロッキングもそうですが、平らにならしながら敷き詰める作業は根気と時間が必要なので、その点は留意しておきましょう。
////フェンスの素材
フェンスはDIYができる外構工事のなかでも、特に注意が必要なものです。強度が不足すると倒れてしまい、周囲に迷惑をかけることにもなります。
DIYに慣れている方であれば、ホームセンターで素材を買い集めて基礎から工事できます。そこまでの技術に自信がなければ、フェンスのキットをホームセンターで購入することをおすすめします。
ひととおり必要な材料が揃っているので、あとは手順のとおりに作業を進めるだけとなります。
簡単に取り付けができるフェンスには、杭を地中に打ち込んでフェンスの支柱をその杭にはめるタイプと、地面に固定しない自立型タイプがあります。このようなタイプのフェンス素材はホームセンターで購入できるので、安く仕上げたい時に便利です。
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門柱の素材
工事は多少手間がかかりますが、門柱もDIYできます。必要な素材はホームセンターで買い揃えることができます。
枕木
枕木は本物の木だと相当に重量があります。ホームセンターには軽量のFRP(繊維強化プラスチック)製の枕木が販売されています。
見た目にも本物の木のようですし、設置方法を穴を掘って埋めるだけです。もちろん埋めたあとにモルタルで固めておくと、台風の時にも安心です。
ポスト
住宅にポストを設置しない場合には、門柱にポストを取り付けます。ホームセンターでポストも購入できますが、門柱として設置した枕木に取り付けられるものが必要です。
この場合、投函口と取り出し口が同じ前面にあるタイプになります。重量もさほど重くないものを選ぶとよいでしょう。
表札
門柱に設置したいものとして外せないのが「表札」です。ホームセンターではさまざまな種類の表札を扱っているので、好きなものを選べます。
選び方のポイントはいろいろとありますが、門柱に取り付けることを考えると「耐久性」には特に注意が必要です。直射日光による紫外線や風雨による劣化が少ないものを選びたいものです。
おすすめの素材としてはセラミックや天然石、御影石があります。陶磁器やタイルも耐久性が高いので、予算に応じて選ぶとよいでしょう。
庭の素材
庭の外構工事にはいろんなアプローチがあります。安く済ませて見た目もそれなりに満足できるものを、ホームセンターの素材でDIYできます。
花壇ブロック
ガーデニングをする方にはまず、花壇ブロックがおすすめです。組み合わせて設置するだけで、簡単に花壇が作れます。
単調なデザインを避けたいのであれば、プランターと組み合わせてもよいでしょう。
砂利
雑草対策にも役立つのが「砂利」です。整地が終わっていれば、防草シートを敷いて砂利を敷き詰めるだけなので簡単にDIYできます。砂利の厚みは3~4センチほどが目安となります。
もし庭が転圧されていなければ、転圧機をレンタルして整地しておきましょう。
防犯を兼ねて砂利を敷き詰めるなら、防犯砂利を選びます。石の粒が大きく、歩くと大きな音がします。
レンガ
玄関アプローチでも使えるレンガですが、庭にも使えます。敷き方はアプローチと同じように、まずは転圧の作業が必要です。
全体を砂利で敷き詰めて、小道をレンガで作るという方法もあります。レンガの敷き方にもいろんなパターンがあるので、デザインに凝るならばどのようなパターンがあるのか調べるとよいでしょう。
駐車場の素材
駐車場をDIYするとなれば、コンクリート敷きなど大掛かりな作業を想像するかもしれません。しかしホームセンターで入手できる素材で、簡単に仕上げることができます。
一番のおすすめは「砂利」です。駐車場専用の砂利がホームセンターで販売されていることもあるので、チェックしてみてください。
駐車場にする場所に砂利を敷いて転圧しておくことで、水たまりができにくくなり雑草も生えにくくなります。砂利を敷く前にも転圧し、防草シートを敷いておきましょう。
外構を自分でDIYする際の注意点
フェンスをDIYする際に、素材選びで注意が必要なのは「自治体と分譲地との建築協定」です。これは景観などに配慮して、住宅建築の際に外観や強度などへの取り決めをしたものです。
特にフェンスの場合、その強度を確保することや、使用する素材に制限を設けている場合があります。
ホームセンターで素材を購入する前に、建築協定があるかどうか、あればその内容を確認しておきましょう。
まとめ
ホームセンターには外構工事で使用できる素材が多く販売されています。そして同じ砂利であっても、いろんな用途で使用できます。
どの場所の外構工事を自分で行うのか、その内容に応じて適切な素材を選ぶようにしましょう。
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