観葉植物を室内に置きたいけど、どういうものを買って良いのかお悩みの方もいるのではないでしょうか。
買ってすぐに寿命がきて枯らしてしまったりとか、観葉植物の元気がなくなって景観を良くするどころか逆に悪くなってしまうことを考えると慎重になってしまいますよね。
観葉植物は室内に1つあると、雰囲気を良くしてくれます。
また、日々の手入れに手間がかかる分、愛情も湧いてくるのが観葉植物です。生き物を育てていくためにも、観葉植物の種類や寿命、特性について知っておくことは大切なことです。
今回は観葉植物の寿命や長生きする植物などをご紹介していきます。観葉植物を室内に置くために参考にしていただけたら幸いです。
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////寿命の長い観葉植物
もともとは自然の地面に生えている植物であり、鉢の中に入れてインテリアとしての要素を持たせているのが観葉植物です。
数百年の樹齢を持つ種類もあり、環境や手入れをしっかりとすれば、人間の寿命を超えて生きてくれる可能性もあります。
また、挿し芽や挿し木など、増やしていくことで新しい命を作ることができ、ある意味寿命を延ばしている結果にもなります。
肥料や水やり、配置場所や植替えなど、室内やベランダで育てる観葉植物が元気に育つためには人の手が必要です。
観葉植物が好む良い環境を作り日々の手入れをすることで、数十年は生きてくれるでしょう。
////観葉植物の寿命を延ばすには
観葉植物の寿命を長くするためには、愛情を持って手入れをしてあげることが必要です。
観葉植物を買ってきてそのままにしていたり、何年も植え替えをしてあげないと、根詰まりを起こして栄養が吸い上げられなくなったりして枯れさせてしまう可能性があります。
そうならないようにするためにも、適切な時期にひとまわり大きい鉢に植え替えをしてあげるようにしましょう。
そして、観葉植物は環境が変わることによって元気がなくなる場合があります。購入後に調子が悪くなっても、少しの間見守るようにしましょう。
環境に適応しようとしている段階で、いろいろな場所に移したり植え替えをしては、さらにダメージを受けかねません。
観葉植物を生き物としてみて、病気や元気がないときには養生をさせ、体調が良い時に手入れを行ってあげましょう。
////観葉植物の寿命の目安
手入れや肥料、水やりなどいつもと同じように世話をしているのに、新しい葉が出てこない、古い葉が落ちてしまう、土が乾かないといった状況になったときには寿命が来ているのかもしれません。
ただし、環境を変えることで生き返る場合もあるので、室内に観葉植物を設置している場合には、4月後半から5月中頃に外に出してみましょう。
特に移動や植え替えなど、観葉植物にストレスがかかってしまった際にそういった症状が出た場合には有効です。
育てやすい観葉植物
室内で育てる最初の観葉植物は、育てやすさや手入れのしやすい植物を選ぶといいでしょう。
観葉植物には環境の管理が必要なものや、水やりに気を使わなければならないものなど、さまざまにあります。
まずは育てやすい観葉植物を選ぶことで、寿命まで愛情を持って育てていきましょう。
ポトス
観葉植物の中でも丈夫なポトスは、つるをのばして増えていくつる性植物です。
ハンギングで鉢を吊るして、つるや葉を下にたらしたり、棒を使ってつるを登らせたりとさまざまな形で見せることができます。
品種によって葉の色が変わるので、好みの色で室内を彩ることができます。ポトスは耐陰性が強いので、室内の暗めの場所でも育てることができます。
また、水やりは土の表面が乾いてから与えるようにします。ポトスの挿し芽は、5月から8月に行うようにしましょう。
- 大きさ:10cm〜150cm
- 原産地:ソロモン諸島
オーガスタ
バショウ科の観葉植物で、リゾート感を感じさせてくれる大きな葉が特徴です。日当たりの良い所が好みで、乾燥には強いですが湿潤に弱いので、水のあげすぎには注意が必要です。
2日か3日に一度、葉水を行ってあげることで、害虫や乾燥することを防ぐことができます。乾燥している冬の季節には毎日行ったほうがいいでしょう。
原産地では4〜10mほどの大きさになるものがあり、生長の強さを持っている観葉植物です。子株が根本からできれば、株分けして増やすことができます。
- 大きさ:60cm〜180cm
- 原産地:マダガスカル
モンステラ
大きな葉に切れ込みがある独特の形を持っており、自然の緑を感じさせてくれるのがモンステラです。
気根という根を茎から出しますが、そのままにしても切ってしまっても大丈夫なので、見た目の好みでデザインしてみましょう。
モンステラには葉の模様や大きさなどいくつか品種があります。耐陰性を持っているので、室内のやや暗い場所でも生長することができます。
挿し芽は、5月から9月の間に葉を2〜3枚つけた茎を土に挿して行います。
- 大きさ:15cm〜180cm
- 原産地:アフリカ
テーブルヤシ
幹のない葉だけで株立ちする独特の見た目を持ち、シャープな葉が南国のイメージを室内に与えてくれます。
