LEDライトをお庭の外構に取り入れるメリット・デメリット

LEDライトをお庭の外構に取り入れるメリット・デメリット

外構にこだわった庭も、夜になると暗くなり植物なども当然ながら見えなくなります。そこで、LEDライトを取り入れることで暗い夜間も自慢の庭を明るく照らすことができます。

今回は庭の外構にLEDライトを取り入れることで、どのようなメリットとデメリットがあるのかをご紹介します。

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ガーデンライトで夜の庭をおしゃれに演出

ガーデンライトのある庭

冬になるとどこもライトアップされて、幻想的な雰囲気になりますね。特にクリスマスシーズンとなれば、多くの家では飾り付けとともにライティングに凝るようになります。

それを普段の庭で行おうというのが『ガーデンライト』です。

ガーデンライトは庭を昼間とは違う魅力的な空間に演出できます。小道を照らすだけでもおしゃれですし、その陰影を楽しめます。ガーデニングで育てている植物を照らせば、さらに雰囲気が高まるでしょう。

このガーデンライトでLEDライトがよく活用されます。庭の外構に取り入れることができるLEDライトには、いくつかの種類があります。

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庭の外構に取り入れるLEDライトの種類

庭に設定してあるガーデンLEDライト

庭の外構で使えるLEDライトには、大きく分けてふたつの種類があります。

ポールタイプのLEDライト

ポールタイプのLEDライトは筒状で、上部がライトで明るくなる形です。公園の道などを照らすのによく使用されています。地面に埋め込んで設置するので、庭の土の部分に使用する形になります。

庭の外構でもポールタイプのLEDライトで小道を照らせば、夜に庭に出る時には安全が確保されます。あるいは花壇に埋め込んで、夜の庭をおしゃれに演出することもできるでしょう。

ポールタイプのLEDライトはある程度の間隔を開けて、数本を設置するような使い方をします。

そのため購入費用もそれなりに必要となるのが難点かもしれません。ただし安いものであれば、1本を千円ほどで購入できます。

電源はソーラー電池を内蔵しているものもありますが、コンセントが必要なものもあります。スイッチは明るさセンサーが内蔵されていれば、周囲が暗くなると自動的に入るので便利です。

ポールタイプのLEDライトはある程度の高さがあります。しかし花壇の植物の中に設置する場合には、ソーラータイプは光に当たるように注意しましょう。

スポットライトタイプのLEDライト

角度を変えることができるので、いろんな方向へ光を当てられるのがスポットライトタイプのLEDライトです。

庭の外構で使用するスポットライトタイプは、土に埋め込んで設置できるものがほとんどです。そのため誰でも好きな場所に、簡単に設置することができます。

スポットライトは光を向ける方向によって、いろんな演出ができるのが特徴です。

たとえば下から樹木を照らす「アップライティング」で、夜に立体的に浮かび上がらせることができます。

あるいは樹木の影を壁に投影する「シャドーライティング」というスタイルで家をおしゃれにライトアップすることもできるでしょう。

庭の植栽を照らして壁に影を映すシャドーライティングは、リビングの窓から庭を眺める時にも使われます。夜の庭をおしゃれに演出することで、室内からの眺めを楽しめるというわけです。

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庭の外構にLEDライトを取り入れるメリット

メリット

庭の外構にLEDライトを取り入れることで、さまざまなメリットが生まれます。

夜の庭をおしゃれに演出できる

ガーデニングなどに凝った庭は昼間はその色とりどりの花などを見て楽しめますが、夜になると真っ暗になって見えません。かといって単に明るく照らしても、何の風情もないでしょう。

LEDライトを活用すれば、やわらかな光で夜の庭を昼間とは違う雰囲気に演出できます。光と影のコントラストは幻想的で、昼間には決して表現できない空間になります。

そんな庭を家の中から見ながら食事を楽しんだり、家族との会話を楽しむということもできるでしょう。

あるいは幻想的な庭を眺めながらひとりで読書を楽しむのもよいかもしれません。非日常的な雰囲気を味わえます。

防犯対策になる

庭の外構にLEDライトを取り入れることで、防犯対策にも役立ちます。

真っ暗な庭だと外部から誰かが不法侵入してもわかりません。しかしLEDライトで照らせば、その姿を浮かび上がらせることができます。

深夜に庭をLEDライトで照らしておくのは電気代がもったいないかもしれませんが、防犯目的と考えれば決して無駄なものではないでしょう。

さらに留守の間でもオープン外構であれば、周辺の人が不審者に気づくことになります。そのため、LEDライトで照らした庭には不審者も足を踏み入れるにくくなる効果が期待できます。

高級感を演出できる

夜間に庭を暗くしているよりも、LEDライトでライトアップしていると高級感を演出できます。

樹木や植物を夜間に照らすことで、その陰影が幻想的な雰囲気を生み出します。その非日常感が、高級感を演出するためです。

外を歩く人の目を引くことになりますし、庭のデザインにもこだわっていることをアピールできるでしょう。

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庭の外構でLEDライトを使うとどんなデメリットがあるのか

デメリット

庭の外構にLEDライトを使うことでどんなデメリットがあるのかもご紹介します。

電気代がかかる

LEDは電球よりも消費電力は少ないものの、やはり電気代はかかります。

また庭のライティングでLEDライトを使う場合、複数個を使用することになります。それだけ電気代もかさみますし、夜中にずっと点灯していればそれなりの料金にもなるでしょう。

ただしソーラーライトを使用すれば、電気代の心配はありません。日中に太陽光で充電して、そのバッテリーで夜間に点灯するからです。

それでも日中に曇っていると十分に充電されませんし、夜間ずっと点灯することはできない可能性があります。

さらにバッテリーは何度も充電と放電を繰り返せば、容量が減っていきます。この点には注意が必要です。

配線工事が面倒

最初のセッティングだけの問題ですが、複数のLEDライトを設置する際には配線工事が必要になります。

屋外用コンセントは通常、建物の外壁に取り付けているので、LEDライトを設置する場所によってはかなり離れることになります。

100ボルトの照明器具を設置する際の電気工事は、電気工事士の資格がなければ行えません。そのため業者に依頼する必要があります。

ただしLEDライトは12ボルトのものが多いので電気工事に資格は不要です。この場合、100ボルトの交流を12ボルトの直流に変える『変圧器』が必要となります。

この変圧器を屋外用コンセントにつなぎ、変圧器にLEDライトの電源ケーブルをつなげば設置できるというわけです。

LEDライトにも寿命がある

LEDライトは白熱灯に比べると寿命は長いものですが、それでも夜間に点灯を続けることで交換が必要になる時がきます。

一般的にLED光源の寿命は40,000時間と言われます。日が沈んでから夜明けまで10時間とすると、およそ11年で交換が必要になる計算です。

庭の外構にLEDライトを設置するとなれば、ある程度の数は必要になります。それを11年を目安に交換すると考えておくとよいでしょう。

まとめ

庭の外構にLEDライトを取り入れると、夜の雰囲気を幻想的なものにできます。また夜間の暗い庭を明るくすることで、防犯の役にも立ちます。

設置も自分で簡単にできるので、デザインに凝ったライティングを楽しめるかと思います。

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