ベランダ専用、虫よけネットをご紹介!

ベランダで洗濯物をしているときに虫がよってきたり、干している洗濯物に虫がついていたりして、嫌な思いをしている方も多いのではないでしょうか。

カメムシやカマキリ、蚊やハエなど、ベランダには多くの虫がやってきます。

ベランダに虫がいると、気持ちよく洗濯物もできないですし、ましてや洗濯物を取り込んだときについていたりしたら、部屋の中で大慌てです。

できることなら、虫よけネットを張ったり、虫が寄り付かないようにして、虫が多い時期にも落ち着いてベランダに出れる環境作りをしたいですよね。

今回は虫が苦手だったり、これまで洗濯物が虫の被害にあわれた方に、ベランダの虫よけについてご紹介していきます。

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ベランダに集まってくる虫の種類

ベランダは開放的な空間が気持ちいい場所ですが、外の空間のため虫にとっても居心地のいい場所になってしまいます。

ベランダの虫よけをするために、どんな虫が寄ってくるのかをまず知っていきましょう。

カメムシ

ベランダに干していた洗濯物の被害で、多く挙げられるのがカメムシによる被害です。

洗濯物に貼り付いていたり、洋服の隙間に忍び込んでいて、洗濯物を取り込んだときに部屋の中に入ってきてしまったりという例がたくさんあります。

カメムシは刺激すると悪臭を放つので有名ですが、カメムシ自体はフローラル系のいい香りが好きで、自然と洗濯物に寄ってきてしまいます。

また、白い色のものや暖かい場所が好きなので、近くにそういった環境があると寄ってきてしまうんです。

タカラダニ

ベランダで春先に大量発生することがあるのがタカラダニです。赤い身体で、体調が1mm前後とダニの中では比較的大きいですが、動きがすばやいのが特徴です。

人を指すことはありませんが、洗濯物についたタカラダニを潰してしまうと、赤い色素が付着してしまいます。

コンクリートの表面についたコケなどに住み、食べ物を提供しています。

ベランダに付着しているコケを定期的に掃除することで、大量発生などは防ぐことができます。

暖かい時期に悩まされるのが蚊です。ベランダで洗濯物を干しているときに、いつの間にか刺されてしまっていたなんでことも多くあります。

水たまりや植栽など、水が溜まるところがあればボウフラが育ってしまうので、時期によっては大量発生もしてしまいます。

温度の高いところに向かっていく修正があり、二酸化炭素の密度や足などの匂いにつられて、血を吸いにやってきます。

蚊は昔から煙たがられていたこともあり、蚊帳などさまざまな防虫方法があります。

また、蚊は風速が1メートル以上の風があると飛べないので、隣接する部屋からベランダに向かって、扇風機で風を送るという虫よけの方法もあります。

コバエ

ベランダでよく見かけるのがコバエです。刺されたり噛まれたりはしませんが、数が多く発生して不快な気持ちになる方も多いのではないでしょうか。

生ゴミや排水溝で落ち葉が腐ったところなど、コバエが発生する原因は身近にあります。

ベランダの排水溝の定期的な清掃や、ベランダにゴミを置かないといった予防策を徹底しましょう。

また、ベランダに防虫ネットを張る場合には、排水溝を内側に入れないなどの注意が必要です。

セミ

ベランダなどマンションの共有部分で夏になると、セミがいて驚くことが多々あります。

セミは直接の害はないものの、網戸やベランダの床にいると驚いてしまいますよね。セミの場合、防虫の方法は閉め切るしかありません。

虫よけネットをベランダに設置することで、床にセミが落ちているなんてことは防げます。

ただ、虫よけネットにセミが休んでいる場合は、直接的に追い払わなければいけません。

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戸建てベランダに虫よけネットを張る方法

ベランダの虫よけネットを張るために、穴を開けてしっかりと固定する方法です。

アンカーを打ち込むので、賃貸や集合住宅では許可があればできますが、基本的に持ち家の場合にできる施工方法です。

虫よけネットは破損や劣化の際に交換が必要になるので、簡単に取り外して交換ができるようにします。

壁や天井に穴をあけるため、ちょっとでも不安がある場合には、業者に依頼して施工するようにしましょう。

  1.  虫よけネットでしっかりと囲えるように、モールの位置を決めていきます。
  2.  ベランダの壁の色に合ったモールを用意します。
  3.  モールをビス止めする場所に目印をつけて、アンカーを打ち込んでいきます。
  4.  モールをビスでしっかりと固定します。
  5.  虫よけネットを配置して、モールのフタを閉めます。
  6.  虫よけネットが少し余るようにして、丸めてインシュロックで固定していきます。
  7.  モールがつながる部分の隙間がなくなるように、コーキングを打っていきます。
  8.  隙間がないことを確認して完成です。

