表札の作り方。取り付け位置や方法、種類や価格をご紹介

表札を新しい家に取り付けたいけど、取り付け位置や付け方、種類や価格がいまいちわからなくてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

表札の付け方にはこうでなければいけないといった決まりはなく、見た目や機能性などバランスを取りながら決めていくのが一般的です。

ただ、表札を取り付けられる場所がたくさんあるし、どんな種類の表札が良いのか迷ってしまいますよね。

家の外観や好みによっても選ぶ表札は変わってくるので、これだという明確な答えは出せないのも現実です。

そこで今回は、表札の作り方のヒントになるように、取り付け位置の決め方や方法、それに表札の種類や価格についてご紹介していきます。

表札に関する知識を増やして、自宅に最適な表札を取り付けましょう。

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表札の取り付け位置

表札を取り付ける一般的な場所について見ていきましょう。家の形状や方角、多機能門柱などの有無によっても、表札を取り付ける位置は変わってきます。

自宅で表札を取り付けられる場所を思い浮かべながら、考えていきましょう。また、一般的に160cm程度の高さが表札を設置する目安になります。

ポストやインターホンなどと組み合わせるときには、高さはあくまでも目安として、バランスを第一に考えるようにしましょう。

そして、夜でも表札が見えるようにライトの当たる場所に取り付けるのが良いでしょう。

表札の近くにライトがない場合には、後からライトを取り付けるか、LEDつきの表札を検討してみましょう。

門柱に取り付ける

家の敷地に門柱がある場合には、そこに表札を取り付けるのが良いでしょう。訪問者が表札を確認しやすく、迷うこと無くインターホンを押すことができます。

また、家の外壁に傷を付けずに表札を設置することができるという利点もあります。

門柱をこれから設置して、表札を取り付ける場合には、エクステリア施工業者に相談をしてみましょう。

表札の種類、それにサイズ感なども一度に決めることができるので、おすすめです。

外壁に取り付ける

敷地に門柱など、表札を取り付けるエクステリアがない場合には、家の外壁に取り付けます。風水では玄関の右側に表札があると、良い気が流れ込む方角なので良いとされています。

ただ、住宅環境によって、玄関の右側が狭く、表札を取り付けると窮屈になってしまったりする場合には、左に設置するようにしましょう。

また、インターフォンやポストがある場合、配置のバランスを何通りか考えてみましょう。それから、天然木の表札を選ぶ場合、なるべく雨の影響がないところに設置したほうが良いでしょう。

天然木は雨や紫外線の影響を受けやすく、劣化するスピードを早めてしまいます。

二世帯住宅の場合

表札を二世帯住宅用に取り付ける場合、1枚の表札にまとめるか、2枚の表札にするかで取り付ける位置が変わってきます。

1枚の表札でまとめる場合、昔であれば上に家の主を表記し、縦書きの表札であれば、右に家の主がくるように表記していました。

しかし、最近では住宅の形状で表記することが多くあります。1階と2階や右か左かのように、住んでいる位置で表記するようになっています。

表札を1枚にする場合は、できれば門柱に取り付けるのが良いでしょう。もしくは、ポストが設置してある場所の付近がわかりやすく、見やすいのでおすすめです。

玄関やポストが別々という場合には、それぞれ表札は1枚ずつ用意したいという方も多いのではないでしょうか。

その場合、別々の場所であっても高さや位置は同じ、シンメトリーになるように配置すると全体的な家の印象として良くすることができます。

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表札の取り付け方

表札を取り付けるには、さまざまな方法があります。表札の種類や重さ、それに取り付ける部分の状態によって取り付け方が変わります。

表札の取り付けを専門の業者に依頼する場合も、取り付け方にどんな種類があるのか知っておくと、打ち合わせもスムーズに行うことができます。

接着剤

表札を取り付ける場所に多少凹凸がある場合には、接着剤を使います。シリコン系やエポキシ系の速乾性の接着剤であれば、早く接着することができます。

表札を取り付けるための接着剤が乾くまで、仮止めをしなければならず、下から板で支えたり、マスキングテープで固定する必要があります。

門柱であれば、ひもなどで巻きつけることで固定することができるので、外壁よりも簡単に仮止めができるでしょう。

また、取り付ける場所の凹凸があまりにもある場合には、その凹凸を接着剤やパテで埋めてから、接着剤をつけて取り付けるという方法をとらなければいけません。

接着剤と両面テープ

表札を取り付ける場所に両面テープが使用できる場合、仮止めをするのに協力な両面テープを使います。表札の両端に両面テープを貼り付けて、中央部分には速乾性の接着剤を塗ります。