非常に丈夫な観葉植物で、管理も簡単で初心者の方にもおすすめです。テーブルヤシは生長がゆっくりなので、手入れもしやすく形を崩すことなく育てることができます。
また、耐陰性や土の乾湿にも強いため、置き場所も自由に決めることができます。テーブルヤシを増やしたい場合は、株分けをすることで増やすことができます。
- 大きさ:10cm〜100cm
- 原産地:中南米
サンスベリア
空気をきれいにする観葉植物として有名になったサンスベリアは、太く長い葉を持ち、模様も品種によってさまざまにあります。
部屋の雰囲気や好みによって、品種を選ぶことで室内に彩りを与えることができます。
日当たりの良い場所や、乾燥している土を好むので、できるだけ窓の近くに置いて、水やりは程々にするようにしましょう。
サンスベリアは葉挿しや株分けで増やせるので、5月から8月くらいにかけて行いましょう。
- 大きさ:10cm〜100cm
- 原産地:アフリカ、南アジア
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寿命が長く手入れが簡単な観葉植物
自生している土地では何百年もの樹齢をもつ大木もあるなど、寿命が長い観葉植物を見ていきましょう。
パキラ
鮮やかな緑を楽しむことができ、独特の樹形が人気のパキラは、さまざまな部屋の雰囲気にあわせることができ、丈夫なので初心者にもおすすめの植物です。
樹齢100年を越すものは20mもの巨木になるほど、生命力が強く、大きく育てることも小さく維持していくこともできます。
パキラは日当たりの良い場所を好むので、窓に近い場所に配置するようにしましょう。土の表面が乾いてから水やりをするようにしますが、乾湿両方に強いので、難しくありません。
パキラを増やすには5月から9月ころまでに挿し木をして増やします。
- 大きさ:20〜200cm
- 原産地:中南米
ドラセナ
観葉植物として人気があり、50種類以上の種類があるのがドラセナです。乾燥している過酷な環境でも育つことができ、樹齢が数百年のものも自生しています。
品種によって葉の色や樹形などが違い、部屋の雰囲気によって品種を選ぶのも良いでしょう。耐寒性や耐陰性が強く、暗さのある室内でも生長してくれます。
ただし、品種によっては好みが違う場合もあるので、確認するようにしましょう。ドラセナは4月から9月にかけて、挿し木で増やしていくことができます。
- 大きさ:15cm〜200cm
- 原産地:アフリカ、アジアの熱帯
ユッカ
上に伸びる葉が特徴的なユッカは、青年の木とも呼ばれ非常に丈夫な観葉植物です。砂漠のような過酷な環境下で樹齢百年以上のものが自生していたりと、寿命の長い植物です。
ユッカは耐陰性が強く、暗い室内でもしっかりと育ってくれます。また乾燥を好むほうなので、水のやり過ぎに注意しながら行いましょう。
ユッカは4月から9月にかけて茎を切って土に挿して行います。
- 大きさ:30cm〜200cm
- 原産地:北アメリカ、中央アメリカ
ガジュマル
火の精霊が宿る木として沖縄では言われており、気根が独特の雰囲気をかもしだしている観葉植物です。
幹の途中から出る気根を上手く利用して独特の樹形を作ることができるなど、他にはない楽しみ方もできます。日光を好むので、日当たりの良い場所に置くことで、元気に育てていくことができます。
水やりは土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。ガジュマルは5月から9月までに挿し木をして増やします。
- 大きさ:20cm〜200cm
- 原産地:沖縄、東南アジア、オーストラリア、ミクロネシア
ゴムの木
厚く大きな葉が特徴で、古くから観葉植物として利用されています。木に傷をつけることで白い樹液をとることができ、現地では天然ゴムの原料として使われています。
葉の模様や色など品種によっていくつか種類があり、好みで選ぶことができます。
耐陰性は持っていますが、暗い場所では弱ってきてしまうので、日当たりの良い場所に配置するようにしましょう。
葉水を定期的にあげることで、害虫や乾燥から守ってあげることができます。ゴムの木は5月から9月までの間に挿し木で増やすことができます。
- 大きさ:10cm〜200cm
- 原産地:インド、東南アジア
観葉植物の寿命まとめ
ここまで観葉植物の寿命や長生きする植物について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。観葉植物は生き物で、育て方や環境などによっても、寿命が変わってきます。
育てる観葉植物のことを知ることで、適切な育て方で育てていくことができ、元気に生長させながら寿命も延ばしていくことができるんです。
また、挿し木や株分けなどで、新たな命を作り出してもいいでしょう。観葉植物に愛情を持って接することで、本来持っている寿命以上にいきてくれる可能性も出てきます。
観葉植物が元気に生長していけるよう、日頃の手入れをこまめにして、室内を彩ってくれる緑を増やしていきましょう。
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