外構工事をこれから行おうと検討中の方の中には、ブリックタイルの使用についても選択肢のひとつとして考えているのではないでしょうか。
またブリックタイルがどういったものなのか、いまいちわからないというお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。
ブリックタイルは外構の見た目を良くするために便利に使える素材で、人目につく場所に使用することでおしゃれさなど雰囲気を高めてくれるものです。
今回はブリックタイルの特徴や使い方についてご紹介していきます。イメージ通りの外構にしていくための参考にしてください。
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ブリックタイルの特徴
外構素材であるブリックタイルとはどういったものなのか、これからスムーズに工事を進めていくためにも素材について知っておくことは大切なことです。
ブリックタイルの特徴についてまずは見ていきましょう。
ブリックタイルってどんなもの?
ブリックタイルとはレンガや天然石などの形を模した、軽量のタイルのことをいいます。
レンガ調のものはレンガタイルといわれることもありますが、ブリックタイルとレンガタイルは同一のものと考えておいていいでしょう。
セメント系のブリックタイルはセメントと軽量骨材を混ぜたものを成形しているもので、中には本物のアンティークレンガをスライスしてタイル状にしたものもあります。
ブリックタイルは薄いタイルなので、施工性がよくDIYなどでも扱いやすい素材です。
ブリックタイルのリアルな見た目
ブリックタイルはアンティークレンガや石材の見た目を表現しているデザインのものが多く、レトロな雰囲気や重厚さといった印象を外構に与えてくれます。
また、見た目の質感だけでなく色味もさまざまに表現できるため、イギリスやオーストラリア、中国やアメリカなどで目にする古いレンガ作りの構造物にあるようなブリックタイルも選ぶことができます。
ブリックタイルはデザインの種類も多くあるため、住宅の外壁に雰囲気を合わせてみたり、敷地のコンセプトに合わせることも可能です。
ブリックタイルは軽い
セメント系のブリックタイルは普通のレンガや天然石よりも軽いため、施工性が高い特徴があります。
ブリックタイルは構造物に貼り付けていく仕上げ材料で厚みも薄くていいため、レンガなどよりも取り回しがいいという面があるからです。
外構をDIYで行おうとしている方にも、取り回しの良さはメリットのひとつになるでしょう。
ブリックタイルは万能プレーヤー
ブリックタイルは外構で使われる他にも住宅の内装や外壁にも使用されています。
店舗などで壁やカウンターにブリックタイルが使われていることもあり、雰囲気を演出するための材料としても適していることがわかります。
またブリックタイルは外壁に使用する際にはレールに乗せる形で固定するなどの方法があり、普通のレンガよりも施工しやすい特徴があります。
外構にブリックタイルを取り入れて象徴的な雰囲気を作ったら、リビングやキッチンの内装に同じ目地パターンや色味をもつブリックタイルを貼るという敷地全体にコンセプトのあるデザインにしてもいいでしょう。
////ブリックタイルの外構おすすめ用途
ブリックタイルの特徴がわかったところで、外構でのおすすめの用途についてご紹介していきます。
外構にブリックタイルを取り入れるための参考にしてください。
塀や門柱
ブリックタイルは敷地の雰囲気を象徴する塀や門柱などによく使われています。
赤レンガ調のブリックタイルはナチュラルさや西洋風、アンティークな雰囲気などがあり植栽ともよくマッチします。
白いレンガ調やグレーのレンガ調、また天然石のようなブリックタイルは高級感やモダン、地中海風などの雰囲気を演出してくれます。
塀や門柱などにブリックタイルを使う際には、すべて貼る場合もあればデザインとして部分的に貼り付ける場合もあります。
ブリックタイルは自由にデザインできる素材なので、さまざまな可能性を考えてみましょう。
アプローチ
ブリックタイルは薄い素材のため重量のあるものや、衝撃がかかるような場所には使うことができませんが、通路であるアプローチなどに使用することができます。
アプローチにブリックタイルを使用する際には、レンガの長手積みのようなランニングボンドやヘリンボーン模様、同じ向きに並べたジャックオンジャックなどさまざまな敷き方があります。