接着剤が乾くまでの間、両面テープが仮止めの役目をしてくれるので、接着剤だけの取り付け方よりも、手早く行うことができます。

両面テープ

表札を取り付ける場所が、ステンレスなどの平らな素材であれば、両面テープだけの取り付け方を採用することができます。

表札は軽いものに限られますが、屋外用の両面テープを複数つけることで多少重くても固定することができます。

両面テープだけで表札を取り付ける際には、熱で粘着力が弱くなる場合があるので、日当たりの良い場所で熱を持ちやすい素材には別の方法が良いでしょう。

接着剤とボルト

表札を凹凸がある場所に取り付ける場合、ボルトを接着剤が固まるまでの仮止めとして使用します。

外壁にドリルでボルトよりも少しだけ大きく、少し深めに穴をあけます。フックのように使用するので、一度引っかかるか試してから、接着剤を塗るようにします。

ボルト

表札がアイアンやステンレスでできた切り文字風の場合、ボルトのみで取り付けることが多くあります。付け方は、外壁にボルトよりも少しだけ大きめの穴をあけます。

この際、大きすぎる穴をあけてしまうと、表札が斜めになってしまったり、倒れ込んでしまうので穴の大きさには注意が必要です。

また、壁からどれくらい表札を浮かせたいかで、穴の深さを決めるようにします。穴をあけたら接着剤を入れて表札についたボルトと接着します。

アンカーボルト

表札を固定するのにビスを使用する方法です。アンカーよりも少し大きめの穴をあけて、プラグを挿し込んでいきます。

プラグはビスをねじ込んでいくと開いていくので、しっかりと固定することができます。

専用の取り付け器具

表札のメーカーによっては、専用の取り付け器具を使用した取り付け方をする場合もあります。その場合、説明書に沿った取り付け方で設置するようにしましょう。

LEDなどがついた表札の場合、さらに特殊な取り付け方を要求される場合もあるので、施工業者に相談することをおすすめします。

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表札の種類や価格

デザインも多く種類も豊富な表札ですが、どういったものがあり価格相場はどの程度なのでしょうか。代表的な表札の種類について、見ていきましょう。

焼物や陶器

独特の質感があり、モダンな建物だけでなく和風の住宅にも合う素材です。

渋い仕上がりのものや、おしゃれで可愛らしいものまで豊富にあり、表札のデザインを楽しむことができます。

長方形だけでなく正方形や円形、楕円形の形状もあるので、取り付ける場所に応じて選べます。

柔らかさを感じる素材なので、自然に馴染ませることができるのも特徴です。価格相場は、およそ1万円から2万円程度です。

ステンレス

表札は外で長く使用していくものなので、耐久性や耐候性が気になります。ステンレス素材の表札は、錆びにくく丈夫なので、最近ではスタンダードな素材となっています。

スタイリッシュな雰囲気を出すことができ、正方形や長方形に人気が集まっています。

また、加工がしやすい特徴を持っているので、他の素材と合わせたり、文字をくり抜いたりと特殊な製品も存在しています。価格相場は、およそ5千円から2万円程度です。

ロートアイアン

表札の中でもデザイン性が高く、人気を集めているのがロートアイアンです。

切り抜いた文字にデザイン性を持たせているのが特徴で、最近では耐候性もあるアルミ素材で作られることもあります。

無骨で荒々しさを持ったデザインや、植物やガラスを入れたおしゃれなデザインなど、個性的な表札を取り付けることができます。

価格相場は、およそ2万円から5万円程度です。

ガラス

表札に独特の印象を与えるのがガラスでできた表札です。ガラス製の表札は、光のあたり具合で印象が変わり、雰囲気も明るい特徴を持っています。

カラフルなタイプに人気があり、取り付けの際には光を当てるために、少し浮かす取り付け方が多くなっています。

石やステンレスなど他の素材と合わせたものもあり、デザインに凝ったものが多くあります。価格相場は、およそ1万円から4万円程度です。

表札の取り付け価格相場

表札を施工業者に依頼して取り付ける場合、どの程度の価格でできるのか、相場を見ていきましょう。

取り付ける場所の状態や取り付け方法によって変わるので、取り付けを依頼する場合には、正確な見積もりを依頼するようにしましょう。

外壁に接着剤で取り付け

外壁に凹凸がない場所に、表札を取り付ける際、接着剤のみを使用して固定する方法です。

凹凸を平らにしたりなど、取り付け以外に特別な加工をする必要がないため、他の取り付け方法よりも費用が低くすみます。

価格相場は、およそ6千円から1万5千円程度です。

凹凸のある外壁に接着剤で取り付け

表札を取り付ける場所の凹凸がある程度ある場合、その面を平たくする加工を行います。

作業工程が増える分、接着剤のみの費用よりも高くなります。価格相場は、およそ2万円から2万5千円程度です。

外壁に穴をあけて差し込む

外壁に挿し込んで固定するタイプの表札を取り付ける場合、穴をあける加工が必要になります。

その後、ボルトと外壁を接着剤で固定していきます。価格相場は、およそ1万円から1万5千円程度です。

表札の作り方のまとめ

表札は1923年以降に一般的に取り付けられるようになった、まだ歴史の浅いものです。

伝統があるわけでもなく、表札は家主の存在を示す機能さえあれば、その他は自由に決めることができます。

表札は、自宅の外観や庭の雰囲気などに合わせて選ぶことも、あえてインパクトを持たせるという選び方もできるので、家というものを表現するアイテムのひとつと言えます。

気に入った表札をバランスよく取り付けて、家の印象を高めてみてはいかがでしょうか。

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