土間コンクリートの厚さや養生期間ってどれが正解?

土間コンクリートの厚さや養生期間ってどれが正解?

土間コンクリートを施工する際の厚さや養生期間って、専門家でない限り判断しづらい部分でもあります。

特に自分で土間コンクリートをDIYしようとすると、施工業者や外構業者にも聞きづらいというお悩みがあるかと思います。

今回は、土間コンクリートを施工するにあたって、「厚さはどの位が良いのか」や「土間コンクリートの養生期間」についてお話していきます。

もちろん、ご自宅の現状地盤や土間コンクリートを施工しようとしている範囲でも異なってくるかと思いますので、一般的に多く見られる駐車場や玄関の土間コンクリートでお話していきます。

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土間コンクリートの構成

土間コンクリート

まず、土間コンクリートの構成からお話していきましょう。土間コンクリートの構成は、基本的に強度が高めの4層と、3層の2パターンで構成されています。

土間コンクリートが3層の場合

土間コンクリートの構成が3層の場合は、一番下から以下のような構成を取っているのが一般的です。

  • 地面
  • 砕石
  • コンクリート

このばあい、砕石の上に直接コンクリートを施行していくため強度の面からすると弱くなり、主に簡単な土間コンクリート施工の場合に使われている土間コンクリート構成です。

土間コンクリートが4層の場合

土間コンクリート構成が4層の場合は、以下の様になります。

  • 地面
  • 砕石
  • ワイヤーメッシュ(溶接金網)
  • コンクリート

3層の土間コンクリートと異なる点は、砕石とコンクリートの間にワイヤーメッシュ(溶接金網)が組み込まれていることです。

ワイヤーメッシュが砕石とコンクリートの間にあることで、土間コンクリートの強度を3層よりも上げることができます。

そのため、4層の土間コンクリートは駐車場や玄関の強度を上げたい場合など、重さによる負荷がかかる場所に敷かれています。

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コンクリートが固まる仕組み

コンクリートを固めている

コンクリートの養生にも関わる、コンクリートの固まる仕組みについてもおさらいしましょう。コンクリートは乾燥ではなく「水」で固まる仕組みになっています。

通常は24時間もあればで固まるため、DIYで土間コンクリートを施工する場合、コンクリートを流し込む際にコンクリートが固まらないように注意しないといけないのも、この理由辛です。

また、コンクリートの固まる早さは、使用されるコンクリートの種類によって異なりますので、購入時に確認するようにしましょう。

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土間コンクリートの厚さはどのくらいがベスト?

メジャー

では、土間コンクリートの厚さはどの位がベストなのでしょうか?駐車場の土間コンクリートを例に挙げてみましょう。

駐車場に土間コンクリートを施工する場合、一般的には以下の厚さで作業を進めていきますす。

  • 駐車場の砕石層が100ミリメートル(10センチ)
  • ワイヤーメッシュ入りのコンクリート層が100ミリメートル(10センチ)

つまり、砕石層とワイヤーメッシュ入りのコンクリート層の合計が200ミリメートル(20センチ)が一般的に必要な厚さであり、最低ラインなのです。

駐車場は、常に重たい車が土間コンクリート上に乗っている状態が続くため、長期的な荷重に耐えられる厚みである6cm以上のコンクリートが必要になるのです。

注意1)ワイヤーメッシュの入れる場所に気を付ける

土間コンクリートの間にワイヤーメッシュを入れることで、コンクリートのひび割れ防止や強度補強になります。

ワイヤーメッシュを砕石部分から浮かし、コンクリートの中央に来るように設置することで、初めてワイヤーメッシュでの補強効果が現れます。

それだけでなく、ワイヤーメッシュに生じるサビを防止出来ますので、ワイヤーメッシュの位置には気を配りましょう。

注意2)コンクリートの厚さよりも大切なことがある!

コンクリートの厚さを一般的な「10センチ」よりも多く入れれば、コンクリートの強度が上がるものなのでしょうか?

実はコンクリートの厚みを増して強度を上げたとしても、下地(砕石層)や養生がうまくできてないと施工後の地盤沈下や冬の霜柱等での地盤変動に対応出来なくなるのです。

コンクリートの下地となる砕石層の念入りな締固めと、コンクリートの養生期間を知ることも、土間コンクリートの強度を確保する上で非常に大事なのです。

重要!土間コンクリートの養生とは?

