外構素材として何かと出番の多いタイルですが、その中に小口タイルと呼ばれる種類があります。これはレンガのサイズを基準にした大きさなので、何かと使える外構素材です。
購入もネットで簡単にできるうえに、デザインの種類も豊富に揃っています。そこで今回はこの小口タイルの魅力と、その活用方法をご紹介します。
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////小口タイルとは
小口タイルは外装用タイルの一種ですが、レンガのサイズを基準に大きさが決まっています。小口平(こぐちひら)タイルとも呼ばれています。
小口タイルのサイズ
小口タイルのサイズは108×60mmとなっています。これはレンガの小口面に合わせたサイズなので、小口タイルと呼ばれています。
とはいえ決して、積み上げたレンガの小口面に貼る用途で生産されているわけではありません。
用途は普通のタイルと同じように、いろんな場面で利用できます。ただサイズが小さめなので、建物の外装に使われることが多いでしょう。
外装に使えば、まるでレンガを積み上げたようなデザインになります。
小口タイルの価格はどのくらい?
小口タイルにもいろいろとありますが、価格は1個あたり100円以下から購入できます。
あるいは1㎡あたり6,000円といった形で販売されています。1㎡分でだいたい150~160枚入っています。
もちろんそのデザインや素材によって単価は異なります。建物の外装に使うのであれば、できる限り耐久性の高いものを選んだほうがよいでしょう。
小口タイルの購入方法
小口タイルはネット通販で手軽に購入できます。楽天市場やAmazonでも扱っていますし、建材店のネット販売でも販売しています。
あるいはホームセンターのネット通販でも購入できるので、誰でも簡単に入手できるでしょう。単品でもセットでも販売されているので、用途に応じて選ぶことができます。
小口タイルの種類
小口タイルでは次のように、さまざまな種類の素材によるものが用意されています。
磁器質 | 緻密な素地で吸水性が低く硬い |
---|---|
陶器質 | 多孔質な素材で吸水性が高い |
施釉タイプ | 汚れを防ぐため素地に釉薬をかけて焼いている |
無釉タイプ | 釉薬をかけずに顔料で色合いを出している |
用途に応じて素材を選ぶとよいでしょう。
////小口タイルの魅力
小口タイルを使用するとどのようなメリットがあるのか、その魅力をご紹介します。
デザインが楽しめる
小口タイルには実にさまざまなデザインのものがあります。そこで建物の外装に使うことで、そのデザインを楽しめるのが魅力と言えます。
色や質感などもいろいろとありますが、同じ質感でも色を変えると凝ったデザインにできます。
また積み上げたレンガのように見えるのも小口タイルの魅力です。落ち着いた雰囲気にもなりますし、その色合いによっては高級感も感じます。
耐久性がある
外装用タイルとして小口タイルは耐久性が高い点も魅力と言えます。
家の外装には風雨はもちろん、強い紫外線も降り注ぎます。モルタル外壁に塗装の場合、紫外線により劣化しますし風雨を受けることで雨水が内部に入り込むことにもなります。
これらは建物の躯体を傷めるため、定期的に塗装し直さなければなりません。小口タイルを使えばこまめなメンテナンスも不要ですし、高い耐久性により建物も守られます。
ランニングコストがかからない
耐久性が高い小口タイルはモルタル外壁やサイディング外壁と比べると、ランニングコストがかからないのが魅力です。
モルタル外壁は定期的な塗装が必要ですし、その費用もかかります。サイディングもそれ自体は耐久性が高いものの、やはり定期的な塗装が必要です。
小口タイルは塗装が不要ですし、汚れもつきにくいのでランニングコストがあまりかかりません。そのかわり、最初の施工費用は少し高めになるので留意しておきましょう。
DIYで使いやすい
小口タイルは手軽に購入できますし、自分でも使えるのでDIY素材としても人気があります。
建物の外壁全面に使うとなると手間も技術も必要になりますが、どこかワンポイントで使用するのであれば施工も簡単です。
タイルの貼り方には「直貼り」と「圧着貼り」の2種類があります。
直貼りはコンクリートにモルタルを使って直接貼りつける方法で、圧着貼りはモルタルで下地を作ってから押さえるようにして貼る方法です。
圧着貼りのほうが精密な作業を必要としないので、DIYで小口タイルを使うのであればこちらの方法がよいでしょう。
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小口タイルの活用方法
それでは小口タイルをどのように活用できるのかをご紹介します。
建物の外装に活用する
小口タイルの活用方法としてまず、建物の外装があります。耐久性が高くメンテナンス費用もかからないため、実用性の面でもメリットが多いものです。
また小口タイルにはいろんなデザインがあるので、外壁を好みの雰囲気に仕上げることができます。
ただし施工費用がかかるので、ほかの外装よりも初期費用が高くなるのは難点と言えます。メンテナンスを含めたトータルコストで考えれば、小口タイルは魅力的と言えます。
キッチン周りの内装に
小口タイルは磁器質タイルであれば汚れが付きにくいので、キッチン周りの内装にも活用できます。
キッチン周りはどうしても油が付着するので、壁が汚れやすいものです。かといって油避けのシートを使うのもデザイン的に不満という方もいることでしょう。
ガスコンロ周りの内装に小口タイルを使えば、掃除も楽ですし綺麗な状態を保つことができます。好きなデザインの小口タイルを購入して、DIYで貼っていくというのも楽しいかもしれません。
アプローチの階段の蹴上に活用
玄関アプローチに階段がある場合、その蹴上(けあげ)に小口タイルを使うのもよいでしょう。
蹴上はレンガを使うケースも多いところです。ワンポイントとしてさまざまな外構素材が使える部分ですが、小口タイルであればデザインも工夫できます。
また汚れにくいので手入れも簡単ですし、耐久性も申し分ありません。毎日使用する場所を綺麗に維持できるのが利点です。
さらに階段の床面にタイルを使用する場合には、その色やデザインに合わせた小口タイルを探すこともできるでしょう。
全体のデザインに統一感を持たせることができるのも、小口タイルを使う利点です。
テラスウォールのワンポイントに活用する
テラスを外部の視線から遮るウォールを設置する場合、そこにワンポイントとして小口タイルを活用できます。
ウォールは耐久性を確保するため、ブロックとモルタルで作ることが多いと思います。表面は塗装すれば、テラスの雰囲気に合わせたデザインにできます。
しかし単一のカラーではデザイン的に目新しさはありませんし、かといって複数のカラーを使うと落ち着きがなくなります。
そこで小口タイルをライン上に貼りつけるなどワンポイントで使用すれば、おしゃれに演出できます。
門柱のデザインに活用
門柱は家の顔として外構では重要な位置にあります。その門柱に小口タイルを活用するのもおすすめです。
レンガを積み上げるのもおしゃれですが、施工費用がかかりますし、ほかの外構とのバランスも考えなければなりません。
小口タイルであれば貼りつけるだけで施工できるので、費用はさほどかかりません。見た目にはレンガを積み上げたようになりますし、汚れが付きにくいのでメンテナンスの手間も不要です。
まとめ
小口タイルは何かと使い勝手のよい外構素材であることがわかります。用途はまだまだあると思うので、アイデア次第ではほかにもいろんな活用方法があると思います。
手軽に入手できますし、デザインもいろいろと選べるので、気に入ったデザインのものがあれば活用方法を考えてみるのもよいでしょう。
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