ガーデニングでおしゃれな雰囲気のある家にするために、どんな外構にしようかとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
花やグリーンのある景観はやわらかくて、家の外観も彩ってくれるだけでなく、日々の生活に癒やしを与えてくれるものです。
おしゃれな外構にするためにネットで調べていると、オープン外構やクローズ外構といった言葉が目に入ってきますよね。
今回はガーデニングと組み合わせ抜群のオープン外構とはどんなものなのかについて解説してきます。
ガーデニングをより一層楽しんでいくための参考にしてください。
【こちらの関連記事もご覧ください】
////ガーデニングと相性のいいオープン外構とは
塀や門扉といった敷地の境界を仕切るものを作らず、オープンで開放的な外構のデザインをオープン外構といいます。
塀やフェンスなどで囲わないぶん敷地を目一杯使うこともでき、敷地面積が狭くてもスペースを十分に使うことができます。
また視線をさえぎるものがないため、ガーデニングのおしゃれなデザインを家の外観とともに見せられる利点があります。
オープン外構はこうしなければいけないという決めごとはないので、視線をさえぎりたい場合には一部にフェンスを設置することも選択できますし、敷地の境界線が気になるようであれば仕切りをすることも可能です。
オープン外構やクローズ外構といった言葉よりも、開放的で暮らしやすい外構にしていくことを大切に検討していきましょう。
////オープン外構のメリットとデメリット
オープン外構にすることによって得られるメリットや人によってはマイナスになるデメリットについて見ていきます。
外構を計画している敷地をイメージしながら確認していきましょう。
オープン外構のメリット
仕切りのないオープン外構にすることで得られるメリットから見ていきましょう。
開放感のある敷地にできる
塀などで仕切らないオープン外構は、開放感の高さが特徴でありメリットでもあります。
オープン外構にすることで敷地にぬけ感ができ、広々とした空間を感じることができます。
また塀などで囲わないため、日の光が入りやすく、ガーデニングの花やグリーンに太陽光を十分に与えることができます。
さらに植栽をする場所を選ばないため、敷地全体を花やグリーンで彩るようなデザインにもすることができ、ナチュラルな景観を作りたいという場合にも向いています。
風通しがいい
オープン外構で風をさえぎってしまう塀などをなくすことで、風通しが良くなりガーデニングの花やグリーンが蒸れてしまうことをふせぐことができます。
植物は風通しのいい場所を好む種類が多くあるので、花やグリーンを健康に育てていくために必要な環境を与えることができるでしょう。
費用を抑えることができる
敷地の境界線を塀や門扉などで仕切らずに、オープン外構にすることで外構工事の費用を抑えることができます。
仕切りを設置しないということは材料費や施工費などをそのぶん浮かすことができ、その他の外構やガーデニングの費用にまわすことが可能になります。
防犯性を高めることができる
敷地を塀で囲っているよりもオープン外構にしたほうが防犯性を高めることができます。
というのも塀で囲まれている場合、侵入者が隠れる格好の場所となる可能性がありますが、オープン外構の場合には前面道路から見えるため死角になる場所もできないという理由からです。
オープン外構のデメリット
外構のデザインをオープン外構にした場合、デメリットになる面もあります。
オープン外構のデメリットは対策をすることで解消できるものもあるので、それもあわせて見ていきましょう。
家の中が見えてしまう
目隠しや仕切りのないオープン外構は開放的な反面、通りや近隣からそのまま家の中を見られてしまう可能性もあります。
家の中からも外に人がいた場合には、見えるため中が見えているかもと落ち着かないといった状態になるかもしれません。
オープン外構で家の中が見えないようにする対策としては、植栽を窓の外に配置したり、目隠しフェンスを一部設置するなどの方法があります。
また道路に面した窓ガラスを外から見えないものにしたり、日中であればレースカーテンも十分に目隠しにすることができます。
敷地に入られてしまう
オープン外構では敷地の仕切りがないため、子供やペットが遊んでいるときに入ってきたり、狭い前面道路の場合には車や自転車が対向車をやり過ごすために入ってきてしまうというケースもあります。