土間コンクリート

土間コンクリートの養生期間をしっかり守ることで、施工した土間コンクリートの強度を保つだけでなく、土間コンクリートも長持ちします。

ここでの「養生」の意味は、コンクリートを乾かす期間で、雨風から守る期間のことを指します。

つまり土間コンクリートにおける養生期間というのは、流し込んだコンクリートが固まるまでの間、急激に乾燥してしまったり、雨に濡れてしまったり、気温の変化などから、コンクリートを保護することなのです。

土間コンクリートの養生期間に行う養生方法は、施工済み土間コンクリート上にシートを掛けたり、必要に応じて水をかけ、コンクリートに生じる亀裂を防いだりします。

土間コンクリートの養生期間は季節によって変動する!

土間コンクリートは、通年同じ養生期間を要するのではなく、季節によって養生期間を調整する必要があるのです。

コンクリートが固まるまでに要する期間は気温によって変化します。そのため、季節によって適切な養生期間を設ける必要が出てきます。

平均的な土間コンクリートの養生期間は、以下の通りです。

  • 夏季…4日
  • 冬季…7日(1週間)

また、土間コンクリートを施工した駐車場の気温が15度以上の場合は、一般的に以下のような日数がかかります。

  • 3日…人が立ち入ることができる
  • 6日…普通乗用車が乗り入れることができる(平均的な土間コンクリートの養生期間がココ)
  • 28日…完全に固まる

この様に、夏場の養生期間と言われる「7日」では100%土間コンクリートが固まることはなく、「完全に」固まるまでは、なんと約1か月かかるのです。

そのため、表面が固まったからと言って、時期早々に車を入れてしまうのはヒビ割れの原因になるので禁止です。

土間コンクリートの養生期間は時期や天候が強く関係する

土間コンクリートの養生期間は、季節によって変動するとお話しましたが、天候にも左右されがちです。

コンクリートは通常、温度が高いほど固まる時間は短くなります。これが夏場の養生期間が短い理由です。

一方、気温の低い冬季の場合、コンクリートはゆっくりと固まるため強度が出るものの、夏季に行う施工と比べて固まるまでに時間がかかります。

特に、梅雨の時期や真冬の時期はコンクリートの固まり方に大きく影響がでますので、土間コンクリートをDIYで施工する場合は、季節や天気にも気を配る必要があります。

土間コンクリートを早く固めたい!いい方法は

太陽と空

土間コンクリートの施工は、施工範囲が広ければ広いほど膨大な作業時間が必要となります。

作業を1日で終えられないのを覚悟してDIYで取り組もうとするのであれば、コンクリートが早く固まるに越したことはないですよね。

土間コンクリートを早く固めるいい方法はあるのでしょうか?

方法1)梅雨や冬季など土間コンクリートを施工するのに影響が発生する時期に作業をしない

前述の通り、土間コンクリートの養生期間は季節や天候に大きく左右されます。

そのため、雨の降らないような期間や、土間コンクリートの養生期間が長くなりがちな時期に土間コンクリートの施工を避け、気温が15度以上の時期や夏季に土間コンクリート施工を行う様にしましょう。

方法2)使用するコンクリートを速乾性のあるものにする

急ぎでない場合は時期をずらして土間コンクリートの施工作業を行うことができますが、合間でおこなう土間コンクリート施工は、時期を選べない場合があります。

ですが、どうしても土間コンクリートを早く乾かしたいですよね。

そんな時は、速乾性のあるコンクリートや、コンクリートに速乾性を付随できる製品を加えることも検討しましょう。

最近では、化学混和剤メーカーやコンクリートの再利用システム会社などから、とても早くコンクリートを固めるための製品や速乾性のあるコンクリートやセメントが開発・製品化されています。

これらをうまく利用して、土間コンクリートの養生期間を少しでも短縮しましょう。

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まとめ

今回は、土間コンクリートを施工するにあたり知っておきたい、厚さや養生期間についてお話しました。

土間コンクリートの強度を少しでも重視するなら、4層の土間コンクリート施工で行い、養生期間も長めに設け、時間をかけながら作業を行う様にしましょう。

もし、早く土間コンクリートを固めたいのであれば、天気や季節を加味し、コンクリート自体に速乾性を付随させたうえで、綿密な作業計画を立てていくのがおすすめです。

どうしても、自分では土間コンクリート施工が難しいと感じた場合は、プロの力を借りながらあなたのニーズに合わせた土間コンクリート工事を見積もってもらうのもひとつの手段ですよ。

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