はじめての家庭菜園で意外と失敗しやすいのが「水のやりすぎ」であることをご存じですか?
そこで本記事では、
- 家庭菜園でのベストな水やりタイミング
- 水分過多・水分不足のデメリット
- 水やりするときの注意点
以上3点をわかりやすく解説していきます!
露地栽培だけでなく、プランター栽培の水やりポイントもくわしくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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////家庭菜園でのベストな水やり頻度は1日何回?おすすめ時間帯も解説!
まずはじめに、家庭菜園でのベストな水やり頻度の目安や、1日のどの時間帯に水やりすれば良いか解説していきます。
屋外・露地栽培の場合は1日1回が目安
庭や屋外スペースなどで露地栽培をしている場合、水やり頻度は1日1回が目安となります。
できれば午前中のうちに、地面にしっかり染み込ませるようにたっぷり水をあげましょう。
また、「植物の根元にジョウロのハス口を向ける」ようにして水やりすると茎や葉が丈夫に育ちます。
植物の上から水やりすると「雨」と誤解してしまい、生育に悪影響を与える可能性もあるため、なるべく葉に水がかからないようにするのがコツです。
プランター栽培の場合は土の乾燥具合にあわせる
ベランダ菜園や玄関まわりなどでプランター栽培をしている場合は、1日1回にこだわらず「土が乾燥したら」水やりしてください。
乾燥具合の目安は「土の表面から1cm〜2cmくらい」がサラサラと白く乾いているときです。露地栽培と同じく、午前中にたっぷり水をあげましょう。
できれば何回かに分けて、プランターの底穴から水が抜けるまで水やりするのがコツです。水分とともに酸素も供給され、植物が元気に育ちます。
プランター栽培でいちばん気をつけたいのが「水のやりすぎ」です。病気やカビなどの原因となりますので、土がしっかり乾いてから水やりしましょう。
水やりする「時間帯」は早朝がベスト
1日のうちでもっとも水やりに適した時間帯は「早朝」です。具体的には朝6時〜9時くらいの間に水をあげる習慣をつけましょう。
早朝がベストな理由は、「植物は午前中に積極的に光合成するから」です。活発になる時間より前に水をあげておくことで、スムーズな生育を促せます。
注意点として、「葉が極端に下を向いている」場合には、水が不足しているので夕方を目安にもう一度水やりをしてください。
また、植物にはトマトのように乾燥を好むものと、ナスのように水気を好むものがあります。何度も挑戦して、ベストな水加減を見つけてみてくださいね!
////家庭菜園での水やりは量も大切!水分過多・水分不足のデメリットは?
つぎに、水やり頻度と同じくらい重要な「水やり量」について解説していきます。
水分過多・水分不足が引き起こすデメリットを参考に、ちょうど良い水加減を身につけましょう。
水のやりすぎは根腐れや病気の原因になる
植物に水をあげすぎると、根腐れや病気、カビなどのさまざまなトラブルの原因となります。
特に、6月〜9月の高温多湿の時期に水やりが多すぎると伝染病や病害虫に対する免疫力が弱ってしまうため、水分量には要注意です。
水分過多は特に初心者がやりがちな失敗No.1ですので、「基本は1日1回」のルールを守るようにしてください。
また、葉がしおれているからといって何度も水やりすると、「徒長(とちょう)=ひょろりと細長く育つ」原因となってしまいます。
水のやらなすぎは生育不全や枯れる原因になる
反対に、植物が水分不足におちいると生育不全の原因になり、最悪の場合そのまま枯れてしまうこともあります。
真夏は特に地面の乾きが早いので、1日1回にこだわらず、乾燥具合にあわせて夕方にも水やりしましょう。
また、「ハダニ」などの特定の病害虫は乾燥を好むため、何日も雨がふらない時期には植物全体に水をかけて洗い流すことも大切です。
プランター栽培の場合、土の量や植物の大きさによって乾燥スピードもバラバラです。鉢植えの重さや葉の向きをよく観察して、適切なタイミングをつかみましょう。
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////家庭菜園での水やりで注意したい「3つのポイント」とは?
さいごに、家庭菜園での水やりで失敗しないための「3つの注意点」について解説していきます。
【注意点①】夏の炎天下の水やりはNG
植物の乾燥具合にかかわらず、夏の炎天下での水やりはデメリットが多くおすすめできません。
理由は、土の温度が高い時間帯に水やりすると「サウナ」のようになってしまい、植物の根に大きなダメージを与えてしまうからです。
特にプランター栽培の場合は露地栽培より密閉度が高いため、日中に水やりすると一気に枯れてしまうこともあります。
真夏の日中に葉がしおれるのはある意味「当たり前」ですので、夕方まで待つか、翌朝にたっぷり水をあげれば問題ないでしょう。
【注意点②】夕方の水やりは最小限に抑える
真夏といえど、夕方に水やりをしすぎるのも植物にとってはベストとはいえません。
なぜなら、植物がもっとも水分を欲しがるのは活動前の早朝であり、気温が下がり、休息に向かう夕方には水分はそこまで必要ないからです。
また、光合成が弱まる夕方に水をやると、茎ばかりがひょろりと徒長しやすくなり、台風や強風などで折れやすくなってしまいます。
散水シャワーなどを使えば忙しい朝でも短時間で水やりできますので、できれば午前中のうちに水を上げる習慣を身につけましょう。
【注意点③】小さな苗は優しく水やりする
植えたばかりの小さな苗や、発芽したばかりの新芽には、根が動かないようにできるだけ優しく水をあげましょう。
まわりの土が動いてしまうほど勢いよく水やりすると、地中の根も動いて生育がストップしてしまいます。
最悪そのまま枯れてしまったり、生育不全で実や花がつかなくなることもあるため、抵触してから2週間くらいはとにかく気をつけたいところです。
「散水シャワーは使わない」「できるだけ穴の細かいジョウロを使う」など工夫をこらし、幼い苗を痛めないように水やりしてくださいね。
【まとめ】家庭菜園での水やり頻度は「1日1回・午前中」がベスト!
露地栽培でもプランター栽培でも、家庭菜園での水やりは1日1回・午前中にたっぷりあげるのが成功のコツです。
「朝は忙しくて水やりできない!」という方は夕方でもOKですが、水分量は控えめに抑え、ひょろひょろと徒長してしまうのを防ぎましょう。
特に初心者は水のやりすぎで枯らしてしまう失敗が多いもの。葉がしおれていても植物は意外と丈夫ですので、心配せずに翌日に水やりしてください。
最適な水やりタイミングはお住まいの地域・気候によってもさまざまです。いろいろなパターンを試して、ベストな頻度を見つけましょう!
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