埋め込みライトとは?外構業者が用途や活用方法を解説

埋め込みライトとは?外構業者が用途や活用方法を解説

庭の外構で使用する照明器具に「埋め込みライト」があります。フラットなデザインで設置も簡単なものなので、何かと重宝する外構アイテムだと言えます。

今回はこの埋め込みライトの特徴と、その活用方法を解説します。

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埋め込みライトとはどんな照明器具?

アッパーライト

まずは埋め込みライトがどのような照明器具なのかを説明します。

埋め込みライトは地面に埋める照明器具

屋内の照明器具で埋め込みライトといえば「ダウンライト」のように天井に設置するものとなります。

一方で庭の外構で使用する埋め込みライトの場合には、「地面に埋め込む」ようになっている照明器具です。ダウンライトに対して「アッパーライト」とも呼ばれます。

ただし一般的にアッパーライトといえばスポットライトなども含まれるので、埋め込みライトは厳密に言えばアッパーライトの一種と考えるとよいでしょう。

地面に埋め込むので、埋め込みライトは上方向に光を照らす形になっています。屋内のダウンライトとは反対となるため、用途はダウンライトとは異なります。

照明は通常、下方向か横方向を照らす形で使用します。上に向けて照らすというのは、一般的にはあまりないと思います。

庭で埋め込みライトを設置して上方向を照らすのは、「ライトアップ」のためか、あるいは「小道の誘導効果」などを目的とします。

埋め込みライトの種類

庭の外構で使用する埋め込みライトには、次のようにいろんな種類のものがあります。

  • 地面埋め込み用
  • ウッドデッキ用
  • 駐車スペース用(スポットライトタイプ)
  • 駐車スペース用(バータイプ)

基本的にどれも形は似ています。地面に埋め込んで、照明器具が地面から大きく飛び出すということはありません。見た目にはフラットに見えるので、庭もすっきりとした印象になります。

また屋外用なので防水加工されていますし、踏んでも割れないような素材が使われています。そして電球ではなくLEDを使って長く使用できるのも特徴です。

ただしLEDの寿命が来れば、本体ごと交換する必要があります。

埋め込みライトの電源

埋め込みライトの電源はソーラーパネルを使用するものと外部電源を必要とするものがあります。

いずれにしても本体にソーラーパネルを装備していないという点では、ケーブルを必要とすることが共通しています。

埋め込みライトと似ている照明器具に「差し込み式のスポットライト」があります。

こちらは本体にソーラーパネルが備わっているものであればケーブルは不要ですが、地面から照明器具が出る形になります。

埋め込みライトそのものは簡単に設置できますが、電源ケーブルを地面に埋め込むという点では手間がかかります。

地面の上に這わせておいてもよいのですが、歩く時に引っ掛ける恐れがあるのでおすすめはできません。

埋め込みライトのメリットとデメリット

埋め込みライトのメリットは設置が簡単なことです。特に施工工事が必要となるわけではなく、庭の土を少し掘って埋めるだけで設置が完了します。

またフラットなデザインなので、庭の景観を損なうことがないのもメリットと言えるでしょう。植物など自然の雰囲気の中で大きな照明器具があると、どうしても違和感を感じてしまいます。

埋め込みライトは本体が土に埋まるので、見た目にはほとんど存在感がありません。そのため、どのようなデザインの庭にも問題なく設置できます。

デメリットとしては、電源を供給するためのケーブルを地面に埋める手間がかかるということです。埋め込みライトは単体ではソーラーパネルから電気を蓄電することができません。

別にソーラーパネルを設置し、そこからケーブルを引く必要があります。

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埋め込みライトの用途

植物を下から照らす光

埋め込みライトにはどのような用途があるのかを説明します。

下から樹木を照らす

埋め込みライトを設置することで、庭の樹木を下からライトアップすることができます。

日中は上から光が当たりますが、夜に下から光を当てることで幻想的な雰囲気を演出することができます。

照らす植物はシンボルツリーのような大きな木から、ガーデニングで育てている植物まであらゆるタイプのものが対象となります。

埋め込みライトをどの位置に設置するのかによって、雰囲気もかなり変わるためデザインを楽しむこともできるでしょう。

小道を照らす

庭の小道は夜になると暗く見えにくいため、歩く時には明かりが必要になります。そこで小道の両脇に埋め込みライトを設置することで、明るく照らすことができます。

足元を照らすとともに小道に沿って等間隔に設置することで、イルミネーションとして楽しむこともできます。

天然木の小道であれば、直接その天然木に埋め込むという手段もあります。

狭いところに天然木の小道を作っている場合、その両脇に埋め込みライトを設置するスペースがない場合もあるでしょう。

そのような時には直接その天然木に設置することで、夜間でも明るく照らされて安心です。

ウッドデッキに設置する

埋め込みライトはウッドデッキに設置することもできます。

ウッドデッキに穴を開けて埋め込むため、多少は手間がかかりますが、夜にウッドデッキで食事をする時などは雰囲気を盛り上げてくれます。

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埋め込みライトの活用方法

シンボルツリーを照らす様子

それでは、庭の外構に埋め込みライトをどのように活用すればよいのかをご紹介しましょう。

クロスライティングでシンボルツリーを照らす

埋め込みライトは上部に向けて明かりを照らしますが、少し角度をつければ斜め方向に光を当てることができます。

これを利用して、2つの埋め込みライトの光を交差させる「クロスライティング」を活用してシンボルツリーを照らすことができます。

庭で存在感を放つシンボルツリーを夜の庭でクロスライティングにより浮かび上がるように照らすと、昼間とはまた異なる雰囲気を放つようになります。

シャドーライティングで陰影を楽しむ

クロスライティングのように埋め込みライトから斜めに光を当てる方法ですが、庭の植物を照らしてその影を壁に投影する活用方法です。

下から植物に当てた光は上部に向けて影を伸ばし、壁に反映されることになります。ライトはLEDなので植物の近くから照らしても、熱で傷めることもありません。

植物の成長とともに形の変わる影を屋内から見て楽しむといったこともできるでしょう。

小道に沿ったイルミネーションを楽しむ

庭の小道の両脇に埋め込みライトを等間隔で設置すれば、小道に沿った形でのライティングを楽しめます。夜に庭に出る時には足元を明るく照らすので安心です。

また夜に屋内から庭を見た時に、小道に沿った形の光の流れがイルミネーションのように綺麗に見えます。非日常的な雰囲気を楽しむことができるでしょう。

小道を照らすライトにはスポットライトなどもありますが、埋め込みライトはフラットなのでデザインの邪魔をしません。

敷石やレンガなどで作った小道の雰囲気を壊すことなく照らすことができます。

まとめ

埋め込みライトは設置が簡単なので手軽に利用できる外構ライトであることがわかります。

また庭で使用する場合にも、活用方法はいろいろとあるのでデザインを考えるのも楽しいものです。

手軽に庭をライトアップしたいという方は、この埋め込みライトを活用してみてはいかがでしょうか。

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