敷地に入られないようにするためには、一部塀やフェンスを設置して敷地の境界をはっきりとさせたり、ポールチェーンなどを侵入されやすい場所に設置します。
これらのものは敷地の境界線すべてに設置しなくても、侵入されやすい一部分に設置しておくことで、敷地であることを認識させることができます。
庭でのプライバシーは確保しづらい
庭でガーデニングや洗車、DIYなどの作業をしている姿や子供やペットと遊んでいる姿、ウッドデッキでくつろいでいる姿などは、視線をさえぎるものがないため通りから人に見られてしまいます。
庭での作業については見られてもいいかもしれませんが、くつろいでいる時間の妨げになるようであれば、目隠しフェンスを設置してプライベートな環境を庭に一部作っておくようにしましょう。
また洗濯機が一階にあって、物干しも庭で行いたいという場合には、あらかじめ場所を決めておき、目隠しフェンスを設置しておくといいでしょう。
子供やペットが飛び出す心配
オープン外構では塀や門扉などで敷地を囲っていないため、子供やペットが道路に飛び出してしまうという心配があります。
外で遊ぶときには目を離さない、簡易的な囲いを庭に作ってその中で遊ばせる、ペットにはリードをつけて遊ばせることなどで事故を防ぐようにしましょう。
////オープン外構で快適な空間にする工夫
開放的でおしゃれなオープン外構ですが、前述したようにメリットだけでなくデメリットも存在します。
オープン外構を成功させるために検討しておきたい工夫について見ていきましょう。
防犯性を高めるアイテムの設置
オープン外構では侵入者が潜むような死角の場所がないため、防犯性を高めることができますが、安心して暮らしていくためにセンサーライトや防犯カメラといった設備の設置も検討してみましょう。
境界がわかりにくい場合、ペットや通行人の侵入などで、糞尿被害や植栽が荒らされてしまうなどの問題が起こる可能性があります。
敷地と道路の境界がわかるような舗装にしたり、センサーライトなどで夜間にも視認しやすくするなどの対策を考えておきましょう。
またセンサーライトだけでなく防犯カメラもあわせて設置しておくと、防犯性をさらに高めることができるでしょう。
目隠しや間取りで工夫する
新築一戸建てでオープン外構にする場合には、視線の対策を間取りですることも検討しましょう。
お風呂やトイレ、リビングなどは通り沿いをさけたり、2階に配置するなど工夫することで、庭の開放感がありながら暮らしやすい家を実現することができます。
間取りの変更が難しいという場合には、目隠しフェンスやカーテン、窓ガラスなどで視線対策をしましょう。
駐車スペースの対策
車のいたずらや盗難の心配がある場合には、センサーライトやチャイム、防犯カメラなどの設置を検討してみましょう。
また道路際に駐車する場合にも、車や自転車などの接触事故のおそれがありますが、上記のアイテムで対策することができます。
【こちらの関連記事もご覧ください】
ガーデニングとオープン外構のおしゃれな組み合わせ
オープン外構にしておしゃれにガーデニングを楽しむためにも、外構のデザインの時点からガーデニングをする場所の規模や位置に関して考えておくようにしましょう。
ガーデニングはプランターなどでもできますが、外構デザインの中に組み込んでしまったほうが、見た目もよく統一感を出すことができます。
またガーデニングで大切な水やりをするための水栓についても、場所や種類について確認することをおすすめします。
まとめ
ここまでガーデニングと組み合わせたいオープン外構について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
オープン外構は開放的で植物を育てるのにも適した環境にすることができます。
しかし、その反面プライバシーの確保が難しいといったデメリットの部分もあります。
オープン外構のメリットだけでなくデメリットになりうることにも注視して進めることで、対策を施すことで住みやすく開放的な住宅にしていくことができるでしょう。
ガーデニングを開放的な場所で楽しみつつ、季節ごとの花やグリーンがあるおしゃれな景観にして、素敵なマイホーム生活を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【こちらの関連記事もご覧ください】
【外構、造園業者向け】下請脱却!オンライン活用で元請けになる5つのステップを公開
当社が新潟の地方で、オンラインで個人客を集客して、3ヶ月先まで予約で埋めた具体的な方法を記事にしていましたので、ご覧ください。