家庭菜園をながく楽しんでいくためにも、おしゃれなデザインにして見た目も良くしたいですよね。
おしゃれな家庭菜園にするためには、場所や形状、それに囲いのデザインについて考える必要があります。
囲いは特に見た目という面で重要で、素材や形状、サイズによっても印象が大きく変わります。
家庭菜園のある庭の雰囲気にあった囲いを選ぶことでデザイン性も高めることができ、日々の水やりやお手入れもより一層はかどることでしょう。
今回は家庭菜園をおしゃれにする囲いデザインについてご紹介していきます。素敵な家庭菜園づくりの参考にしてください。
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////家庭菜園をおしゃれに彩る囲い
家庭菜園をおしゃれにする囲いを選ぶためのポイントについてご紹介します。囲いをしたい家庭菜園の場所をイメージしながら見ていきましょう。
家庭菜園の囲いの種類
家庭菜園の囲いには多くの種類があるので、見た目だけでなく目的についてもふまえた上で選ぶといいでしょう。家庭菜園の囲いの種類にについてご紹介していきます。
ブロックタイプの囲い
家庭菜園の囲いにレンガなどのブロックなどを使用して組み合わせていく方法です。囲いを検討している方の多くはこの方法がまず頭に浮かんでいることでしょう。
自由度も高く、安価に作ることができるのが特徴で、家庭菜園や花壇の囲いとしてよく選ばれています。
また、モルタルなどを使用して隙間なく配置することで、家庭菜園の土が流れ出ないようにする土留めとしても機能します。
家庭菜園を地面と同じ高さでする場合は1段だけの低い囲いに、地面よりも高い位置で家庭菜園をする場合にはその高さまで段数をあげることで対応することも可能です。
DIYでブロックタイプの囲いを設置することもできますが、見た目をきれいにしたいという場合や段数が必要な場合には一度業者に相談することをおすすめします。
フェンスタイプの囲い
家庭菜園に洋風の雰囲気やナチュラルな雰囲気を取り入れることができるフェンスタイプの囲いは、杭を地面に打ち込んだり地面に足部分を埋めて使用します。
柵のように隙間があいているタイプや土留めにもなるタイプがあり、デザイン性や目的によって選ぶことができます。
板材を縦横に組み合わせたデザインのフェンスをイメージしがちですが、杭を並べていくようにして縦だけというデザインの囲いもあります。
家庭菜園を地面と同じ高さでする場合に有効な種類ですが、隙間のないフェンスにすることで地面よりも高い位置で家庭菜園をすることもできます。
土留めタイプの囲い
家庭菜園の土が流れ出ないようにしたり、近くに芝生がある場合などに有効なのが土留めタイプの囲いです。
芝生の繁殖力は強いので近くに芝生がある場合には、地上部の囲いだけでなく地中部分にも囲いが必要です。
土留めタイプの囲いは実用的なものが多く、デザイン面はあまり高くないので、フェンスなど他の囲いとの組み合わせがいいでしょう。
また、ブロックタイプのものを地中にしっかりと隙間なく埋めたり、隙間のないフェンスを使用することでも芝生の根止めには効果があります。
レイズドベッドの囲い
家庭菜園を地面よりも高い位置で行うための囲いがレイズドベッドです。
市販の樹脂製のものや木製のものなどがあり、囲いの中に土を入れることでより高い位置で栽培を行うことで、体への負担も少なくすることができます。
また、地面の高さと家庭菜園の高さが違うことで立体感ができ、敷地のレイアウトに抑揚がうまれ、デザイン性も高くすることができます。
さらにレイズドベッドはDIYやオーダーメイドでも作ることができるため、サイズの自由度もあり家庭菜園の深さについても必要なだけ変えることが可能です。
庭の土が家庭菜園に適していない場合にも、プランターのように使用することができるため、囲いの中でもおすすめの種類です。
家庭菜園に使う囲いの素材
家庭菜園の囲いには主に木製、樹脂製、レンガなどの石系の素材が用いられます。
素材による趣やデザイン性に違いがあるため、それぞれの特徴について目を通していきましょう。
木製の囲い
家庭菜園にナチュラルさといった見た目を取り入れたいときにおすすめなのが木製の囲いです。
木目や質感、色合いなど素材ならではの柔らかいデザイン性をもっており、さまざまな庭のコンセプトにも対応することができます。
屋外で使用することから風雨や紫外線によって劣化が起こり腐ることが気になりますが、木製ならではの良さもあるため、朽ちてきたタイミングで家庭菜園のデザインを更新してみるなど見方を変えてみてもいいでしょう。
木製の囲いをできるだけ長く使いたいという場合には、防腐塗装を定期的に行ったり耐候性のあるハードウッドを使用すると長く使っていくことができます。
樹脂製の囲い
比較的安価で耐久性もある樹脂製の囲いは、デザインも豊富で設置もしやすいという特徴があります。
家庭菜園の囲いを簡単に設置したいという場合には樹脂製の囲いを選択肢に入れてもいいでしょう。
ただし、耐久性はありますが環境による劣化がないというわけではないということに注意しておきましょう。
また、樹脂の素材感があるため、デザイン性を高めたいという場合にはあまりおすすめできないという面もあります。
家庭菜園を住宅近くに作りたいというときに、木製の囲いはシロアリなどが発生するかもしれないので使えないという場合には、樹脂製の囲いで木目調のものなどもあるので検討してみましょう。
石系の囲い
重厚さを出したり、柔らかさを表現したりもできるのが石系の囲いです。耐久性があり、家庭菜園の囲いとして長く使用していくことができます。
レンガやコンクリートなどの石系の囲いは、デザインの自由度も高くしっかりと施工することで土が流れることもありません。
レンガは低く設定した高さであればモルタルなどで固定しなくても設置できますが、積み重ねる場合崩れやズレなどが起こることもあるので、接着剤やモルタルでしっかりと固定したほうがいいでしょう。
