家を新築する際には外構費用もしっかり予算に組み込む必要があります。
外構費用は大体150万円~300万円程かかるケースが多いですが、パーツを自身で用意したりDIYするなどで節約できるのです。
安ければ100万円以内で外構を仕上げることも可能です。
また、住み続けていくうちに外構パーツが劣化するなどして一部だけをリフォームしたいと考える場合もあるでしょう。
そのような状況でも外構パーツを自身で購入できれば、低コストで家全体の印象をも真新しくできるのです。
外構パーツの多くは自身で購入可能なので、家を新築する方、外構をリフォームしたい方は是非ホームセンターやインターネットなどで外構パーツを安く手に入れましょう。
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////外構費用を節約するなら施主支給やDIYを取り入れよう
外構工事の費用は一般的に住宅本体の10%と言われていて、たとえば建築費用が2,000万円の家なら外構で200万円程になるのが相場です。
しかし、建物の設備などにこだわっているなどの理由で予算が合わず、外構費用を節約したいと考えるケースも多いです。
外構費用を節約する方法として挙げられるのは、外構をDIYにて作り上げること、外構パーツを自身で購入して業者に施工してもらうことです。
DIYで外構全体を仕上げるのはとても高度な技術が必要ですし、日数もかなりかかるのでおすすめしませんが、たとえば庭や玄関アプローチといった外構の一部だけDIYを採用するなら難易度が低いです。
一方、外構パーツを購入して業者に施工してもらう方法は「施主支給」と呼ばれ、業者が仕入れるよりも材料費が安く済むことが多いです。
近年ではホームセンターやインターネットでもさまざまな外構パーツを取り揃えているため、手軽に手に入れられるでしょう。
ただし、外構業者によっては施主支給を断っている場合もあるので、事前に施主支給が可能かを確認しておく必要があります。
////自分で揃えるのにおすすめな外構パーツ8選
外構パーツのほとんどはホームセンターやインターネットで購入できますが、自身で購入するのは避けた方が良い外構パーツもあります。
特にカーポートやフェンスといった大型のパーツもしくは数が大量に必要なパーツです。
なぜならカーポートのような大型のパーツはサイズを誤ると駐車に支障を与えるなどサイズ選びが非常に重要ですし、数が多く必要なパーツは用意すべき量が素人には判断しにくいからです。
そのため、当ページでは施主支給やDIYのために自身で揃えるのにおすすめな外構パーツを8つに絞りました。
ウッドデッキ
ウッドデッキは大型の商品ではあるものの庭に設置することがほとんどなので、カーポートとは違いサイズが多少前後しても生活するうえで大きな支障はありませんから自身で購入しても良いでしょう。
さらに近年ではキットが販売されているため、組み立ても非常に簡単でDIYにも向いています。
ウッドデッキには天然木と人工木(樹脂木)がありますが、腐らず色褪せない人工木(樹脂木)のものを選べば長く愛用できます。
ウッドデッキのキットの値段は材質やサイズによっても異なりますが、20,000円~100,000円程度で購入できます。
ただしウッドデッキはあまり狭すぎても活用できずに無駄になってしまう可能性が高いので、購入する前に設置するのに十分なスペースがあるのか、また本当に必要なのかをしっかり検討しましょう。
物置
レジャーグッズや防災用品などを収納しておくのにあると便利な物置ですが、小さめのサイズならDIYでの設置も可能です。
ただし自身で設置するなら土台を水平にしてブロックを置いたり、転倒防止の対策をする必要があることを理解しておきましょう。
物置の値段はサイズや材質によりますが、安価なものなら20,000円未満で販売されています。
大型の物置や、高さのある物置の場合はDIYでの設置は手間がかかりますし、扱いにくいので外構業者へ依頼するのがおすすめです。
表札
家の顔とも言える表札はDIY初心者でも簡単に設置できる外構パーツです。
表札を業者にオーダーすると数万円程度かかるケースがありますが、インターネットやホームセンターならおしゃれなデザインのものでも10,000円未満で購入できます。
さらに100円均一のアイテムを組み合わせて自作したり、キットで自作することもできるので、家族の思い出作りにもおすすめです。
また、設置方法が門柱などに穴をあけずに接着剤で貼り付けるタイプが手軽です。
ポスト
壁や門柱に掛ける壁掛けタイプのポストはDIYで設置することも可能です。
壁掛けタイプのポストで宅配ボックスにもなるタイプだと20,000円程度かかる場合もありますが、一般的なサイズなら5,000円~10,000円ほどで販売されています。
一方、スタンドタイプのポストは地面にセメントで固定する必要があるので、自身で購入しても設置は業者に依頼するのがおすすめです。
また、近年はインターホンやポストなどが一体となった機能門柱も人気ですが、機能門柱は照明やインターホンの配線工事が必要なので専門業者に設置してもらいましょう。
照明
外構工事では夜間の帰宅時の安全確保や防犯面での対策として照明も必要ですが、外灯でも工事が不要な土に差し込むタイプや地面に置くだけのタイプならDIY初心者でも簡単に設置できます。