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マンションのベランダに虫よけネットを張る方法

マンションなど集合住宅の場合、ベランダは共有部分になるので、穴を開けたりといったことができない場合があります。

ベランダに加工できない場合、工夫をして虫よけネットを取り付ける必要があります。

ただ、虫よけネットの穴を開けない取り付け方法も禁止になっている場合があるので、張る前にしっかりと確認を取ってから行うようにしましょう。

突っ張り棒

虫よけネットをベランダに張るために、100円ショップでも購入できる突っ張り棒を使います。

虫よけネットと固定するためのインシュロック、突っ張り棒を必要数用意しましょう。

  1.  ベランダの広さと突っ張り棒を設置する場所を確認します。
  2.  排水溝がある場合は、排水溝から虫が入ってくる可能性があるので、なるべく内側に来ないようにしましょう。
  3.  高さをカバーする突っ張り棒と横幅をカバーする突っ張り棒が必要です。
  4.  窓壁側は突っ張り棒が足りない場合があるので、両面テープでつけるフックなどを利用してもいいでしょう。
  5.  突っ張り棒をしっかりと伸ばして、きちんと固定するようにしましょう。
  6.  虫よけネットをカットする必要がある場合は、その寸法でカットします。
  7.  虫よけネットにインシュロックを一定間隔で取り付けていきます。
  8.  設置してある突っ張り棒にインシュロックを引っ掛けて、固定していきます。
  9.  必要な虫よけネットを取り付けたら、隙間ができている部分の虫よけネット同士をインシュロックで繋いでいきます。
  10.  完全に閉め切るのは難しいので、ある程度隙間を塞ぐことができれば完成です。

2×4とラブリコ

突っ張り棒の代わりに木材の2×4材と、ラブリコを使用した虫よけネットの取り付け方法です。

突っ張り棒よりも少し大掛かりになりますが、2×4材であれば高さを自由にカットできるので、四隅に柱を立てることができます。

虫よけネットと4本の2×4材、ラブリコを4セットとワイヤーを必要な長さ、インシュロックを用意します。

  1.  ベランダ広さと設置したい場所の寸法を出して、材料を用意します。
  2.  2×4材とラブリコで柱を立て、虫よけネットを吊り下げるためにワイヤーを繋げていきます。
  3.  ベランダの高さよりも少し短くなるように2×4材とラブリコのアジャスターを取り付けます。
  4.  ラブリコアジャスターのジャッキを回して、しっかりと突っ張るようにします。
  5.  4本の柱が立ったら、金具部分に巻きつけるようにしてワイヤーを取り付けていきます。
  6.  ワイヤー止め金具の他にカラビナを使って設置する方法もあります。
  7.  しっかりとワイヤーを張ることができたら、虫よけネットにインシュロックを取り付けてワイヤーに掛けていきます。
  8.  隙間をインシュロックで繋いで完成です。

フック(両面テープ)

