外構業者の工事は遅い!?工事日数はどのくらいかかるもの?

外構業者の工事は遅い!?工事日数はどのくらいかかるもの?

外構工事を検討中だったり、リフォームや新築で工事を依頼している方のなかには、工事の遅れを心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

工事の内容によっては外構の工事中に生活に不便なことが出てくる可能性もあり、工事日数についてはあらかじめ把握しておきたいですよね。

また外構業者に依頼する工事にあついての情報を得ておくことは、話し合いをスムーズに進めることにも繋がります。

今回は外構業者に工事を依頼したときの工事日数や工事が遅れてしまう原因、トラブルにならないためのポイントについて解説していきます。

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外構業者に依頼する工事の種類別の工期

カレンダー

外構工事については施工する内容や広さなどによって工事日数が異なります。

一般的な外構工事ではおおよそ2週間から1ヶ月程度の工事日数がかかりますが、設置するエクステリアが多かったり広い範囲を施工する場合には工事日数がさらに必要になる場合もあります。

外構業者の工事日数の目安として、施工内容ごとの工事日数について見ていきましょう。

基礎工事にかかる工事日数

土工事や土間コンクリート工事などの基礎工事にかかる工事日数についてです。

土木工事

土工事は重機で土を掘削し、余分な土砂をすき取って搬出します。

半日から1日程度で終わる作業ですが、施工場所のひろさや重機が入れない場所などでは、さらに日数が必要になる場合もあります。

コンクリート工事

土間コンクリート工事はアプローチや駐車スペース、庭などを平坦にコンクリートで仕上げる工事です。

コンクリートがしっかりと乾燥するまでの期間が必要なため、3日から6日程度の工事期間が必要になります。

コンクリートは雨に弱いので天候が悪い場合、さらに工事日数がかかる可能性があります。

また冬場の積雪や低温に関しても弱く、表面が凍ってしまった場合固まらずに仕上がらないという状態になってしまう場合もあります。

雨季や冬季に工事を予定している場合には、工事が遅れる可能性もあるので、依頼する外構業者にあらかじめ確認してみましょう。

カーポートにかかる工事日数

駐車スペースにカーポートを設置する場合には、シンプルなもので1日程度の工事日数がかかります。

床面を土間コンクリートで新たに舗装する場合には、土間コンクリート工事の工事日数がかかるのでそれをふまえておきましょう。

土間コンクリート工事中は車を駐車することができないので、近隣の駐車場など車を停めておけるスペースについても決めておきましょう。

フェンスにかかる工事日数

敷地の境界線に設置するフェンスは、さまざまな素材やデザインがあるので、工事日数に関しては選択したフェンス次第という面もあります。

1日で設置できるフェンスもありますが、2日から3日程度の工事日数をみておきましょう、。

ブロック塀にかかる工事日数

コンクリートの基礎の上に鉄筋やモルタルを使いブロックを積み重ねた塀のことをブロック塀と呼びます。

基礎にコンクリートを使用するため土間コンクリート工事のように乾燥させるための期間がまず必要です。

ブロック塀を積み上げるのに必要な日数も長さや高さによって変わり、狭い範囲であれば1日もしくは2日程度、広い範囲であれば1日で詰めるブロックは1段から2段程度になるでしょう。