またコンクリート素材のものには木目調などにデザインしたものがあるので、木製の囲いの劣化や虫食いが気になる場合にはこちらも検討してみましょう。
家庭菜園の囲いの形状とサイズ
家庭菜園を敷地のどの位置で行うかによって、適した囲いの形状が変わってきます。
正方形や長方形などの形状で家庭菜園を作れる場合には囲いも多くの選択肢が考えられますが、カーブがあったり多角形の形状の場合には自由度の高い種類や素材を選ぶ必要があるでしょう。
また、家庭菜園を行う場所をこれから決めるという場合には、庭全体のデザイン性についても頭に入れておきましょう。
家庭菜園の場所は高く見えたほうがいいのか、地面と同じ高さに見えたほうがいいのかというのは重要なポイントのひとつになります。
家庭菜園で栽培する野菜によって必要な土の深さというものは変わります。
最終的に家庭菜園の表土の高さにするためには、地面を掘って深さを調整したり、レイズドベッドなどで盛る土の高さをあげるようにします。
庭のデザイン性を高めつつ、栽培したい野菜の生産性をあげるためにも、高さという部分については確認しておくほうがいいでしょう。
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////家庭菜園におすすめのおしゃれな囲いデザイン3つ
おしゃれな家庭菜園にするおすすめの囲いデザインをご紹介していきます。
家庭菜園を壁際やコーナーに作る囲いデザイン
野菜を栽培する家庭菜園のスペースに壁際やコーナーを検討している方は多いのではないでしょうか。
こういった場所で長方形や正方形の囲いのある家庭菜園を作ると、それだけが悪目立ちしてしまうことがよくあります。
アプローチや他の外構にカーブのデザインが使われているときは丸みをおびた囲いデザインにし、その他の場合には多角形の囲いデザインがおすすめです。
家庭菜園は野菜を栽培するための畑ですが、デザイン性を重視する場合、畑のイメージはできるだけ薄くするほうが見た目的に良くすることができます。
囲いには土をある程度盛れるものを使用して高さを出すと周囲とメリハリをつけることができますし、柵を使った囲いでも同じような効果が得られるでしょう。
洋風の庭にあう囲いデザイン
ガーデニングなどをしてグリーン豊かな庭の場合、他の植物と景色が混ざるように囲いを設置してあげるといいでしょう。
この場合、低めの囲いであれば他の植物の生長も邪魔せずに野菜も栽培することができます。
ガーデニングスペースとは別に家庭菜園を作る場合には、木製のレイズドベッドを使用して高さのあるものを設置するといいでしょう。
他の植物がある場合にはすでに立体的な景観がありますが、新たになにもない場所に家庭菜園の囲いを作るときには高さを出したほうがバランスが良くなります。
広い庭では家庭菜園を主役にできる
家庭菜園を広さがある庭でする場合には、さまざまなデザインを選ぶことができ、家庭菜園を主役にすることもできます。
庭の一番目立つ日当たりの良い場所を家庭菜園にする場合には、囲いのデザインに円形や多角形のものを使用することで、家庭菜園を庭のシンボルとして設置することができます。
高さのない広めのスペースにレンガや枕木などの囲いをし、家庭菜園の内部にも同じ素材で仕切りをすることで、デザイン性の高い家庭菜園にすることができ、栽培する野菜を管理しやすくもできます。
また、レイズドベッドを並べて、複数の畑を作るという方法もおすすめです。
規律正しく並べたレイズドベッドは庭のアクセントにもなり、同間隔で並べることで野菜の管理もしやすくなります。
////家庭菜園をさらにおしゃれにデザインする
家庭菜園の囲いデザインと一緒にさらにおしゃれに栽培するための方法について検討してみましょう。
家庭菜園をおしゃれなポタジェガーデンにする
家庭菜園をただの畑として管理するのではなく、鑑賞もできる賑やかなポタジェガーデンにすることで、おしゃれで実用的な菜園にすることができます。
ポタジェはお互いにいい影響を与えることができるハーブや野菜、草花などを一緒に植える菜園のことをいいます。
栽培する野菜に合うコンパニオンプランツを植えることで、病害虫の予防や生育促進が期待でき、種類によっては味も良くすることができます。
食べられるコンパニオンプランツであれば、栽培した野菜と一緒に食卓に並べることもでき、一石二鳥の効果を得ることができます。
家庭菜園へのアクセスをよくする
家庭菜園がおしゃれにできたとしても周りの環境が整っていないと、デザイン的にも欠けたものになってしまいます。
住宅から囲いまでの動線を舗装したり、飛び石を置いたりするなど、アクセスしやすく見た目にも向上できるものを検討してみましょう。
外構業者に依頼すればおしゃれな家庭菜園や外構をまとめて工事することができ、時間や労力をかけずに納得のいくデザインの囲いも手に入れることができるでしょう。
また、デザインについても提案してもらえることで、悩んでしまっている時間を他のことにまわすこともできます。
まとめ
ここまで家庭菜園をおしゃれにする囲いデザインについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
囲いは畑部分の区切りとしてだけでなく、家庭菜園のある庭のデザイン性を高めてくれるものです。家庭菜園の囲いをおしゃれにすることで、庭に出る楽しみや栽培への意欲も変わってくるでしょう。
また家庭菜園の囲いだけでなく、アクセスしやすい環境についても同時に考えてみましょう。家庭菜園までの道を歩きやすいように舗装するだけでも大きな違いを実感することができます。
おしゃれに家庭菜園を楽しむために囲い選びやあれば便利といったものについてはしっかりと吟味していきましょう。
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