ベランダの屋根部分に両面テープで設置するフックを取り付けて、そこに虫よけネットを取り付けるという方法があります。

弱い両面テープではすぐにはがれてしまいますが、強力すぎる両面テープでも取り外すときにベランダの塗装も一緒にはがしてしまう危険性があるので注意が必要です。

ワイヤー

ベランダに柱がある場合は、ワイヤーを柱に繋いで虫よけネットをかける方法があります。

ただ、キズがついてしまう可能性があるので、ゴムやクッションなどをワイヤーと柱の間に噛ませるなど工夫が必要です。

賃貸や分譲の集合住宅の場合許可がおりていても、ベランダは共有部分ということを忘れないようにしましょう。

ベランダに張る虫よけネットの選び方

ベランダで虫よけのために張るネットには、目合いや銀糸、編み方や繊維の太さ、色など、それぞれに特徴を持っています。

虫よけのネットを探していると、その他の防鳥ネットや防風ネット、遮光ネットが出てきますが、なんの虫をどう防ぎたいかという面を重視して選ぶ必要があります。

カメムシを防ぎたい場合とセミを防ぎたい場合、蚊を防ぎたい場合などそれぞれ選ぶ空隙率が違ってきます。

また、銀糸は虫が嫌がるという効果があるので、虫よけネットという部分では、銀糸入りのネットを選ぶと良いでしょう。

ベランダの虫よけをするネット以外の方法

ベランダの虫よけネットは取り付けるのが困難という場合には、ドラッグストアなどで打っている虫よけ製品を使いましょう。

また、ベランダの虫よけネットとそういった虫よけ製品を一緒に使うことで、2重でブロックするという方法もあります。

吊り下げ式

ベランダの虫よけや駆除に効果的な成分を空中に拡散するのが吊り下げ式です。

物干しや物干し竿、ドアの取っ手にぶら下げるだけなので、簡単に設置することができ、効果もあります。

ただ、風の流れによって成分が飛ばされてしまうという面もあり、他の虫よけ対策との併用が効果的です。

虫除けネットEX|バポナ

バポナの虫よけネットEXは虫よけ製品の中でも人気を集めている製品で、一般的な殺虫剤に使用されている成分をし使用しているので、人には影響がありません。

吊り下げた本体から、空気中に拡散して虫を近づけなかったり駆除することができます。

虫コナーズ|キンチョー

吊り下げ式だけでなく虫よけ剤として有名なのが虫コナーズです。蚊やコバエなどの忌避用の薬剤で、吊るすことで1年中虫を防いでくれます。

無臭なので、窓を開けていても臭いが気にならずに、快適に使うことができます。

木酢水

ベランダの虫よけで効果があるのが、木酢水です。ハトや猫よけにも使われるもので、木酢液を水で1:1にして使用します。

ペットボトルやいらない容器に木酢水を入れて、数カ所穴を開けて成分が外に拡散できるようにします。

ベランダのすみなど邪魔にならないところに置きましょう。木酢水は吊り下げ式のプレートと一緒に設置することで、さらに効果を得ることができます。

また、臭いが気にならない場合は、木酢液を原液のまま使用できますが、近隣に迷惑にならないように使用しましょう。

スプレータイプ

虫よけや駆除を目的とした忌避剤にスプレータイプがあります。

直接虫に散布して撃退するものから、効果を持続して虫を寄せ付けないタイプがあり、用途によって使い分けましょう。

クモストップ|ナノブロッカーシリーズ

ベランダのサッシや床面、壁に散布することで、持続的な効果が得られる忌避剤です。

クモだけでなく、コバエやカメムシにも効果があり、2ヶ月から3ヶ月効果が持続します。

人に対しては安全な製品ですが、風向きなどに注意して散布するようにしましょう。

虫よけ植物

ベランダの虫よけ対策でも、一石二鳥な使い方ができるのが、虫よけ効果のある植物を育てることです。

ハーブは育て方も簡単で、園芸が苦手という方でも育てられます。レモングラスやレモンマートル、ローズマリーやミントなど虫に効果のあるハーブがあります。

種類によっては食用にもできるので、お料理に使えるものを育ててもいいでしょう。

また、ハーブ以外にも虫よけ効果のある植物があります。ニームやゼラニウムといった植物は虫よけ効果があり、鑑賞しながら効果を得ることができます。

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ベランダ専用虫よけネットのまとめ

ベランダで虫よけするためのネットや方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ベランダに来る虫は環境によりそれぞれなので、防ぎたい虫に合わせた対策が必要です。

ネットや虫よけ剤を効果的に使って、しっかりとした虫よけすることで、ベランダでの作業を快適にすることができます。

虫が苦手だったり、洗濯物に虫をつけたくないという方は、すぐに行動に移しましょう。

ベランダを快適な空間にして、洗濯物やガーデニングを心から楽しめるようにすれば、日々の生活に良い変化を与えることができます。

ベランダを活用するための虫よけネットを設置して、虫の脅威を排除することで、ゆとりある生活空間を手に入れましょう。

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