ガーデニングは外構工事の中でも特に施主の好みが現れるものです。そしてそのガーデニングづくりに欠かせない素材が『石』です。石といってもその種類は実に多くあります。
そこで、ガーデニングに取り入れたいおすすめの石を今回は4つご紹介します。
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////ガーデニングで役立つ!おすすめの石の使い方
まずはガーデニングで石をどのように使うのかを考えてみましょう。
ガーデニングとは?
ガーデニングは家庭で行う園芸や造園のことです。場所は庭に限らずベランダや柵の装飾などでも行えます。ただし、庭造りの一環となるのが共通点と言えます。
植物を植えて庭造りを楽しむことになりますが、その種類は花のほかにハーブや野菜なども含まれます。ほかに使用する外構素材として石や砂利、芝生やコンクリートなどがあります。
ガーデニングづくりを楽しむ要素としては、植物を育てることと外構のデザインを楽しむことなどが挙げられます。また庭の雰囲気をどのようにデザインするのかによって、選ぶべき植物や石などの種類が変わります。
その組み合わせるをどのようにするのかも、ガーデニングの楽しみと言えるでしょう。
ガーデニングで石を使う場所はどこ?
まずはガーデニングで必要な『花壇』で石を使えます。花壇は植物を植える場所ですが、庭にそのまま植えてしまうと、歩くスペースなどとの境界がなくなります。
そこで植物を植えるスペースを区別するため、花壇をつくります。その境界に使用する外構素材のひとつが、石というわけです。
使用する石によってもデザインは異なりますが、たとえば板状の『鉄平石』などを積み重ねる『小端積み』といった手法を使うことで、見た目にもおしゃれに造ることができます。
あるいはその花壇のほかに、歩くスペースとなる『小道』をつくるのにも石が役立ちます。
小道は石のほかにもレンガなどいろんな素材でつくれますが、日本庭園のような雰囲気にするのであれば石がおすすめです。
あるいはヨーロピアンテイストにしたい時、あるいは北欧調にしたい時にも、石の選び方ひとつで雰囲気を出すことが可能です。
置き方も使用する石の種類に応じて、さまざまなデザインにすることができます。庭に小道として石を敷くことを『ペイビング』と呼びます。
ペイビングにはいろんな表現方法があります。たとえば大きな石と小さな石、さらに砂利を組み合わせることで、古民家の雰囲気を生み出せます。そこにもみじやつつじといった植物に加えて、ガーデニングで楽しめる植物を選ぶとよいでしょう。
ガーデニングで石を使う際に知っておきたい注意点
ガーデニングで使用する石を選ぶためには、まずどのような設計とするのかイメージすることが大切です。その雰囲気に応じて、選ぶべき石が決まるからです。
ガーデニングは庭によって植物を植える場所も限定されることがあります。日当たりを考えて位置を考え、どうしても日陰に花壇をつくるとなればそれに合う植物を選びます。
続いて庭の雰囲気をどのようにするのかを考えます。和風にするのか、あるいは洋風にするのかによって、使う石の種類は変わります。和風であれば、『景石』を置くとより雰囲気が増すでしょう。
石の色も雰囲気を大きく左右します。白と黒で統一すれば、モダンな雰囲気になります。アースカラーを使えば北欧調のナチュラルな雰囲気になるでしょう。
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////ガーデニングで取り入れたいおすすめの石4つ
それではガーデニングで取り入れたい、おすすめの石をご紹介します。
ピンコロ石
立方体などの四角形となる石です。素材は御影石などさまざまですが、価格の安さから需要の多い石と言えます。費用を抑えたい時におすすめです。
ヨーロッパでは石畳や歩道としてよく使用されますが、ガーデニングでも同じように小道などのアプローチで使用されます。
ピンコロ石はその四角い形状から、花壇や小道などガーデニングで必要とするあらゆる場所に使用できます。さらに和風・洋風ともに演出できるのも特徴です。
花壇をつくる際のピンコロ石の積み方ですが、重ね合わせる際の目地を固めるセメントを用意します。
セメントは砂3に対して1ほどの量を混ぜ合わせてモルタルを作ります。そしてピンコロ石を積み上げる土台にモルタルを敷き、その上にピンコロ石を並べて、ハンマーなどを使い高さを合わせていきます。
そしてそのピンコロ石同士の間に作って隙間である目地にモルタルを詰めれば、ピンコロ石を固定させることができます。
あとは揃えたピンコロ石の上にモルタルを敷いて、同じようにピンコロ石を置いていきます。
この目地にモルタルを埋める際に、モルタルが乾く前に土を被せると苔が生えるようになります。これを活用すれば、花壇をおしゃれなデザインにできるでしょう。
ほかにピンコロ石を敷き詰めることで、小道をつくることもできます。この場合にはまず整地が必要なので、下地処理をしておきます。
ステップストーン
ガーデニングの小道づくりに使える平らな石です。一般的には平らに形成されていますが、丸型や楕円形などの自然石を使うこともあります。
ステップストーンはそのまま置くこともできます。ガーデニングの中で歩く歩幅に合わせて、小道にしたい場所に置くだけでもよいでしょう。
周りに砂利を敷いているのであればそのままでも大丈夫ですが、あらたに砂利を敷くのであれば下地処理が必要です。雑草が生えないように、防草シートを敷いた上から砂利を敷き詰め、ステップストーンを置いていきます。
敷石(天然石)
敷石も小道づくりには欠かせない素材です。種類が豊富なので、どれを選ぶのかによって雰囲気がかなり変わります。
まず敷石としてメジャーなのが、御影石です。水に強く掃除がしやすい点も魅力と言えます。
御影石にはノミ切り加工によるものと、機械加工したものがあります。機械加工は表面が綺麗ですが、ノミ切り加工は断面がデコボコしています。
洋風に仕上げるならば機械加工がおすすめですが、和風に仕上げるならノミ切り加工がよいでしょう。
次にガーデニングでの敷地でおすすめなのが大谷石です。
大谷石は火山灰が降り積もってできた岩ですが、耐久性は低いので駐車場にはあまり向いていません。ガーデニングでの小道であれば問題ないでしょう。
風雨によって風化しやすいのも大谷石の特徴ですが、その風合いが醸し出す雰囲気を楽しめる一面もあります。
最後に敷石としておすすめしたいのが乱形石です。
天然の石材ですが、うまく組み合わせることで『乱石貼り』と呼ばれる小道やアプローチに使えます。ただしその施工は技術が必要なので、DIYは難しいかもしれません。
乱形石にはいろんな種類があり、色もさまざまです。色はおおまかに分けるとイエロー系とホワイト系、ブラック系があります。
ナチュラルな雰囲気に仕上げるならイエロー系、洋風に仕上げるならホワイト系がよいでしょう。ブラック系を使うと、モダンな雰囲気になります。
パズルストーン
パズルストーンはその名のとおり、まるでパズルを組み合わせるような形に形成された石です。ランダムな形がおしゃれなので、ガーデニングを洋風にしたい時におすすめです。
レイアウトが決まっているので、乱形石のように組み合わせをデザインする必要がない点もこの石のメリットと言えます。ただし施工に関しては業者に頼んだほうが、綺麗に仕上がると思います。
////まとめ
ガーデニングに使用できる石には実にさまざまな種類があることがわかります。どれを選ぶのかによって、雰囲気もかなり変わります。
まずはガーデニングの雰囲気をどのようにするのか、その設計に合わせて選ぶとよいでしょう。
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