照明はLEDのタイプでも5,000円程度で購入可能ですので、安全のために出し惜しみせずに取り入れましょう。
防草シート
雑草が生い茂らないよう砂利を敷く前などに防草シートを設置することがありますが、防草シートは雑草を抜き地面をならして敷き、ピンで留めるだけです。
敷くスペースに合わせてカットする手間はかかりますが、スペースが狭いなら短時間で作業を終えられます。
防草シートは幅1m×長さ20mで大体2,500円前後で購入できます。また、砂利敷きも省スペースなら自身で合わせて行っても良いでしょう。
人工芝や天然芝
庭や駐車スペースなどに人工芝や天然芝を敷くならDIYにて安く済ませましょう。
人工芝は芝刈りの必要がなく耐久性が高いのが特徴で、天然芝は手触りが良く低価格なのが特徴です。
ただし、天然芝は日当たりの悪い場所には不向きですし、水やりや手入れの手間がかかるので、人工芝を選ぶのが便利です。
人工芝は下に防草シートを敷くのがおすすめですが、セットになって販売されているものもありますよ。
人工芝は幅1m×長さ10mなら7,000円前後で購入可能です。
レンガやタイル
レンガやタイルもホームセンターやインターネットで数多くの種類から選ぶことができます。レンガを高く積み上げるには高度な技術を要しますが、花壇を作るほどならDIYでも可能でしょう。
レンガは1個あたり300円~500円ほどで購入できますが、複数個がくっついている形状のレンガブロックパーツも販売されています。
また、タイルはアプローチや駐車スペースに使用するケースが多いので、スペースに合うぴったりのサイズ、個数を用意することに気を付けてください。
タイルの貼り付けはバランスやモルタルの量などの加減が難しいので、自信がないならパーツだけ用意して業者に施工をお願いしましょう。
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////外構パーツを購入する際の注意点
外構パーツは自身で用意できるものが多いものの、購入前後にはいくつか注意点もあります。
事前に外構業者へ必ず相談する
外構パーツを購入する前には必ず外構業者へ施主支給をしたい旨やDIYを希望する外構箇所を申し出ましょう。
なかには施主支給を不可としている外構業者もあるので注意してください。
なぜなら施主が用意する外構パーツの取り扱いに不慣れで施工に時間がかかったり、素人である施主が用意した外構パーツのサイズが合わなかったりして外構工事全体の工期に影響を及ぼす可能性があるからです。
施主支給を認めている業者でも、途中で施主支給を申し出ても断られてしまう可能性が高いので打ち合わせの序盤で必ず相談するようにしてください。
サイズをしっかり測る
外構パーツを購入する際には、設置する場所の広さとパーツのサイズをしっかり計測して、ぴったり合うものを選んでください。
サイズが大幅にずれてしまうと他の外構箇所のスペースが狭くなったり、全体のバランスが悪くなったりします。
人工芝や防草シートのようにサイズ調整が容易なものなら良いですが、レンガやタイルなど一般家庭ではカットできないようなものは要注意です。
サイズが合わず結局新たに買い直すとなると手間やコストもかかることを理解しておきましょう。
外構全体の雰囲気に合うデザインであること
外構業者は建物や外構全体の雰囲気に合うデザインのパーツを提案してくれますが、自身でパーツを用意するならすべて自分のセンスに任されます。
表札一つにしても和風のテイストの外観に洋風のデザインのものを取り入れていては見栄えが悪いでしょう。
安いからと値段だけで選んでしまってはテイストに沿わなかったと後悔してしまうかもしれません。
何十年と住み続ける大切な家なので外構の一つ一つも自分好みかつ妥協しないデザインを選んでくださいね。
納期がいつになるかを確認する
外構パーツを購入しDIYをするなら焦らなくても良いですが、施主支給とし業者に施工してもらう場合は納期がいつになるかを正確に把握しておきましょう。
外構業者はスムーズに作業が進むよう最適な段取りを決めているはずですから、もしも施主支給の外構パーツがなかなか納品されなければ外構全体の工期も遅れ、その分料金が割高になる危険があります。
そうなるとせっかく施主支給で節約したのに意味がなくなってしまいます。
業者の足手まといにならないよう、しっかり作業日に間に合うようパーツを用意しましょう。
商品到着後に欠陥がないかをすぐ確認する
外構パーツを購入したら欠陥がないかを迅速に確認してください。
なぜなら設置の際に欠陥が見つかったとしたら、パーツの交換によって工事が進まなくなってしまうからです。
手元に届いた時点で欠陥が見つかっていれば、工事の日までに交換品を手に入れることができます。
また、工事が終わってから欠陥が見つかったとしても、それが元々あった欠陥なのか、それとも業者の設置時に不手際があってできた欠陥なのかが分からなくなってしまいます。
写真を撮っておくなどして事前になかった欠陥だと証明できれば、業者に修繕してもらえる可能性も高まります。
後々業者とのトラブルにならないためにも必ず隅々まで商品の状態を確認することをおすすめします。
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