家の周りに砂利を敷いているお宅を見ることは多いと思います。これから家の外構デザインを考えるという方にとっては、周りに砂利を敷くことにどのような意味があるのか気になるかもしれません。
そこで今回は、家の周りに砂利を敷くことにどのような意味があるのかを説明します。また砂利を敷くとなればどのような種類のものがよいのかもご紹介します。
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////家の周りに砂利を敷く4つの理由
家の周りに砂利が敷かれていることには、多くの理由があります。これから外構を考えている方にとっては参考になると思います。
防犯目的で砂利を敷く
家の周りに砂利を敷くことで、防犯対策になります。
戸建て住宅はオートロックや防犯カメラなどが完備されたマンションなどと異なり、自分でセキュリティを考えなければなりません。その点において、家の周りに砂利を敷いておくだけで、高い防犯性が確保できます。
これは砂利の上を歩くと大きな音が出ることが理由です。夜間に不審者が敷地内に入り込んだ時、室内からでもその音に気づきます。
また周囲にもその音が響くので、不審者が入り込んだことを知らせることにもつながります。このような点で防犯に役立つことが、家の周りに砂利を敷く理由となります。
水はけが良くなるため砂利を敷く
家の周りに砂利を敷いておくと、水はけが良くなります。土のままだと雨が降ったあとはぬかるみができます。上を歩けば玄関は泥だらけになってしまうでしょう。
砂利を敷いておくことで、玄関が泥だらけになるのを防ぐことができます。
ただし砂利の下には防草シートを敷いているので、雨水はその下の土に染み込むことはあまりありません。それでも砂利の間の隙間に留まることで、表面に水が溜まることはありません。
また砂利の下地処理をする際に少し傾斜をつけておくことで、排水性も生まれます。
雑草対策で砂利を敷く
家の周りに敷いた砂利の下に防草シートを敷いておくことで、雑草対策になります。
土があるところにはいつの間にか、雑草が生えます。家の周りも土のままにしておくと雑草が生えてしまうので、その処理が面倒です。
防草シートを敷いた上に砂利を敷けば、そのような手間から解放されます。見た目にもすっきりするので、家の周りの砂利は必須とも言えるでしょう。
デザイン性を高めるために砂利を敷く
家の周りに砂利を敷く理由は実用的なことが多いものですが、それに加えてデザイン面の理由もあります。砂利を敷くだけでおしゃれに演出できるということです。
ひと口に砂利といっても実に多くの種類があります。どの種類の砂利を選ぶかによって、家の周りの雰囲気もかなり変わります。
そこで家のデザインを考えた時に、トータルバランスから砂利を敷くという選択肢が生まれます。費用もさほどかかりませんし、その後のメンテナンスも手間がかかりません。
////家の周りに敷く砂利の種類
家の周りに敷く砂利にはいろんな種類のものが使用されています。その数多くの砂利の中から、家の周りに敷くのにおすすめのものをご紹介します。
明るくおしゃれな白玉砂利
まずおすすめなのが白玉砂利です。白く綺麗なその形状は上品で、家の周りをすっきりと明るい印象にしてくれます。入手しやすいことと価格が手頃であることも、白玉砂利がおすすめの理由です。
ただし白玉砂利は色が白いこともあって、ほかの砂利よりも汚れが目立つ点には注意が必要です。こびりついた汚れは簡単には落とせないので、高圧洗浄が必要になります。
あるいは汚れた白玉砂利をすべて新しいものと交換するのもよいでしょう。白玉砂利に限らず、庭などに敷いた砂利は汚れたら入れ替えるほうがよいとも言われます。
高級感がある黒石
明るい雰囲気になる白玉砂利に対して、高級感がある黒石もおすすめです。黒石では光沢のある那智黒石が有名です。
汚れが目立ちにくい点もおすすめの理由となります。価格は白玉砂利よりも高めなので、家の周りに敷くにはそれなりの費用になるかもしれません。
防犯効果の高い防犯砂利
防犯目的で家の周りに敷くのであれば、おすすめは防犯砂利です。踏んだ時の音が大きいのが特徴ですが、ガラス製の防犯砂利は特に効果的です。
注意点としては軽いので、雨が降った時に流される可能性があることです。また内部が空洞になっているため、踏みつけると砕ける点にも注意しましょう。細かく砕けた防犯砂利は、定期的に入れ替えることが必要です。
さまざまな色が楽しめる五色砂利
五色砂利はいろんなカラーが楽しめる点で、家の周りに敷くのにおすすめです。小さなお子さんがいる家庭なら喜ばれそうです。
家のデザインがモノトーン調ではなく明るい色合いのものであれば、五色砂利のような見た目にも変化が楽しめるものがよいでしょう。
水はけの良い伊勢砂利
水はけを目的に家の周りに砂利を敷くのであれば、伊勢砂利がおすすめです。伊勢砂利は三重県で産出される花崗岩が原料ですが、多孔質である点で水はけがよいとされています。
上品な茶色が和風によく合うことから、庭砂利としても人気があります。小粒の伊勢砂利は踏むと大きな音がするので、防犯目的にもおすすめです。
////家の周りに砂利を敷く方法
家の周りに砂利を敷く方法としては、自分で行う方法と外構業者に頼む方法があります。
自分で砂利を敷く
自分で砂利を購入して家の周りに敷くのが、費用面においては安価に済ませられる方法です。
砂利は通販で購入できますし、近くのホームセンターでも入手できます。家の周りに敷く砂利は特殊なものが必要というわけではありません。そのため、入手に関しては難しくないでしょう。
ただし家の周りに砂利を敷くとなれば、相当な量が必要になります。自分でお店から持ち帰るとなれば、その手段を確保しておくことが大切です。さらに購入した砂利を敷き終えるまでどこに保管しておくのかも考えておかなければなりません。
砂利を敷く前には雑草処理も必要ですし、防草シートも必要になります。この雑草対策さえ終われば、あとは砂利を撒くだけなので難しいことはないと思います。
業者に頼む
購入した砂利の搬入や保管が難しいとなれば、外構業者に頼むのもよいでしょう。雑草処理から砂利敷きまで、時間をかけずに行なってくれます。
費用もそれほど高額にはならないので、自分で行う時間が取れないという人は外構業者に頼むのがおすすめです。デザイン面に関しても、どのような砂利がよいのか相談できるのも利点です。
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家の周りに砂利を敷く際の注意点
家の周りに敷いた砂利の上には車を乗り入れないようにしましょう。せっかくの砂利敷きに問題が発生するからです。
まず砂利の下に敷いた防草シートが破れることにより、雑草が生えやすくなる可能性があります。雑草が一度生えてしまうと、敷いた砂利をすべて除去してから下地処理をし直さなければなりません。
また車を乗り入れると砂利が周りに飛んでしまったり、あるいは砕けたりしてしまいます。そのたびに対処が必要になるのでメンテナンスの手間がかかります。
まとめ
家の周りに砂利を敷く理由はいろいろとあることがわかります。また目的に合わせてどんな砂利を選べばよいのかも、その砂利の特性を考えると選別しやすいと思います。
これから家の外構を検討する方は、砂利敷きを検討してみるのもよいでしょう。
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