それぞれ印象が違うため、ブリックタイルをアプローチに使用する際には、色や素材だけでなくパターンについても検討してみましょう。
テラスデッキ
ブリックタイルをテラスデッキなどのアクセントとして使用することで、立体感のある見た目にすることができます。
テラスのタイルとは質感や色が違うブリックタイルを採用することで、遊び感のあるデザインになります。
花壇
ブリックタイルはレンガや石材を模したものが多くあるため、花壇を好みの雰囲気に仕上げることができます。
また塀や門柱、アプローチなどでブリックタイルを使う場合には、同じ系統のブリックタイルを使うことで統一感が出せるでしょう。
ガーデンシンク
庭にガーデンシンクをつける場合にもブリックタイルでおしゃれにすることができます。
庭の雰囲気やコンセプトがあれば、色味を合わせたり素材感を選ぶことで、景観になじませることも可能です。
バーベキューを楽しむためにガーデンシンクを設置する場合には、検討してみましょう。
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////ブリックタイルは目地でも見た目が変わる
ブリックタイルは色や素材感によって外構の雰囲気をがらりと変えてくれますが、目地の処理の仕方によっても雰囲気が違ってきます。
目地は隣り合うブリックタイルのつなぎ目のことで、目地がない場合、目地を狭くとる場合、目地を広く取る場合などで見た目も変わってきます。
また、目地の高さによっても印象が異なり、目地が少ない場合には凹凸感が強くなり、目地が高くなるとフラットな印象になります。
さらに目地はホワイトや濃いグレーなど、目地の色を変えることで見た目の印象を変えることも可能です。
ブリックタイルを使って外構をお気に入りのデザインにしたいという場合には、ブリックタイルの種類だけでなく目地にもこだわってみるといいでしょう。
ブリックタイルの貼り方
ブリックタイルを使った外構の施工方法について見ていきましょう。
塀や門柱などの壁面にブリックタイルを貼る際の圧着貼りの方法についてご紹介していきます。
下地を整える
コンクリートブロックなどの躯体を水で洗って、吸水性に違いがある部分があれば吸水調整剤などで先に処理を行っておきます。
下地用のモルタルを用意してコテで塗っていき、平滑になるように押し付けながら下地を作っていきます。
ブリックタイルを貼っていく
貼り付け用のモルタルをクシ目コテを使って4ミリから6ミリ程度の厚みで塗っていきます。
先に基準になるコーナーや開口部のブリックタイルを下地に押し付けるように貼り付けていきます。
この際に水糸などを使って基準をつけておくとブリックタイルを正確に貼っていけます。
ブリックタイルはなるべく平らに貼っていき、貼り終わったあとは再度確認して調整するようにします。
目地を詰めていく
モルタルの目地部分の均しをまず行います。
ブリックタイルの表面が凹凸のない場合には、ゴムコテを使用して目地を塗り込みます。この際にブリックタイルの厚みの1/2以下になるように詰めていきます。
最後にブリックタイルの表面についた目地材をスポンジなどで拭き取って、乾燥させたら完成です。
次に、ブリックタイルの表面が凹凸な場合の目地の入れ方です。
ケーキで生クリームを絞るときのチューブのような道具に目地材を入れて、目地に絞り出していきます。
目地幅に合う目地コテを用意して、30分ほど乾燥させて余分な目地材をこそぎ落としてから、コテで均していきます。しっかりと乾燥させたら完成です。
まとめ
ここまでブリックタイルの特徴やその用途についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
ブリックタイルは軽量な素材のため、構造物に負担をかけずにおしゃれな見た目にすることができます。
またレンガ調などの他にもブリックタイルには天然石などの見た目のものもあるため、アンティーク感のある外観やモダン、ナチュラルなどさまざまな雰囲気に合わせて選ぶことも可能です。
さらにレンガや天然石だけでは施工が難しい場所であっても、ブリックタイルであればイメージ通りの仕上がりにすることができるでしょう。
ブリックタイルの特徴をいかして、思い描く理想の外構を実現していきましょう。
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