また、ブロック塀の表面をタイルや塗装で仕上げる場合には、さらに日数が必要になります。

門柱や門扉にかかる工事日数

ブロックを積み上げた門柱の場合には1日から2日程度、メーカーが販売している門柱の場合にも同じ程度見ておきましょう。

門扉に関してはさまざまなタイプのものがありますが、取り付け自体は1日で終わります。

この他にもインターホンや照明をつける場合には電気工事で1日から2日ほど必要になります。

植栽にかかる工事日数

シンボルツリーや庭木など、敷地に自然なデザインを取り入れるための植栽にかかる工事日数についてです。

植える植物の大きさや数によって変わりますが、植栽にかかる日数は1日から2日程度見ておきましょう。

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外構業者の工事が遅れる原因

雨

外構工事がなかなか終わらない、予定通りに進んでいないとやきもきしてしまう前に外構工事についてまずは理解しておきましょう。

外構業者の工事が遅れる原因についてここからは見ていきましょう。

天候による工事の遅れ

外構業者の行う工事は基本的に屋外で作業が行われるため、天候の影響を大きく受けてしまいます。

工事のスケジュールを記した工程表には、ある程度余裕を持たせていますが、想定以上に天気が荒れてしまった場合には工事が遅れてしまうこともあるんです。

特に雨を嫌うコンクリートを打つ作業が必要な工事の場合、作業ができませんし乾かすための養生期間にも影響を及ぼします。

雨の多い夏場や雪の降る冬場に外構工事を依頼する場合には、天候による遅れが出る可能性をある程度想定しておきましょう。

施工業者の不手際による遅れ

外構工事を行っているときに近隣からのクレームで工事を一旦止めなければ行けない状況になってしまうというケースもあります。

工事をする際には近隣への配慮が大切になりますが、それを怠っていた場合には遅れの原因になってしまうこともあるため、工事だけでなく近隣への配慮についてもしっかりと行ってくれる外構業者を選ぶことが大切になります。

また必要な資材を発注ミスによって用意できなかったりなど、ミスによって出る遅れというものもあります。

外構工事にかかる日数がこういったミスによって倍以上になってしまうようであれば責任を追求することも考えられますが、多少の遅れの場合は将来的な付き合いをふまえた対応をしたほうが有利にはたらくでしょう。

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外構工事の遅れによるペナルティについて

レッドカード ペナルティイメージ

外構工事が業者の責任で遅れが出た場合には、その日数に応じた遅延損害金を請求することができます。

工事の契約書には工期遅延に関する内容が記載されているので、契約前にしっかりと確認しておくことが必要です。

なお、外構工事の遅延が業者の責任で遅れが発生した場合という条件があるので、業者がコントロールできない天候による工事の遅れについては当てはまりません。

外構工事をスムーズに進めていくために

電卓をうちながら紙に何か書いている男性

外構工事をスムーズに進めていくために事前にできることについて確認しておきましょう。

事前に外構工事の内容について決めておく

外構業者から提案されるプランから選ぶこともできますが、あらかじめ理想の外構について自分なりのイメージを決めておくとスムーズに進めていくことができます。

近隣の外構をチェックしたり、写真などで好みの外構を探してみるのもいいでしょう。

外構のイメージがある程度でもあれば、外構業者との打ち合わせ時にイメージのすり合わせができ、より理想に近い外構にすることができます。

外構業者に相見積もりをとる

外構業者を3社もしくは4社ほど選んで、それぞれ見積もりを依頼するようにしましょう。

外構業者は経験の多さやデザイン性の高さ、評判や地域などを基準に選びます。

相見積もりをする際には、どんな外構にしたいのかなど条件について同じ内容で見積もることで、比較検討がしやすくなります。

また、外構業者の対応についてもチェックしておくことをおすすめします。

費用についても気になるところですが、信頼できる業者を選ぶということも大切です。

外構工事の工程表を確認する

工事のスケジュールや作業に対してどれくらいの日数かかるのかを確認することができる工程表をチェックします。

通常は工事前に工程表をもらうことができますが、提出してもらえない場合には依頼するようにしましょう。

前述したように天候による遅れなどを加味して余裕を持ったスケジュールになっていますが、不明な点などがある場合には確認しておいたほうがいいでしょう。

近隣への挨拶等確認しておく

外構工事が始まる前の近隣への挨拶については、日程や不在の際の対応方法なども確認するようにしましょう。

近隣とトラブルになって万が一工事が中断することになってしまえば、工事の遅れに直結する問題となってしまいます。

そうならないためにも担当者に挨拶の確認をするとともに、工事前には自身でも隣家に挨拶をしにいくことをおすすめします。

まとめ

ここまで外構業者に工事を依頼したときの工事日数や工事の遅れの原因、トラブル回避の方法について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

外構工事は内容や広さ、天候によってかかる日数が異なります。

実際の工事日数については変動する可能性もあるので、工程表や日々の天候を確認して、遅れが出る可能性があるのかチェックするといいでしょう。

また、これから外構業者を決めるという場合には信頼のおける業者を選ぶ必要があります。

外構業者選びでは、相見積もりをとって費用や対応のよさ、経験など比較検討するようにしましょう。

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